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【Web版】怨獄の薔薇姫 政治の都合で殺されましたが最強のアンデッドとして蘇りました 作者:霧崎 雀@作家系バ美肉YouTuber

第四部A 薔薇姫の呼び声編

252/252

[4a-48] 巨竜の身中にて

 ケーニス帝国、帝都エテルグランゼ。


 謁見の間は、広大な王宮の全体から見ると、意外なほど正門に近い場所にある。

 この部屋は列強五大国の全ての王宮の中で(ファライーヤ共和国にはそもそも王宮が無いが)最も大きな謁見の間であると宣伝されており、それは実際事実だった。

 5000人が同時に叩頭できるという広大な空間は深紅と黄金の色。装飾タイルや壁掛け、高すぎる天井に描かれた竜の絵などで全く隙間無く飾り立てられている。


 謁見の間の最奥は、祭壇か、あるいは二段のピラミッドの如く高くなっていた。

 その『上段』には玉座があり、皇帝と最側近のみ上がることができる。

 『中段』の使われ方は場合によりけりだ。『下段』に大勢を集める時は取り巻きとして『中段』に高官が居並ぶ場合もあるし、平民がいない官による小規模な謁見の場合は『下段』を用いずここで叩頭させる場合もある。丁度今のように。


「面を上げよ」


 深紅の敷物の上に伏せていたキャサリンは、階段上からの声を受けて顔を上げた。


 玉座に在るはケーニス帝国皇帝・竜淵。

 板を渡したような独特の王冠と、星図や聖なる生き物を描いた装束を身につけた彼は、あまり上背は無く華奢な方だ。

 歳は確かそろそろ三十ほどだったはずだが、それよりも大分若く見えた。


 段上の玉座より見下ろす彼は、拡声の魔法無しでもこの広大な謁見の間の隅々まで響きそうな、矢のようによく通る声でキャサリンに呼びかける。


「キャサリン・アークライト……いや、『キャサリン・マルガレータ・キーリー』と言うべきかな?」

「今の私が『キーリー』の家名を名乗ることには差し障りがございます」

「では、アークライトよ。よくぞ参った。

 我が帝国は広大な版図と、億にも届くほどの民を抱えている。

 その中には、凡骨共には及びもつかぬほど秀でた者らが、数えきれぬほど存在するのだ。

 だが、その中で冬黎は国内より人を募るのではなしに、我が右腕たる星環の名の下に貴様を遠き地より招聘した。その意味を噛みしめ、励めよ」

「はい……」


 冬黎は死んだ。

 ルネの作り出した異界から逃げ出すこと叶わず、帝国の土を踏んだのは結局キャサリンとウィルフレッドの二人だけだった。


 しかし、それでもキャサリンはここに居る。

 “怨獄の薔薇姫”対策の要であったという冬黎が死んだ今、キャサリンの果たすべき役割は更に大きくなったと言うべきだろう。

 ジレシュハタール連邦とケーニス帝国を結ぶという意味でも存在理由は大きい。


 ルネを全く止めようがない状態では、ルネも世界も、ただ壊れていくだけだ。だからこそ何らかの手立てが必要で、それができるのはキャサリンを置いて他に無い。

 そう思ったからこそキャサリンはここに居る。そして……


「余の下でケーニス帝国は地上の全てを手に入れる。

 その妨げになるものであれば、人も魔物も無く、男も女も無く、戦士も学者も無く、貴族も隠者も無く、余はこれを排す。

 ……貴様はそのための剣となれ」

「恐れながら。大海も及ばぬほどの血と涙を流し、渦巻く怨嗟の満ちる上に何を築けましょう」


 竜淵の言葉に対するキャサリンの抗弁に、一瞬、静寂。

 それは、よりによって皇帝への口答えというあり得ざる事態に、何が起こったのか官僚たちが理解するまで掛かった時間だった。


「無礼なるぞ!」

「なんという……!」


 怒号とどよめきと呻きの公約数みたいな声が上がる。


「控えよ」

「はっ……」


 血相を変えて怒鳴った官僚を、竜淵は自ら制した。

 そして深淵のように神秘的に昏い黒目で、キャサリンを睨め付けた。


 足音。


 キャサリンは、息を呑む。

 悠然と玉座に腰掛けていたはずの竜淵が、まるで階段を流れ下ったかのように瞬時に、キャサリンのすぐ目の前に居たからだ。


「申せ。いかなる不服があるか」


 宝石で柄を装飾した、星のように輝く刃の宝剣を、竜淵はいつの間にか抜いていた。

 冷たいものがキャサリンの顎に触れ、顔を持ち上げる。

 竜淵とキャサリンの目が合った。切っ先が喉に触れていた。


「あまりにも多くのものが踏み躙られております。

 家を失った者があります。畑を失った者があります。

 夫を失った妻が、妻を失った夫が、子を失った親が、親を失った子が……

 彼らの悲しみと痛みを想ったことがございますか。

 その上にいかなる偉業を成し遂げようと……それは次なる悲劇の端緒としかならないことでしょう」


 その言葉はキャサリン自身が驚くほどに月並みだった。そして竜淵はキャサリンの言葉如きで左右されるような輩ではなかろう。

 だとしてもキャサリンはそれを言わなければならない。

 命懸けの諫言に彼が何を思い何を為すか、だ。竜淵と言葉を交わせる千載一遇の機会に、爪痕を残さなければならない。あるいは、竜淵の器を問わなければならない。


 そのために己が死ぬかも知れないという事さえ、必要なリスクだった。竜淵がキャサリンの言葉を聞き入れず、仮にこの場で無礼討ちにするのであれば、所詮全ては最初から終わっていたのだ。


