今回は犯罪心理学のレポートです
要約は
58歳A子さん 会社経営者の60歳の夫
裕福な家庭環境にあるが万引きがやめられない
10歳から窃盗癖がり55歳で実刑判決を受けたにも関わらず
現在も万引きを繰り返し、百貨店で万引きしているところを夫に発見され
心理カウンセリングを受ける運びとなった
A子の言い分
夫は自分の好きなことにだけしかお金を使わない私には使ってくれない
私を愛していたら使ってくれるはず
欲しいものが手に入らないから万引きするしかないの!愛してくれたら万引きは止まるはず
だから二人でカウンセリングに来た
夫の言い分
欲しいものの際限がないし実際にはそんなに自分のためだけに使っていない
この万引きする妻の病気を治したい妻が望むので一緒に受けます
生育歴
旅館に嫁いで来た母だが折り合いが悪く5歳で離婚
働きに出ていたので育児は母の祖父母が担当
たまに母と出かけるが
目の前で自分が欲しがったものを笑って万引きをする母をみて育つ
結婚後は専業主婦で休みのたびに夫と買い物をして過ごす生活
経済管理はできない
こんばんは!ニャンとワンダフルw犬と猫の占いサロンファンダリカのえびです。
犯因性リスクについてアセスメントせよ
A子さんの犯因性リスクについて以下の危険因子に基づきアセスメントを行う。
静的履歴的リスクでは
幼少期の母親の育児への無関心、5歳での両親の離婚、祖父母による育児、母親が笑顔で万引きするところを見せられていること、10代で窃盗癖があること、55歳で実刑、現在も継続して万引きを続けていることがあげられる。
動的安定的リスクでは
罪の意識の欠落、犯罪の正当化、責任の転嫁、罪悪感の欠如、愛情の欠乏と強い執着などがあげられる
急性的リスクでは
怒り、衝動性、百貨店など店舗への来店などがあげられる
以上のことから
性格的な要員としては幼少期に適切な愛情および愛情表現を受けて来なかったため、愛情に関して執着的にも愛されたいと言う欲求を強く持っていると考える。
また、母親の健全な愛情表現を受けておらず、窃盗行為が楽しいものであると言う経験をしているため罪悪感の欠乏に繋がっていると思われる
またストレスなどにより満たされない気持ちが続いた際ものを盗むことによって
精神的な欠乏が物で埋まることを無意識のうちに感じ取り喜びであると思っているようである。
実際は社会性として犯罪であることの理解はできているのだが自分の行動を正当化しているためものを盗むのは夫の愛情不足であり「愛情さえ満たされれば物を盗まなくなるだろう」と言う本人の思考は問題である。
妻にとっては愛情のない夫であるという報告だが、夫は社会的にも自立した考えてあり夫自体に問題はないだろうと感じる。
そのため再犯のリスクは高く継続したカウンセリングが必要と考える
課題2:実際に、犯罪行為の形成メカニズムや犯因性リスク、再犯防止のための可能
性についてアセスメントをするためには、課題として提示されている事例資料に記載
されている以上に情報が必要になります。
あなたが事例の心理相談室に勤める心理士としてこの事例の夫妻と面談すること
を仮定し、記載されていない情報であなたがさらに必要だと思う情報をリストアップ
しなさい。
さらに、それについて、その情報が得られた場合にそれがどのようにアセスメントに
役立つのか、情報それぞれについて記載しなさい。
再犯防止のために必要な情報は、
犯罪を行なっている具体的な環境が知ることである環境的な防止策の観点からどのような環境が衝動的な行動を抑制できるか考えるためである
百貨店でも万引きしてしまうと言うことなので、ある程度見通しも良く警備員も近くにいる状況なので本来は万引きが行いにくい環境であるにも関わらず行動しているため、対面での接客では行わないのか、どの商品に関して万引きするのかどの売り場が多いかで犯罪を抑制できる環境について考えるため
友人関係について
資料では夫と買い物に行くだけの専業主婦なので社会性をどのくらい勉強しているのか、また交友関係でのストレスの発散状況などがわかればストレスによる誘発を防いだり、ストレスや怒りなどによる衝動性をコントロールできるのではないかと考える
一般的な社会概念を学ぶため共通の趣味の会に参加してみる。
販売する側の経験をしてみることで今までは店という非人格から
自分が働くことで困る人がいると考えることもできるのではないかと考える
罪の意識について
万引きは罪である自覚はあるが、罪悪感について感じられなかったので
本人の持つ罪悪感を聞くこと
法律に違
反するからやってはいけないという理由ではなく
なぜいけないのかを学ぶ必要があるが気づいていなければ先に進めないため
治す意思について
通院すれば夫が変わるので自分の病気も治ると言う考え方を持っているので
夫が改善したらではなく自分がどれだけ変わりたいのか、やめたいのかを確認する
夫が自分の理想通りに変わることはなく、
自分が努力しなければいけないことを学んでいくため
夫婦への質問
お互いが考える愛情表現についてや大切に思っていることなどを夫も交えて
どのような行動、言動が愛情であるかのすり合わせを行いたい
現状では欲しい愛情表現が得られていないと言うことを述べているが
具体的にどのような愛情が欲しいのか確認する
夫の考える愛情表現は自立であり、すぐに離婚を考えず治療を考えていることこそが愛情であることなども理解と認知が深まればA子さんの不安も埋まるのではないかと考える
課題3:「犯罪心理学」を学ぶ意味はどこにあるか、考察しなさい。
犯罪心理学を学ぶことは
テロについて学ぶことに似ていると考える
多くの人はテロ行為について
やり方
なぜそういう心理に至ったか
なぜ普通の人がテロリストになっていくかを学ぶことは良くないと考えることが多い
犯罪やテロについて学ぶことは
犯罪率をあげ、テロリストを増やすからだと思われているが
テロを抑制するためには
テロについて学ぶ必要があるというように
何が犯罪で
何が罪なのかを学ぶことは犯罪抑制に繋がると考えている
そして
犯罪加害者の理解されにくい気持ちの理解は
再犯防止のために必要だと考える
なぜ犯罪を行いたくなるのか
がわかれば、抑制するための工夫なども見えてくるからである
以上
自分のせいじゃない
という罪の正当化は人が良く行う行為ですね。。。
そこからのさらに
自分を治すのは夫の努力により自分は治るという考え方ですね
思考の矯正って本当に難しいんですよね。。。
それにしてもいい旦那さんだと思うけどな。
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