弁護士の先生に相談しております
こんにちは。カクヨムのほう、すっかり放置しておりましてすみません。
表題の件ですが、本日、ツイッター上にて『後宮の検屍女官』が他作品のパクリであるという内容の投稿を確認いたしました。
もう、とても残念です。
まずミステリ書きの方はご存じのことだと思うので、あえて申しあげることでもないと思っていたのですが、明記しなければわかっていただけない方がいることをとても悔しく思います。
分かりやすく申しあげますと、他商業作品のトリックをパクっている! という主張らしいのですが、こちらは
当時(宋時代)の検屍教科書にそのままのっている偽装方法です!!
つまり、当時からこれは偽装としてポピュラーな手段であり、そもそも
トリックですらありません!!!
死体の検屍方法としてそのまま教科書通りですし、偽装方法も検屍官が必ず注意して見なければならない項目です。
これがパクリだというのならば、
おなじ資料を参考として書かれた『パクられ作品』と言われている物も、
教科書のパクリになってしまいます。
たくさんありますよ。平安の検屍官、江戸の検屍官もろもろ…
おわかりでしょうか?
死体の検案方法や、古代の人々が考えついた偽装方法はトリックではないですし、そもそもオリジナルのアイデアですらありません。
首つり偽装の『地蔵背負い』ですとか、ポピュラーですよね? 多くの法医学ミステリやドラマで使われていますが、これらはパクリですか?
もう一度よくお考えください。
それでも誹謗中傷が止まないようでしたら、断固たる手段をもって闘いたいと考えております。
小野はるか