また一般読者だけでなく、『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』の作者・理不尽な孫の手や『スクラップド・プリンセス』の榊一郎など、ライトノベル作家たちも騒動に言及。業界内外で激しい議論が行われている。
問題は編集部の対応にあり?
炎上を受け、『月刊ドラゴンエイジ』編集部は6月28日に謝罪文を公開。打ち切りが発表されたが、その中には「特定の作品を貶める意図があると認められるだけの行き過ぎた展開がある」といった内容が問題点として記されていた。
しかし本来、漫画は作家1人で作り上げるものではなく、編集部との二人三脚で作り上げていくもの。どこまで企画内容に関与していたかは不明だが、なろう系の皮肉的パロディーという方向性は確実に認識していたはずだ。まるで他人事のような対応をめぐって、ネット上では《編集部は何やってたんですかね?》《連載中止にするなら、なぜ企画の立ち上げ時に止めなかった? 連載スタートしたなら最後まで全方位に喧嘩売りまくれよ》《漫画家を守らない編集部なんだなあという感想》といったツッコミが殺到している。
今回は炎上したものの、パロディー自体は決して悪いことではない。むしろ批判的なパロディーによって、そのジャンルが抱えている問題点が浮き彫りとなり、文化として成熟していくことが期待できる。編集部は作品を全否定するのではなく、尖った表現として擁護するスタンスをとるべきだったのではないだろうか。十全なサポートがあれば、同作が伝説の作品になっていたかもしれないと思うと、何とも残念な結果だ…。
文=「まいじつエンタ」編集部
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