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葵みどり(石原さとみ)が瀬野章吾(田中圭)の承認を得て抗がん剤治験薬の投与を始めてから2年が経過した。
その頃、みどりは萬津産婦人科医院で働いていた。そこに小野塚綾(成田凌)が訪ねて来る。喫茶店に行くと、小野塚は萬津総合病院薬剤部に簑島心春(穂志もえか)が研修に来ていることからみどりに話し出す。心春の指導担当が相原くるみ(西野七瀬)と聞いたみどりは嬉しそう。だが、瀬野が不在なので自分が救急薬剤師を任されていると話す小野塚に、みどりの顔が曇る。みどりは瀬野に行った治験薬の投与に責任を感じていた。小野塚は萬津総合病院に戻って来るよう促すが、みどりは今の仕事が大事だと断る。そんな時、みどりは産婦人科から呼び出された。
みどりが病院に戻ると、妊娠35周目の向坂千歳(土村芳)が家でお腹を打って倒れたと、母の世津子(朝加真由美)に連れて来られていた。幸い母子ともに大事はなかったが、てんかんの既住を持つ千歳が立ちくらみで転倒したと聞いたみどりは、抗てんかん薬をきちんと服用しているかと尋ねる。千歳と世津子は服用していたと答えた。
そんな萬津産婦人科医院の常勤医師は、道場健太郎(前原滉)。まだ研修を終えたばかりの道場は、てんかん合併の妊婦を小さな産婦人科で診ることに自信がない。みどりは、スタッフは道場を信じていると励ます。
入院した千歳はこっそり抗てんかん薬を捨てた。それを同室の星名優(入山法子)が見てしまう。しかし、服薬を確認するみどりに、千歳は飲んでいると嘘をついて…。
<出典>フジテレビ公式
葵の左遷の理由
瀬野(田中圭)の治験から2年後。葵(石原さとみ)は、治験の責任を感じて、田舎にある系列の萬津産婦人科に異動していました。
瀬野の治験はうまく進まず、そのこともあり治験へのプロセスが問題視されるようになりました。本来は承認が降りてから患者の同意を取るのですが、葵はルールを無視して、承認が下りる前に治験の内容を瀬野に紹介してしまいました。その責任を取ることになったのです。
販田部長(真矢ミキ)は、葵が萬津総合病院に戻れるように話をしてくれています。そのことを小野塚(成田凌)が伝えに行くと、葵は「今の仕事が大事だから、戻る気は無い」ときっぱり。
確かに今の病院では、病院ヒエラルキーもなく、医師も看護師も薬剤師も力を合わせて患者さんのために頑張っています。常勤の医師は1人だけで、萬津総合病院でまだ新人だった道場医師(前原滉)です。(1話で味方になってくれた医師)
販田の根回しのおかげで葵が病院に戻る許可がおりましたが、葵の決意を知っている薬剤部のみんなは淡々とした反応。
羽倉(井之脇海)と工藤(金沢美穂)は付き合っていたらしく、しかし最近別れたばかりでギスギス。薬剤部全体はバラバラになってしまっています。
てんかんの持病のある妊婦
35週で倒れて運ばれてきた初産婦の向坂千歳(土村芳)。てんかんの持病持っています。
千歳は抗てんかん薬を飲まずにこっそり捨てていました。
千歳のてんかんが判明したのはまだ千歳が小学生の時。昔から母親(朝加真由美)は口うるさく、てんかんがわかってからは特に、「あなたは普通じゃないんだから」と千歳の全てを支配するようになっていきました。「なるべく人と会わないように就職しなさい」と言われ、自宅でできるウェブデザインの仕事につきました。
小さい頃から「普通じゃない」と言われ続け、千歳も自分でそう思い込むようになっていきました。
しかし最近では発作も出ておらず、薬を飲まなければ「普通の妊婦になれる」気がして薬を捨てていたのです。
