アフターコロナ 無くなってしまったモノばかりではない
横浜市栄区にあるゴルフ練習場・第百ゴルフクラブ場内で、コロナの渦中で無くなったモノ。おしぼりとクラブ拭きサービス(昨年末にサービス卒業)、ハンドドライヤー、新聞・雑誌の設置、ゴミ箱、打席テーブル、ティールーム全28席、テナントゴルフショップ。今まで当たり前にあった多くのモノ・コト・意識が無くなった。
ゴミ箱を無くしたため、使用済みのマスク、ティッシュ、バンドエイドはもちろんご自身のゴミはお持ち帰りをお願いしているが、お客様のご理解9割に感謝。
逆に増えたモノ・コトは、非接触型手指アルコール除菌剤、靴裏消毒マット、スタッフのマスク・手袋着用、非接触型体温計、AI検温モニター、マスク姿、オリジナルネーム入りタッチペン販売、17時頃からの来場者数、そしてスタッフの新しい取り組みへの更なるチャレンジ精神と学び。
第百ゴルフクラブでは少し先の未来の変化にも対応できる意識を持って「チャレンジ」が続いている。
40日間のコロナによる臨時休業中は、プロスタッフのワンポイント動画配信、スクール生とのzoomミーティングを開催し、初夏に向けて練習場配信eラーニング(オンラインサイト)を開設する。
YouTubeでは有名なプロをはじめ、多くのゴルフレッスン動画が配信されているが、幅広いスキル層を対象にゴルフ練習場ならではの内容を予定している。
5人のティーチングプロは猛勉強中。目論見は、コロナ2波、3波の流行に備えて、台風や大雪、フィールド工事などによる致し方ないクローズに備え、また、プロスタッフの収入確保も意識し、時代に合わせたレッスンの形の基礎を作っておきたいと考えている。
69歳のベテランプロより「配信に向けて今回改めてルール等含めいろいろ確認したら、思い違いがかなりあった。勉強し直して良かったよ。大変だけど、仕事させるのが上手いね」と言われた。これは嫌味?いえ!「褒めてくれてありがとう!」です。
YouTubeを使いワンポイントレッスンの無料生LIVE配信にもチャレンジ。今回は「徹底的にコミュニケーション重視」でレッスンをしている35歳プロスタッフが担当し、生中継で3大お悩み(スライス、ダフリ、女性に多い番手を変えても距離が変わらない)解決レッスンを行う。同じような悩みを持つ当練習場のスタッフがレッスンを受ける形とし、後半は視聴者から送られてくるチャットから悩みをピックアップ、ワンポイントでお答えする。
リーダーシップをとっている私も「食生活アドバイザー」の資格を取得し、免疫力アップ、体作りのための食の大切さをeラーニングコンテンツに、そして心の豊かさを目的に、スタッフによる折り紙や押し花などのコンテンツも制作予定(Daihyaku文化部をサイトで復活!)。ファミリーでゴルフ練習場のeラーニングサイトをご利用いただけるよう制作していきたい。アフターコロナ、無くなってしまったモノばかりではない。
チャレンジと学びは一生続く!
この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2020年7月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。