母子殺害事件の控訴審 元警察官側が無罪主張し結審

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福岡2021.07.09 19:17

2017年に福岡県小郡市で妻子3人を殺害したとして1審で死刑判決を受けた元警察官の控訴審が開かれ弁護側があらためて無罪を主張し結審しました。

元福岡県警・巡査部長の中田充被告(42)は2017年6月、小郡市の自宅で、妻と2人の子どもの首を絞めるなどして殺害した罪に問われています。

1審の福岡地裁はおととし求刑通り死刑を言い渡しましたが弁護側は即日控訴していました。

9日の控訴審で弁護側は遺体の反応から中田被告が出勤したあとに妻子3人が亡くなった可能性もあるとし、第三者による殺害も考慮すべきと無罪を主張。

1審での死刑判決については慎重な事実認定が必要であると指摘しました。

一方、検察側は3人は中田被告の出勤前に亡くなったとした医師の判断に不合理な点はないとして控訴棄却を求めました。判決はことし9月に言い渡される予定です。

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