同室の星名優(入山法子)は、保育士をしていて、てんかんを持っている子供にも接したことがあるため、少しだけ知識があります。てんかんは急に意識を失ったり危険な病気と思われていますが、人それぞれに症状は違い、薬で抑えて普通に生活している人もたくさんいます。
千歳は初めて自分の病気のことを理解してくれている人と話ができて、とても心が落ち着くのでした。
母親と断絶
もうすぐ千歳の出産。希望通り、普通分娩を行いますが、もし途中で発作が起こったり危険な状態になったときには帝王切開に切り替える可能性があると言う説明を受けると、また母親がいろいろ心配し始めます。無事に出産を終えたとしても、薬を飲みながら母乳で育ててもいいものか?薬の説明書きには「授乳を避けた方が良い」と書いてある。しかし赤ちゃんのためには母乳で育てるのが1番…など。
薬の説明書きに「授乳は避けるように」と書いてあっても、患者一人ひとりの様子を見て医者や薬剤師がオーケーと判断すれば、大丈夫です。葵がそう説明しても、なかなか母親は納得しません。
「普通の母親でも子育ては大変なのに、てんかんを抱えたこの子が子育てをしていくなんて苦労するのは目に見えている」
長年の不満が溜まっていた千歳は、「普通の人から隠れて生きていけって、私はそんなに恥ずかしい娘なの!?もうお母さんの力は借りない!この子と2人で生きていく!」と言って母親と縁を切ってしまいます。
出産
千歳が破水しました。子宮収縮が起こっているので、薬で抑えなければなりませんが、ちょうどその薬が切れていました。近くの病院は内科のため、子宮収縮剤は置いていません。しかし葵はその病院に電話をかけ、テルブタリンと言う違う薬の在庫があるかどうかを問い合わせます。喘息に使う気管支拡張剤で、子宮筋の弛緩作用があるのです。
葵が薬を取りに行き、千歳は無事手術を受けました。
早産となったため、赤ちゃんは小さく生まれましたが無事でした。「私が母親じゃなかったら、もっと大きく丈夫に産んであげられたのかな」と責任を感じる千歳に、駆けつけた母親が「あなたのせいじゃない。あなたは悪くない」と言ってあげました。
瀬野は生きていた!
産婦人科の看護師たちは、葵に「総合病院に戻りなさいよ。瀬野さんの事は残念だったけど、葵さんが責任を感じることじゃない」と勧めます。葵が「みんな何か勘違いをしているようですが…」と言いかけると、…なんと後からやってきたのは瀬野!
瀬野は治験により助かったのです!
今はリハビリ中で、来月からは長い闘病生活を終え、薬剤部に復帰することになったようです。
瀬野は販田部長から言われてここにやってきたのですが、やはり葵はここでの仕事を頑張りたいと瀬野に伝えました。
「ここでもっと勉強して、さおりさん(瀬野の母親)のような薬剤師に近づくことができたら戻ります」と約束しました。
その後
ついに薬剤部にロボッツが導入決定!人手不足が解消!
「医者は感謝されるのに、薬剤師は忙しいばかりで誰にも感謝されないですね…」と新人の頃の相原(西野七瀬)と同じことを言う心春(穂志もえか)。そして相原は、あの頃の葵と同じように「じゃあ向いてないかな、この仕事は」
救急認定薬剤師の資格を取った小野塚は、瀬野と並んで手術をサポート。
工藤は羽倉と結婚して、赤ちゃんが生まれました。
そして…葵は萬津総合病院に戻ってきていました。
あんまりハマってなかったドラマでしたが、最終回はうまくまとまっていて良かったと思います!葵が戻ってくるのか、瀬野は生きているのか?と言うところがポイントだったと思いますが、患者の話を欲張り過ぎず、基本的にはてんかんの患者1人に絞ったところが良かったですね。
