2016/06/12
腕時計
カシオのW-78です。
2016年6月4日にフリーマーケットで200円で買いました。
液晶表示がない不動状態でした。
電池を入れれば動くのか、故障しているのか分かりません。
とりあえずクリーニングして電池を入れてみます。
クリーニング前。とても汚い。

裏蓋

純正のベルト

INDONESIA。
CHINA版もあるそうです。

クリーニング前

一吹きでこの汚れ

綺麗になりました

ベルトの裏 286 F5

事前の調べで電池はCR2016だとわかりました。
100円ショップでも買えるのでありがたいです。

裏蓋オープン

クッションが貼り付けられていました。
金色の細い金具は曲がりやすいので注意してください。

見えにくいですがボタンの上に接点プレートが乗ってしまっています。
ボタンのお尻に接点プレートが接触しているのが正しい状態です。
落としてしまったかボタンを押しているうちにズレてしまったのかもしれません。
ボタンが利かなくなって故障したと勘違いした前のオーナーは電池交換をせずに処分したのかもしれません。

アップにした画像。上に接点プレートが乗ってしまっています。

パッキンはここをめくればとれます

パッキンが外れました。

ムーブメントはここ(5時の方向、電池カバーの留め具のあるところ)から精密ドライバーを差し込んでテコの原理を使って取り出します(写真はパッキンが付いていますが手順を間違えていたときに撮影したものなので実際に作業をする際は先にパッキンを外してください)

電池カバーはここを外せばフリーになります。4か所あります。

液晶側から精密ドライバーで軽くこじれ外れます

電池カバー留めをフリーにしたのですが、どうやってもムーブメントと電池カバーが分離できませんでした。
よく見ると両面テープで留められていました。

ムーブメントを傷めないようにソロリソロリと分離しました

分離

電池中央の丸は裏蓋に張り付けられていたクッションの糊の跡です

新品の電池を入れると

復活しました

ブロワーで風防の内側の埃を除去

ムーブメントをケースに戻す際は右側のボタン(START・STOP)のほうから入れないとうまい具合に入りませんでした。
ボタンと接点を合わせながらパソコンのメモリーのように斜め45度から押し込むとうまい具合に入りました。
LAP・RESETとMODEのほうは後からでも精密ドライバー(マイナス)でこじれば入りました。
この作業がとても面倒でした。イライラせずにゆっくりと正確に作業してください。

パッキンにシリコングリスを塗布して元の位置に戻しました。
パッキンの裏表と角度はブログの最初のほうの写真を参考にしてください。

裏蓋のネジを締めているとネジが1本足りないことに気が付きました。
焦りながらもあちこち調べると電池の裏に張り付いていました。
両面テープの糊が犯人でした。

ネジを締めます

文字盤のライトはこんな感じ。
チープな感じがいい感じです。

作業終了
