「嫌だ」と向き合うのって、すごく勇気がいることですよね。
人は、「嫌だ!」とか「怖い!」などの感情からは、逃げたいと思うものです。
でも、その感情って、
どこからきているか? だったり、
どんなふうに現実に表れているか? だったりは、
本当に人それぞれで、奥深いものだなあ~~なんて、感じていたりします。
「ねこだっていろいろあります」(by ぎんちゃん)
こんにちは。スタッフちづです
今日は、執着取りを続けておられるRさんのセッションでした。
少し間が空いて、今回久しぶりのご予約だったそうです
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「新しい仕事を探さないといけないんですけど…」
→ほんとは前からずっと、仕事を探さないといけないと思いつつ、ずるずると動き出せなかった現状がある。
そろそろ、焦らないといけないくらいになってきたけど、まだ、動き出したくない…。
そこで、何が問題か、自分で考えてみました。
とのこと。
うんうん。
目標に向かっていこうと行動していく時に、いったい自分はどこで引っかかっているのか?
ということを自分で分析してみるのは、すごく大切なことです
「失敗したら怒られる、というのが自分の中に染み付いていて、怒られる、強く言われると、攻撃されたと思ってフリーズしちゃうんです。それで、すっごくオドオドしちゃう……それがまた相手をイラつかせて、裏目に出て、さらに怒られてしまう……」
・失敗したら怒られる
・強く言われる
→攻撃された
→フリーズしちゃう
・オドオドしちゃう
→おどおどするのが裏目に出て、悪循環
こんなキーワードが出てきました。
オドオドすると強く言われて、強く言われるとオドオドしてしまうの悪循環。
それはそもそも、自分が失敗を恐れているから。
失敗を恐れているのは、強く言われるから…。よく深堀りできています。
執着取りは、慣れてくると、こうして、自分で問題を冷静に掘り下げていくことができてきます。
その方が、「自分でもわけがわからないけど、とにかくやばい!!」みたいな状態よりは、執着を手放しやすくなってきます
もちろん、「自分でもわけが分からないけど、とにかくやばい!!」みたいな時でも、
担当のスタッフと一緒に掘り下げて、問題を見える化していくことができます。
では、今日は、オドオドする、から向き合っていきましょう。
オドオドしてしまう、のは、Rさんにとって、何が問題ですか?
問いかけて、出てきたのは、以下のような問題点です。
箇条書きにすると、わかりやすいですね。
■オドオドしちゃう
・相手をイラつかせる
・意識がそこから進まなくなる
・パニックになる
・泣きそうになる
→泣いちゃだめ
→相手の話が聞けなくなる
→情けない
・恥ずかしい
では、まず、「相手をイラつかせる」から取ります。
・相手をイラつかせると?
怖い、パニック、どうしたらいいの…など、感情があまり出てこなくて、途中でとまってしまいました。
「どうしたらいいの?」は、感情ではなくて思考なので、
こんなふうに思考が出てきた場合は、そこからさらに細分化していきます。
では、相手にどうして欲しい(または、自分はどうしたい)、と思いますか?
・要求を穏やかに伝えて欲しい
・攻撃しないでほしい
・相手の不機嫌さをリカバリーしなきゃ!
などが出てきましたので、これも、ひとつずつ取っていく項目です。
まずは、相手の不機嫌さをリカバリーしなきゃいけない!という強迫観念を取っていきます。
「相手の不機嫌さをリカバリーできないと?」で、出てきた最悪な感情は以下の通り。
・・・怖い、悲しい、逃げたい、情けない・・・
これらを感じつくして、反対の理想の感情を手放します。
理想の状態は、リカバリーできたら?
・・・ 嬉しい、安心、ほっとする、よかった・・・
いい感情は手放します。
すると、Rさんは、途中であることに気が付かれた様子です。
「怖いに向き合いたくない、怖いに向き合うのが怖い」が出てきました。。。
いいことに気が付きましたね。
エゴ(執着)を取るときに邪魔をしてくる感情や感覚は、先に取っておくほうが、あとあとスムーズに進めることができますので、先に取りましょう。
と、いうわけで、「怖いに向き合い続けないといけないと?」というテーマを設定しなおし、「怖い」に向き合いたくないという執着を取っていきます。
「怖い、は消えたけど、嫌、が出てきました」
「あれ…「嫌」を、感じつくせません…」
ここで、Rさんは、ご自分で、とある経験を思い出したようで、大切な思い出をお話ししてくださいました。
「子供の頃、厳しい親に育てられていて、ずっと「嫌だ」と言えなかったんです。。」
大きいことも小さいことも、嫌、とは言えずに、行動は親御さんの言う通りにしていたけれど、
心で思った「嫌」だけは、絶対に譲らない、これが私の気持ちだ、と思って生きてきた。
だから、嫌、を消せない。(消したくない、と、無意識に思ってしまっている)
ですが、今、その「嫌」を手放したくない、という子供のころの自分の思いが、
今の自分が自由に行動することを妨げている、というふうにも感じている、とのこと。
「いつもこういうところでつまづいて、心理のカウンセリングとかにもかかったんですけど、私は日常生活が問題なく送れてるので、いつも、気のせいでしょう、大丈夫だよ、で終わってしまうんですよね…」
きっと、小さい頃から、「自分」を守るための防波堤として、「この嫌を絶対に譲らない、手放さない」という気持ちがあったんだと思います。
Rさんの場合は、行動はできていた(譲っていた)ので、ベルトコンベアに乗ってる間はスムーズだけど、
環境が変化して、自分で選択し、決断して、自力で歩かないといけない時、
例えば今のように転職をしなければならなくなった時とかに、
不具合(嫌!)が出てくるんでしょうね。
「本当にそうだと思います…」
この後、Rさんは、「嫌!を手放したくない」というご自身の幼いころの執着としっかり向き合い、クリアにし、
そのあと、「怖い!と向き合いたくない」という執着を手放すことができました。
今回向き合ったのは、こじれてしまっていた原因の部分の執着だったので、ちょっとややこしかったし、重たい部分だったかと思います。
が、しっかりクリアにできたので、よかった!
お疲れさまでした!!
これで、「オドオドしてしまう」という執着とも、しっかり向き合えるようになっていくと思います。
執着取りは、ほんと、心の筋トレですね。
こうして、一つずつ、自分の中の問題をクリアにしていくことで、「願いをかなえる力」が付いてきます。
理想の転職に向けて、引き続き、しっかりやっていきましょうね!!
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