でも、絞りすぎて、千歳がなぜシングルマザーなのかの説明に一切触れてなかったのは不自然でした。それが気になりすぎて…。自宅で仕事してて、母親に見張られてあんなに消極的な生活になってしまった千歳が、一体どこで出会って、結婚もしてくれないような男とそういうことになったのだろう??と疑問でした。
瀬野さんが生きているかどうかと言うところがラストの方までわからずドキドキしましたが、やっぱり生きてましたね!みんなのセリフでは、死んだともとれる感じだったけど、みんなの表情が暗くなかったから、生きてるんだろうな~と思って見ていました。
でも治験が成功したなら、左遷されるほど責任を追及される事もないのになぁ。
結局戻った葵
だけど、結局葵は、萬津総合病院に戻っちゃったんですね。絶対にあの田舎の病院で患者さん一人一人と時間をかけて向き合う方が、葵の働き方には向いていたと思いますけどね。いつも自分の仕事投げ出して患者のところを駆けずり回ってるから、前の感想で「医者も一人しかいないような田舎で、自転車に乗って患者の家回れば?」と書いたら、予言のようにその通りになってた…!(笑)
仲良くなった仲間たちのもとに戻るのがハッピーエンド、と言うのもわからなくは無いですが、絶対に葵は総合病院は向かない!もっと自由にできる個人病院とか小さい規模で働くべき!それに田舎の病院のみんなも凄く良い人たちばかりで、あそこならストレスなさそうですよね。嫌な医師もいないし。
だけど最後、薬剤部のみんながちょっとずつ成長や変化をしていて、その変わらないメンバーが集まって前と同じように働いている姿で終わる…と言うところはきれいにまとまっていて良かったと思います。羽倉と工藤がくっついていたところも、今まで全然そんな雰囲気なかったのに「えぇーこことここが!」という驚きもよかった。最後の葵がハンコぽんと押すところで、「瀬野」になっててもよかったのになぁ、なんて。
Tverでの放送は終了しました
葵みどり(石原さとみ)は瀬野章吾(田中圭)の担当薬剤師となる。瀬野の担当医師は消化器内科の畑中聡(長谷川朝晴)だ。瀬野の重複がんで問題となるのは、標準治療が確立されていない副腎がん。効果が期待できる既存薬の投与が始まるが、数週間後も改善しなかった。
みどりは副腎がんを調べるが有効な手立てが見つからない。そんなみどりに、七尾拓(池田鉄洋)が海外に副腎がんへの有効性が認められる薬があると教える。しかし、治験薬を萬津総合病院で使用するには問題が多い。七尾は治験薬の承認を得るための3つの関門を伝える。畑中に治験責任医師になってもらうこと、病院内の治験審査委員会の承認を得ること、何より瀬野の同意を取得すること。その全てをみどりの責任でクリアすることを条件とした。
そんな時、瀬野は救急搬送される患者を見かけて後を追う。患者は心筋梗塞で倒れた丸岡はじめ(近藤公園)。瀬野は付き添って来た妻の彩乃(宮澤佐江)に丸岡の常用薬を医師か看護師に伝えるようアドバイス。彩乃がすぐに看護師に教えたため丸岡は難を逃れた。そして、丸岡は瀬野の隣のベッドに入院する。
みどりは瀬野への治験薬投与について薬剤部の仲間に話す。相原くるみ(西野七瀬)は希望を抱くが、刈谷奈緒子(桜井ユキ)たちは承認へのハードルの高さに難色を示す。それでも治験の実現を目指したいと言うみどりに、刈谷は他の患者へ迷惑をかけるようなことは許さないと釘をさした。
<出典>フジテレビ公式
果たして瀬野は助かるのでしょうか!?
