突如「じゃあ、辞めます」
「『当該女性とは結婚する予定はない』という表現ではどうでしょうか」
そう言う安藤氏に、京都府連会長の西田昌司参院議員が詰め寄った。
「予定という表現にこだわるのは、将来的には結婚の可能性があるからなのか」
将来のことはわからない、と言葉を濁す安藤氏。府連幹部はこう口を揃えた。
「それでは支援者に説明がつかず、事実上、不倫を認めたことになる。我々も次の選挙で応援できない」
そうした中、安藤氏は6月20日、突如としてこう漏らしたのだった。
「じゃあ、辞めます」
関係者一同、呆れるしかなかったという……。
不倫の事実は? 大奈氏に聞いてみると…
大奈氏に聞いた。
――不倫関係にあった?
「絶対ない。私の仕事は安藤先生に限らず、いろんな男性とご飯食べます。お台場のホテルには先生は泊まってない。私は息子の用事で上京し、先生が東京案内をして、ホテルに送ってくれただけ」
――別居と安藤氏と親密になった時期が同じでは?
「それはね……偶然っていうのがあるのでね」
――大奈さんの部屋に安藤氏が住んでいた?
「私の事務所をお貸しした。ボイストレーニングの仕事などのために借りたが、コロナ禍で維持が大変に。先生に話したら新しい地元事務所に通うのに便利なマンションを探してて、ちょうどいいと。旦那も『ええやん』っていってくれた」
一方の安藤氏はこう語る。
「不倫はないので、結婚する予定もない。ただ、文書に彼女の名前を書くと表に出てしまうと思った。相手とその家族に迷惑がかかる」
そんな理由で政界を引退する安藤氏。地元支援者の「目を覚まして」という声が空しく響くのだった。