鉛筆をカジカジしながら頭を抱えているひかりさん。
「じぶんでやるんだから、ほっといて!」なんて、
生意気な口調で言った割には、なかなか進まない宿題
です。
目の前のプリントには、①杖をついたおばあさん
②盆栽を持ったおじいさん ③「おかあさーん」と呼
んでいるこども ④洗濯物をたたみながら「はーい」
と振り返るおかあさん ⑤子どもの頭をなでるおとう
さん
以上5人のイラストが描いてあって「えをみてかきま
しょう」という、平仮名を書かせる問題です。
打てば響く子なら、秒で分かるはず。
何を悩んでいるのか、うんうんと書いては消し、書い
ては消し。1問目をのぞくと「お ば あ さ ん」
「いいじゃん!合ってるよー!その調子!」
「ママ、あっちいってて!」
「ハイハイ」
おばあさん、とくれば次はおじいさんじゃないの?
まあいいや。
お言葉に甘えて、義母からもらったチョコレートを
つまみながらコーヒーを飲んでいると、20分ほどして
「できたー!!」と嬉しそうに持ってきました。
① お ば あ さ ん
② ま つ の き 。
③ う れ し い
④ へ ん じ す る
⑤ い い こ 。 。
「3ばんがね、むずかしかったけど、たぶんね、ママ
がおへんじしたらうれしいのかなってかんがえたの。
ちょっとじしんない。しんぱいだなあ。」
笑いをこらえながらにじくんに見せたら、にじくんも
プハーッと吹き出し、すかさず写真に撮って、
「ひかりちゃんすごいじゃん!」と抱き上げました。
さあ、女神先生、バツにするかマルにするか?!
私の中では、スペシャル花丸なんだけどね。
ひかりちゃん、よくがんばりました