治験
瀬野(田中圭)を救うため、専属の薬剤師となった葵(石原さとみ)。担当医の畑中(長谷川朝晴)と一緒に、わずかな希望のある薬を試しますが、効果は得られず、副作用だけが瀬野を苦しめます。
すると七尾(池田鉄洋)が、「海外の治験薬で有効なものがある」と言ってきます。しかし強引に治験をねじ込んだと後でわかれば、責任問題に発展しかねない。
治験を試すためには、
・治験責任医師(畑中)の受諾
・治験審査委員会で承認されること
・患者の同意を取得すること
この3つの項目が必要。その全てを、葵が責任を持つと言う条件でなら話を通してやってもいいと言ってきます。
しかし瀬野自身は、治験を受けるつもりはないといいます。実は瀬野の母親も、七尾が提案した治験を受けたのですが、全く効果が見られずそのまま苦しんで亡くなったのです。
それに今の状況では、治験審査委員会の承認を得る事はまず不可能。(病院の規模や設備だったりなどの事情で)
担当医の畑中も、「せめて穏やかな生活を送らせてあげることも、我々の仕事ではないか」と緩和ケアに切り替えることを考え始めています。
葵は、「無駄なことに時間を使っていないで、他の患者をもっと丁寧に見てやれ」と瀬野に言われます。「一人ひとりの患者を平等に丁寧に」と言うのは、葵が新人の頃から、ずっと瀬野に言われ続けてきたことです。
しかし葵は瀬野のことで頭がいっぱいで、他の仕事を器用にこなすことができません。すると相原(西野七瀬)や刈谷(桜井ユキ)羽倉(井之脇海)、工藤(金澤美穂)がやってきて、協力して仕事を分担してくれます。
薬の費用
心筋梗塞で緊急搬送された丸岡はじめ(近藤公園)と言う患者が、瀬野と同室になりました。丸岡はこれからたくさんの薬を飲んでいかなくてはならなくなり、心臓の薬は生涯服用となります。費用は1月に5000円位かかると言うことを聞いて、丸岡は「薬を拒否したい」と言って来ます。
丸岡は売れない漫画家で漫画だけでは食べていけません。妻は妊娠中、職を探さなければ生活もままならないのです。
丸岡の問題は、相原が担当しました。相原は担当医と相談をし一部処方変更し、1日97円安くなるプランを再提案しました。1日97円は小さいかもしれませんが、1ヵ月で3000円、1年間で30,000円以上抑えることができます。一生飲み続けていく薬なら、大きな違いです。
「同僚が病気で大変な時に、こんなちっぽけな悩みに一生懸命答えてくれてありがとう」と丸岡が言うと、相原は「病気に大きいも小さいもありませんよ」と言いました。
小野塚が病院薬剤師に
小野塚(成田凌)が、採用試験に受かり、この病院で働くことが決まったと瀬野に伝えに行きます。
小野塚「俺は瀬野さんの下で認定薬剤師の資格を取ると決めています。絶対に戻ってきてください」
すると、瀬野は「研修中に子供みたいなまっすぐな輝いた瞳をしていたメガネの学生が、すっかりしょぼくれた姿になっていたのを見たときには驚いたよ」と言います。小野塚と再会したときに、研修中に自分に話しかけてきた学生だと気づいていたのです。だから瀬野は、再三、小野塚を講習会に誘っていたのです。
治験審査委員会
治験審査委員会が開かれます。
途中まではいい感じで進んでいきますが、質疑応答で患者が身内の人間だと知れると、「えこひいきじゃないんですか?」と反発の声が上がります。そこで熱弁してくれたのが七尾。10年前、同僚だった瀬野の母親を助けられなくて1番悔しい思いをしたのは、治験を進めた七尾だったのです。だから今度こそは、瀬野を救いたいと、七尾も本気で考えているのでしょう。
しかし素直じゃない七尾は「治験が成功すれば、私の手柄にさせて貰います。私は有効な治験を広く広めたいだけですよ」とそっけない態度でしたが。
承認会は認められました。そのことを瀬野に伝えると、瀬野も試験を受けることに同意しました。
葵と瀬野の母親の繋がり
治験開始の日、瀬野は病院を抜け出し母親のお墓に行っていました。そこへ葵が現れます。「私もこのお墓には何度も来ています」
前に葵が話していた、妹が病気で死んだときに、泣いている葵に寄り添ってくれた薬剤師、それが瀬野の母親の佐緒里(田中美里)だったのです。(第5話で登場)
妹の担当薬剤師だった佐緒里は、葵にも「みどりちゃんだって泣いてもいいのよ。」といつも言ってくれました。患者だけではなく、患者の家族にも寄り添う薬剤師でした。
それから妹が死に、葵が話していたように妹の空になったベッドで背中を合わせて一緒に泣いてくれました。