「貴様は死を恐れぬか」


 心を見透かしたかのように竜淵は問う。


「…………人並みに、恐ろしいと思っております」

「嘘を申すな。ここで凡人の皮を被る必要は無い」


 目的を果たせぬままに死ぬのは、怖いし、無念だ。

 しかしキャサリンにとって死の恐怖とは、そういうものだった。

 竜淵は口の端を吊り上げて笑った。


「剣を向けて分かった。貴様は己の死を知る者の目をしておるな」

「死を?」

「戦場で死線をくぐった戦士はしばしばそうなる。肝の据わり方が違うのよ。

 こればかりは訓練では如何様にもならぬ」


 竜淵は剣を引き、鞘に収めると、トンと後方に弾んだ。

 軽く跳ねただけに思えたのに、彼は階段をすっ飛ばし、謁見の間の『上段』にある玉座に収まっていた。何気ない動作だが目の前で見ていたキャサリンさえ手品に思えたほどだ。


「"怨獄の薔薇姫"。あれが、貴様にとっての死か」


 降ってくる問いに、キャサリンは無言。


 そういう物の見方をするのであれば、ある種妥当な解釈ではあろうと思った。

 ルネとの関係を単純な言葉で表現することは憚られたので、キャサリンはそれを肯定も否定もしなかったが。


「ふ、ふふ、くくく……」

「主上?」


 無言の返答に竜淵は、肩をふるわせて押し殺した笑い声を上げる。

 傍らの大将軍・星環が声を掛けるが、竜淵はそれも聞いていない様子だった。


「ああ……良いぞ。面白い。実に良い。

 ようやく貴様に興味が湧いた」


 竜が顎門を開いたかのように。

 冷徹な支配者の威厳のみを漂わせていた竜淵の顔に、初めてキャサリンは熱を見た。


「何を築けるか、と申したな? 絶対の秩序だ。

 力を持つ国がこれだけ地上にひしめいている故に、かように人は相争う。その最中に死する者あり、飢える者もある。

 余も、無為に人が死に惨禍に見舞われる様を見て、これを良しとはせぬ。

 だがいかなる争いも絶対なる力と秩序によって収められ、誰もが頭を垂れるべき相手を知れば、この世に流れる血と涙は見違えるほどに減ろう」

「ですが、それは人が人を支配する形が変わるだけではありませんか。

 秩序を形作るのが人である以上、やがてそれは腐敗します。絶対の秩序は、制御できぬ絶対の破局を招きましょう」

「さもあろう。だがそれは腐敗する秩序しか築けなかった先人の経験則に過ぎぬ。

 余は、挑みたい。

 綻び無き恒久絶対の秩序を築き上げる大事業に。

 これは、謂わば、手前勝手な夢よ」


 竜淵は、それを『目標』ではなく『夢』と呼んだ。

 彼は、自分にならできると自惚れているわけではない。だとしても追わずにいられないからこそ、それは『夢』なのだと。


「なれば私は、その夢を阻む敵にございますか」

いな


