長野の国道19号 きょうから片側交互通行 全面開通に「相当な時間」

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 国土交通省長野国道事務所(長野市)は13日、長野市篠ノ井小松原で起きた地滑りのため全面通行止めとなっていた国道19号について、14日以降は午前6時~午後9時の間、片側交互通行にすると発表した。現場が通行できるようになるのは、地滑りが起きた6日以来。朝夕を中心に渋滞が起きる可能性がある他、上下線とも通れる全面開通には、地滑り箇所を安定させる対策工事が必要で「相当な時間がかかる」としている。

 片側交互通行となるのは、犬戻トンネル内から西へ約300メートルの区間。地滑り箇所の動きを計測する伸縮計で1時間当たり2ミリ以上の変化が生じた場合や、近くの雨量計で時間降水量20ミリや連続雨量80ミリを超えた場合は全面通行止めとする。午後9時から翌日午前6時までの間は、路線バスや救急車などの緊急車両以外は通行できない。

 地滑りの発生後、県は現場付近の地下水を抜き、土の中の水分量が低下。現場の地盤の動きは「ほぼ沈静化した」(長野国道事務所)という。同事務所は土砂が国道に流れ込むのを防ぐ防護壁を設置。この日、市内で専門家らによる対策検討委員会を非公開で開き、意見を聞いた上で片側交互通行を決めたとした。

 同事務所の畦地(あぜち)拓也副所長は、片側交互通行になると、渋滞が予想されるとして「利用者には迂回路(うかいろ)の利用もお願いしたい」と呼び掛けた。一方、県による地滑り対策の本格復旧工事には数年かかるとし、全面開通も「現段階では見通せない」とした。

 地滑りは6日、国道南側にあるリサイクル・廃棄物処理会社工場の東側で発生。幅180メートル、長さ240メートルの範囲で土砂約40万立方メートルが流出し、工場のプレハブ1棟が一部壊れるなどした。土砂が流出する危険から、国道が全面通行止めとなった。

国道19号(右下)の付近で幅180メートル、長さ240メートルにわたって発生した地滑りの現場=6日、長野市(長野国道事務所提供)

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