葵が薬剤師を目指し大学に入った頃、佐緒里が病気になったことを知らされました。お見舞いに行った葵は、「絶対に佐緒里さんのような薬剤師になる」と指切りをして約束しました。
瀬野の弱音
瀬野は、「治るかどうかもわからないのに、こんな辛い思いをするのはもう嫌なんだ…」と言って、試験を受けるのをやめたいといいます。母親の姿を見ているからこそ、その恐怖が大きいのです。
瀬野の弱音を全て受け止めた葵は「治験をするにしても緩和ケアに切り替えるにしても、私たちは全力でサポートします。だからこれからは全部本音を話して、私たちを頼ってください」と言いました。
葵が瀬野を病院に連れて帰ります。病室のベッドに戻った瀬野は、もう一度試験を受ける決意をしました。
瀬野の枕元にある薬の袋の印鑑欄には葵の名前。そしてその欄外には薬剤室の全員のハンコが押されていました。
2年後
相原も立派な薬剤師に成長し、後輩に指導しています。小野塚は救急認定薬剤師になり、手術に立ち会っています。他のメンバーも変わらず働いています。
葵の患者だった心春(穂志もえか)が研修の学生としてやってきました。
心春「葵さんと瀬野さんは?」
刈谷「いない。あの2人はもうここにはいない」
このドラマとしては、なんとしてでも生きることにこだわって闘って欲しい!と言う主人公の意思を押し付けているのだけれど、いつも冷静で強気の瀬野があそこまで「怖い。苦しいのが嫌だ」と弱音を吐くくらいだから、がんの治療は相当苦しいのでしょう。その話を聞いても「全部話してくれたから、これでまた病気と闘えます!」と葵が言い出したときには、「だからもう”闘いたくない”って言ってるのに!」と思ってしまいました。
だけどその後で「緩和ケアに切り替えるにしても」と言ったので、ん?緩和ケアも認めるんだ?…と思いきや、やっぱり最後は治験をやる方向に…。どっちだー!?あんなに怖がっていたのに、どうやって瀬野は気持ちが変わったの!?そこら辺の説明なかったですよね!?
瀬野と葵はどこへ?
そして突然の2年後なんですが、葵はとりあえず何かの責任を取って病院を出たみたいですが、瀬野はどうなったのでしょうね!?ここまでやったのだから、助かってなくちゃかなり救いびないストーリーだと思うのですが。あそこまで癌のステージ4は「痛いよ、苦しいよ」と言う恐怖を植え付けておいて、無理矢理治療を続行させて、結果、助からなかったとか、ひどすぎるから…。
最終回では葵を病院に戻そうとすると言うストーリーになりそうですが、葵は大病院は向かないので、個人病院とか、むしろ病院のない島とかに行って、一人ひとりの患者の家を自転車でせっせと回るドクターコトーみたいな働き方の方が性に合っているのでは?
かなりストーリー的に微妙なドラマだったかなと思いますが、11話に拡大なんて需要があったんですね!?けっこう8話とか9話とか短縮で終わったドラマも多い中、このドラマが拡大とはびっくりしました。
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瀬野章吾(田中圭)が葵みどり(石原さとみ)の目の前で倒れた。救急センターに運ばれ豊中瑠衣(臼田あさ美)の治療を受けた瀬野は、すぐに意識を取り戻す。詳しい検査を受ける事になった瀬野は付き添って来たみどりに、仕事に戻るよう指示した。
翌朝、萬津総合病院には瀬野が倒れたという噂が広がり、調剤室にも伝わる。が、いつものように顔を出した瀬野は逆流性食道炎だったと仲間たちを安心させる。そんな瀬野に刈谷奈緒子(桜井ユキ)は静養した方が良いと忠告。同意した瀬野は、みどりに救急センターの手伝いを頼む。その後、瀬野は販田聡子(真矢ミキ)に,瑠衣から肺に腫瘍の疑いがあると指摘されたため精密検査を受けると報告。そんな時、瀬野に救急センターから急患の呼び出しが入る。
搬送されて来たのは若月陽菜(徳永えり)。みどりと陽菜の所持品から薬を探した瀬野は抗不安定薬の大量の殻を見つけ、オーバードーズ(薬の多量摂取)を疑う。処置にあたっていた瑠衣は、みどりに薬袋の調剤薬局に連絡して陽菜への処方歴を確認するよう頼んだ。すると、やはり陽菜は複数の医療機関から同じ病気の処方箋を受け取り、大量に薬を手に入れていた事が判明。みどりは相原くるみ(西野七瀬)と病室へ服薬指導に行くが陽菜は反抗的。みどりは陽菜にからかわれてしまう。
瀬野は精密検査の結果を消化器内科の畑中聡(長谷川朝晴)から知らされる。それは瀬野にとって受け入れ難いものだった。一方、みどりは小野塚綾(成田凌)から、意外なことを頼まれる。
<出典>フジテレビ公式
瀬野の病気は一体…!?