 竜淵は手を広げ、周囲に控える高官たちを見回す。

 強大な帝国の舵取りをする彼らは、キャサリンが軽く情報を拾い集めただけでもそれと分かるほどに、傑出した能力を持つ政治家たちだ。


「誰もが夢を追うている。貴様は、さて、問うまでも無かろうな。

 この場に居る者らも、余と同じ夢を見ているとは保証できぬが、そうであろうとも構わぬ!

 全てを呑み下し束ねる器なくして、余は皇帝たりえぬわ!」


 竜淵は喝破する。

 星環は細く長い指を胸に当てて瞑目し、午照は密かに拳を握りしめていた。


 竜淵はキャサリンの想いを知り、それを許容した。

 彼はきっと変わらない。だが、キャサリンは踏みとどまって食い下がるより他に無く……竜淵はそれを、許した。

 キャサリンにとって勝利でもあり敗北でもあった。


「……行く先に如何なる理想郷があろうと、踏み躙られ、ここで終わる者たちにはそれが全てなのです」

「なれば余のもとで、貴様がそれを救ってみよ。

 余は省みぬ。そして許しも請わぬ。しかして貴様が有能な剣であれば譲歩はしよう」


 その言葉に、きっと、嘘は無い。

 竜淵というものの在り方をキャサリンは掴みかけていた。

 なるほど、彼はこの強大な帝国の支配者たり得る化け物だ。


 シャーン、と合図の鈴が鳴る。

 皇帝の入場と退場に際して、謁見する者らは叩頭せねばならないのだ。

 帝国の官服に袖を通したキャサリンは、炎を呑んで頭を垂れる。


「余に仕えたこと、後悔だけはせぬであろうよ。

 余の夢と貴様の夢が交わることを祈ろうぞ」


 最後の言葉は、ズルく思えるほど掛け値無しの純粋な響きだった。

 広大な謁見の間に響く靴音は、そして、徐々に遠ざかっていった。

 ここまでお読みくださいましてありがとうございます!

 第四部A『薔薇姫の呼び声編』はこれにて終了です。

 第四部B『赤薔薇の予告状編』(仮称)は秋ぐらいに開始予定です。

 ちょっと諸々立て込んでいるのと、新作の執筆を予定しているのと、第四部B開始前にちゃんとプロットを詰めておきたいので、2ヶ月くらい? 更新のお休みを頂きます。お待たせしてしまいまして申し訳ありませんが、サボってるわけじゃないですんでどうかご了承ください。

 あともしかしたら第四部Bの前にちょっとした小話挟むかも。


第四部B 予告

 予算の枯渇が見えてきた『プロジェクト・C』。

 しかし、金が無いなら奪えばよろしい。

 パンゲア最大の商業国家ファライーヤ共和国を標的に、シエル=テイラ亡国の存亡を賭けた全編4Kの大犯罪計画が幕を開ける!


さらなる予告

 第五部は『領土再征服編』です。

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