今回は、国分がセブン&アイ向けに発売するハイボール缶、スコッチウイスキーハイボールを飲んでみます。

トマーティンが手がけるブレンデッドのハイボール缶

_DSC3867_01このスコッチウイスキーハイボールとは、トマーティン蒸溜所が手がけるブレンデッドウイスキー、レジェンダリースコットを使っています。

ハイランド地方にあるトマーティン蒸溜所は、自社でシングルモルトの他、エンシェント・クラン、ビッグT、タリスマンといったブレンデッドウイスキーも手がけています。

レジェンダリースコットは、日本の輸入元である国分との間で企画された日本限定、セブン&アイ・ホールディングス向け限定のウイスキーとなっています。

レジェンダリースコットは、700mL、アルコール度数40度、980円でセブンイレブン、イトーヨーカドーなどで売られています。

それを元にしたハイボール缶は、2021年6月に新発売されました。

所詮、安酒のハイボール

ラムレーズンの香りから始まり、焼きたてのパンのような芳醇な香りが続きます。
味わいは多少の苦みがあるものの、全体的に酸味が主体になります。

元々のレジェンダリースコットは、加水すると苦みが強くなる傾向があり、ハイボールにするにしても1:4まで薄くしないと厳しいものがありましたが、このハイボール缶はアルコール度数8度ですので、レジェンダリースコットの元々の度数、40度から見ても、1:4の割合に炭酸水を加えているとわかります。
国分自身も、1:4が限界だと理解してのことでしょう。

不味いとは言わないものの、元々が1000円もしないボトルなので、値段相応のレベルでとどまっています。

<個人的評価>

  • 香り C: ラムレーズンが先立ち、イーストの香りが後へ続く。
  • 味わい C: 苦みが先に来た後、酸味が全体へ広がる。
  • 総評 C: 安いハイボール缶よりはちょっといい程度。格別にうまいとは思えない。