瀬野はがん
瀬野(田中圭)は突然吐血して倒れました。心配する同僚たちですが、その翌日からすぐに仕事復帰。
心配するみんなに、「暴飲暴食がたたって、逆流性食道炎になっただけ」と説明しました。
しかしそれは嘘。本当は瀬野はがんでした。しかも肺、食道、副腎の3つに転移している重複がん。瀬野の母親と祖母も重複がんで亡くなっており、遺伝性のものと考えられます。
担当医の畑中(長谷川朝晴)と相談して今後の方針を決めていきますが、瀬野は薬の知識があるため、副腎のがんに効く薬は存在しない事も知っています。
母親も同じような症状で、がんが見つかってから3ヶ月でなくなってしまったのです。
畑中も「余命3ヶ月」を否定しません。
瀬野は、薬で痛みだけを抑えて、仕事を続けたいと考えていました。
「最後にどう生きるかは自分で決めたい」
小野塚が救急認定薬剤師を目指す
小野塚(成田凌)が「救急の見学をしたい」と言って病院にやってきます。小野塚は、ついに救急認定薬剤師を目指す決意をしたのです。
瀬野が患者の様子を見て、飲んでいる薬から症状を判断し、豊中医師(臼田あさ美)に伝え、そのおかげで患者が助かった現場をちょうど見ました。瀬野に「薬剤師が患者さんを救うことってあるんですね」と小野塚が言うと、「救ったのは医者だ」と瀬野。
実はこの会話は二度目。まだ小野塚が学生だった頃、やはり救急の見学に来て、同じように瀬野が患者を救うところも目撃し、手術が終わってから声をかけると、瀬野は今と同じ答えをしたのです。
その時に、小野塚は瀬野にキラキラと憧れの視線を向けていました。
葵が瀬野を夕食に誘います。葵は「もし、自分が重い病気で、もう治らないとしたらどうしますか?」と聞きます。実は、瀬野が販田(真矢ミキ)と話しているのをドア越しに聞いてしまい、瀬野が余命3ヶ月だと知っているのです。
瀬野は「仕事を続けたい」と言います。瀬野の母親も病院薬剤師で、亡くなる直前まで薬剤師の仕事をつづけました。「自分に残された時間がわかったことで、それまで以上に他の人に尽くしたくなった。それが自分の生きていた証になる」と言って。
瀬野も、今日の救急での仕事により、改めて自分はこの仕事が好きなんだと実感しました。
オーバードーズの患者
34歳の若月陽菜(徳永えり)と言う女性がオーバードーズ(薬の飲み過ぎ)によって緊急搬送されてきました。
陽菜は複数の病院を受診し、抗不安薬を大量に入手していました。これはれっきとした不正行為です。
陽菜の元夫の栗原謙介(高橋光臣)が見舞いにやってきました。葵(石原さとみ)は、どうして陽菜が不安定になっているのか、栗原から原因を聞きます。
陽菜には娘の結菜がいます。今6歳です。結菜が生まれた頃、栗原は出張が多く、陽菜に育児を任せきりにしていました。陽菜は育児ノイローゼになってしまい、栗原が出張から帰った日に、結菜を泣かせたまま放置し、荒れ果てた部屋の中で大量の薬を飲んで倒れていました。
それから陽菜は入院して治療を始めましたが、陽菜の方から栗原に「離婚しよう。私、子育てなんてもう無理」と切り出しました。
今、結菜は幼稚園生。時々「ママに会いたい」と言うようになりました。
栗原は会わせるべきかどうかを悩んでいましたが、葵から陽菜が結菜の赤ちゃんだった頃の写真をスマホの待ち受け画面にしていることを聞き、会わせてみることを決意します。
