正面を向いて歩く、高橋香代子容疑者(53)。

逮捕容疑は、威力業務妨害。

4日夜、茨城・水戸市で行われていた東京オリンピックの聖火リレーの真っ最中に起きた事件。

拍手で迎えられる男性ランナー。

と、その時、沿道に現れた高橋容疑者。

左手には用意してきたのだろうか、水鉄砲が握られている。

高橋容疑者のすぐ横で撮影されていた映像を見ると、手にした水鉄砲からは、液体が出ているのがわかる。

異変を察知したスタッフがかけ寄り、犯行後、現場で立ち尽くす高橋容疑者。

水鉄砲で聖火に液体をかけ、リレーを妨害した現行犯で逮捕された。

この液体は水だったとみられ、男性ランナーにけがなどはなかった。

なぜ、高橋容疑者は、聖火に液体をかけたのだろうか。

犯行時の映像をもう一度見てみると、「トーチの火を消せ。東京五輪反対」と叫ぶ高橋容疑者が映っていた。

調べに対し、容疑を認めている高橋容疑者だが、これまでの調べで、くわしい動機や仲間がいるかどうかなどについてはわかっていない。