昨日はぞろ目なし
ラスレス
>無題Nameとしあき 21/07/07(水)01:30:05No.16601502+
>ラスレスならクー様の衣装が幼女戦記のターニャのコスプレになる

こば部長
暑さと湿気でやばい

今日もフーカはトレーニングに明け暮れている
ナカジマジムにアルバイトとして入ってからバイトとトレーニングの毎日
最初は慣れない為苦労していたが今ではすっかり慣れたもの
これはフーカ自身の素質によるものだった
　「…………なぁアインハルト」
　「はい、どうかしましたかアツェレイさん？」
リングの上でヴィヴィオとスパーリングしているフーカを見るアツェレイ
しかしその表情はいつも以上に真剣だ
アインハルトも思わず何か失敗をしたのかと思ってしまう程に
　「ちょっとフーカのスパー相手させてもらうぞ（ｽｯ...）
　　おーいストップ、ヴィヴィオ俺と変われ」
　「え？アツェレイお兄ちゃん？」
アツェレイはそのままリングに上がると逆にヴィヴィオをリングから下ろす

エリオとフーカとトレースと＜素質＞

　「レイさん？」
　「フーカ、これから一定時間俺に向かって好きな様に攻撃してこい
　　俺はその攻撃を防御する、こっちから反撃はしないから安心しろ」
　「お、押忍！」
それだけを言うとアツェレイは時間を設定した
時間は2分間、その120秒でフーカはアツェレイを攻撃しなければならない
　（....ｶｰﾝ!）
そしてゴングが鳴った
と同時にフーカはアツェレイに向かって小刻みにステップを踏みながら接近
短いジャブを連打するがそれをアツェレイは宣言通り防御した
しっかりと腕で防いでおりビクともしない
　（なんて堅い防御じゃ！この程度じゃ打ち破れん！？）
すぐさま攻撃を切り替え逆の手でボディを狙う
アツェレイの腹にボディブローが放たれるがそれもアツェレイに防がれた
　（やっぱり防御が堅い、これじゃ普通の打撃は通らん）

フーカは一度アツェレイから距離を取った
ステップを踏んでリングの端まで移動すると…
　「すぅ～……はぁ～……行きます！（ﾀﾞｯ!）」
フーカ猛然と駆ける
特に何か策を考えた訳ではない、むしろアツェレイ相手に策など意味がない
それを理解していたからこそシンプルに結論を出した
　「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！（ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ!）」
アツェレイに向かって拳を何度も繰り出す
右手左手を交互に使い何度も何度も
自分の攻撃が通用しないのなら通用するまで手数を増やせばいい
というフーカなりの単純明快な答えがこれだった
これにはリングの外から観戦していたヴィヴィオ達も思わず息を飲む
それだけフーカの迫力を感じていたからだ
　（....ｶｰﾝ!）
　「よし2分経過、スパーリングは終了だフーカ」

だがアツェレイは汗一つかかずにフーカの攻撃を全て防いでいた
避けたのではなく全ての攻撃を自らの腕でガードする
それはただ避ける以上に難しい事なのはフーカでさえ分かる事だ
　「はぁ！はぁ！はぁ！はぁ！」
大きく呼吸を乱すフーカと息が乱れていないアツェレイ
両者の『差』が明確に表れている
フーカは自分の攻撃が一発も通せなかった事が少なからずショックだった
相手は現世界王者、ルーキーの自分の攻撃は通らないのが当たり前なのだろう
だが今回はただの勝負をしていた訳ではない
この2分間アツェレイは避けずに全て防ぐのみという条件を付けた
通常ならフーカ側が有利になる条件でさえこの結果となったのだ
　「さ…さすがですね…レイさん…」
　「ふむ……」
一方のアツェレイは何かを考え込んでいる
さすがにフーカも他のメンバーも不思議に思ったのだろう

　「アツェレイさん、フーカに何か問題でもありましたか？」
弟子を代表してアインハルトがアツェレイに問いかける
するとアツェレイから返ってきたのは意外な言葉だった
　「もしかしたらフーカの素質はアインハルトが思っている以上のものかもな」
　「レイさん…？」
　「今のスパーリング、フーカはまず俺に距離を詰めたな
　　あの動き、足捌きやステップはミウラのものだ
　　そして繰り出されたジャブの連打はヴィヴィオが得意とする攻撃だ
　　最後の連打はリオやアインハルトの動きを重ねている」
アツェレイの口から並べられるナカジマジムのメンバー達の名前
フーカの動きは他の者達の動きに非常に近いものがあったという
それを確かめる為のスパーリングだった
　「フーカ、お前はその動きを意識して繰り出しているのか？」
　「えっと…意識は特にしてません…殆ど自然に出してます」
　「なるほどな……おいアインハルト」

　「はい」
　「フーカはかなりの可能性を秘めているな、間違いない
　　だが…その可能性を活かすか潰すかは今が重要な時期だ」
　「と言うと？」
　「分かりやすく言うとフーカは自分が食らった攻撃を真似る事が出来る
　　それもかなり正確な動きでな
　　フーカがまだ新人であるのが幸いした…
　　だがそれを活かす場合はトレーニング自体に大幅な変更が必要になるぞ」
フーカの素質は相手から受けた攻撃を自分で繰り出す事が出来るというもの
これは捉えようによっては非常に大きな武器となり得る
フーカの目標が打倒リンネ・ベルリネッタであるならば尚更
だがその選択は非常に重要でもある
　「うまく素質を開花させられればフーカはナカジマジム全員の動きを出せる
　　だがそれにはそれ用のトレーニングメニューが必要だ
　　途中からやっぱりやめて別の手段を講じようというのが出来なくなる」

それはフーカがまだ格闘技初心者という事が非常に大きなウェイトを占めていた
まだ真っ白なフーカはこれから覚えさせる内容次第でどんどん強くなる
そして様々な技術を身に着けられるだろう
ベテランの格闘家ではこうはならない、ある意味フーカにだけ許された手段
既に決まった動きを身体に覚え込ませたベテランがそれを急に変えるのは難しい
今ならヴィヴィオやアインハルト達の技や動きを教え込ませる事が出来る
しかしそれを決めるのはアツェレイではない
フーカとアインハルト、覇王流のこの2人が決めなければならないからだ
　「少しずつでも皆の動きを覚えさせる事が出来るのなら」
だからアツェレイは『提示』する事しか出来ない
　「いつかリンネ・ベルリネッタと戦う時の武器になるかもしれない」
これから先に進む道、その可能性の提示を
　「どうするフーカ、アインハルト？」

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>フーカの素質は相手から受けた攻撃を自分で繰り出す事が出来るというもの
青魔導士フーカ？

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はフーカ＆リンネっぱい

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してコロクの家に放置する

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