渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ククサ

2016年03月04日 | open

イタリアから仕事で一時帰国したヤマハ
XSRを作った人と先の日曜日に会った。
二人で痛飲したが、まだまだ話したり
ないと思っていたら、同じ思いのメール
をいただいた。
何だかね、初対面なのにとても違和感
がなく過ごせたのよ。
何だろうなあと思っていたけど、同じ
バイク乗りというのを除いても、私が
大学時代に付き合っていた人たちと
同じ香りがすることに数日経った今、
気づいた。
私より9学年下の人だが、大学時代の
私の先輩たちと同じ雰囲気があった。
それが、初対面なのに何故かずっと
昔から知っていたかのような錯覚を
抱かせたのかもしれない。
ピュア。それである。
ひねくれてうがった見方をせずに、
物事を真っ直ぐに見つめる。
感情的にならず、理知的に思考を巡ら
す。
私が友人たちと過ごした大学時代と
同じ空気が流れた。爽やかだった。
対談した時間は8時間ほどだったが、
とても良い風がそよいでいた。ウインド
ではなく、ほのかなブリーズだ。
やはり、良い香りを共有できる人と
過ごすのが、心が健やかになってよい。
私の日記を精読されていたのには驚い
た。
ヤマハXSR700開発当初から私の日記
の記載内容や視座をかなり参考にして
ヤマハXSR700は生まれた、とおっしゃ
っていた。光栄である。

いろいろいただいてしまったが、この
ククサがとても嬉しかった。
クルミ油を買って来て手入れをしてから
大切に使いたいと思う。



イタリアから届いたメールには、私から
のお土産の肥後守の写真とご自身が開発
して作り上げたヤマハXSR700のシート
に座る息子さんの写真があった。


自分のヘルメットを被って、父親が
作ったXSR700の後ろに座っている。
この上ない幸せだなぁ、と思った。
物凄く良い写真だ。
一葉の写真にドラマがある。

肥後守は2丁差し上げた。
一つは息子さんに父親からあげて
貰えると嬉しいな。
正しい刃物の使い方を教えながら。
僕らの子ども時代の文房具だし。
まずは、鉛筆の削り方から(^.^)
色鉛筆がおすすめかも。

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