米Microsoftは7月12日(現地時間)、ネットのリスク管理ツールを手掛ける米RiskIQを買収することで合意したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていないが、米Bloombergは総額は5億ドル以上と報じた。
RiskIQは2009年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。MicrosoftのAWSを含むクラウドサービスやオンプレミスサーバなどに対するサイバー攻撃に対処するための情報を収集する管理ツールと脅威インテリジェンスを提供する。Box、米郵政公社、BMW、Facebook、American Expressなどが顧客だ。
Microsoftは公式ブログで「RiskIQは強力な顧客ベースとセキュリティ専門家のコミュニティを構築しており、今後もサポートを続けていく。RiskIQの技術とチームはMicrosoftおよびRiskIQの顧客に最適なサービスを提供するために、Microsoftのセキュリティポートフォリオに追加される」と語った。
米企業や政府機関に対するサイバー攻撃が急増する中、MicrosoftのWindowsの脆弱性がランサムウェア攻撃に悪用されたり、Exchange Serverの脆弱性を悪用する攻撃が拡散されたりした。
「RiskIQの買収で、顧客のデジタル資産をサイバー脅威の増大から守るという使命を継続する」(Microsoft)
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