陽菜は結菜と会えるのがとても楽しみなようで、やはり不安もあります。1度は隠し持っていた薬を捨ててみたり、またそれを拾い出して飲もうとしてみたり。お化粧をして「ママだよ」と言う練習をして嬉しくなったり、だけど結菜が来る時間が近づくにつれてどんどん不安が大きくなったりと、やはり精神が安定しません。
結菜が病院にやってきた時、陽菜は病室にいませんでした。すると隣の病室から揉める声がします。行ってみると、陽菜が他の患者の薬を奪い取り、床に落ちた薬を拾い集め、むさぼり食べているところでした。
薬をくわえながら近づいてくる陽菜の姿に、結菜はおびえきってしまいます。「パパ、帰りたい…」と言って逃げるように帰っていってしまいました。
陽菜「やっぱり治らない…」
瀬野が自分の病気を告白
自暴自棄になった陽菜は、夜に調剤室に忍び込み薬を漁ります。葵に見つかって病室に戻っされそうになり、ハサミを持って葵の首に突きつけ「薬をよこせって言ってんだよ!」と脅します。
そこへ瀬野が入ってきます。瀬野が代わりに薬を出そうとすると、「陽菜さん、”やっぱり病気は治らない”って言ってましたよね?でも陽菜さんの病気は治ります。薬では治らない病気の人だっているんです…」と言って葵は泣き出します。
瀬野は、自分の病気のことを告白します。「あなたの病気は治ります。だから葵にすべてを任せてくれませんか?そいつは入った時から私が指導しています。不器用で、患者のために手が抜けないんですよ。今もずっとあなたのことを考えています。どうやったら無理なく薬を減らしていけるか、真剣に考えています。だからもう一度、しっかり薬と向き合ってもらえませんか?」
葵が結菜が陽菜に渡そうと思って持ってきていた手紙を取り出し、陽菜に渡します。陽菜は正気を取り戻し、葵にしがみついてなくのでした。
瀬野と2人になった葵は、「治療を受けてほしい」と頼みます。
「瀬野さんはもう治らないって言いましたけど、本当にそうでしょうか?もしかしたら何か方法があるかもしれません。せめて私にそれを探させてくれませんか?かっこよく人生をまっとうするんじゃなくて、どんなに無様でもいいから、なんとしても生きることにしがみついて欲しいんです」
瀬野は自分の病気の詳細を伝え「俺の薬と治療の事は、薬剤師の葵みどりにすべてを任せる」と言いました。
治験
販田(真矢ミキ)は、七尾(池田鉄洋)に治験の相談に行きます。重複がんの症状を伝えると、「非常に稀な症状ですが、過去にいちど治験を受けた患者がいます」とデータを調べてくれます。それは瀬野の母親。その時点で、七尾もその患者が瀬野の事だと気づきました。
販田は瀬野に適合する治験を探してほしいと頼みます。
販田が去った後、七尾は不敵な笑みを浮かべ…。
思ったより瀬野さんの病状が深刻でした…。余命3ヶ月って宣告され、治療せずに自分の好きなことをやって生きると言う生き方も、応援してあげてもいいと思うのですがね。本当に治らないかどうか、方法を探してみたいと葵が言っているので、もしかしたら葵に任せることで何か思いがけない治療法を見つけ出してくるのかもしれませんね。
それでハッピーエンドになってほしいです。このまま瀬野さんが死んでしまうのでは、なんとなく今までの瀬野さんの登場シーンが少なくて、瀬野さんの印象が弱い気がするんですよね。ちゃんとキーマンとして出てはいたんですが、おとなしすぎてそれほど印象が強くなかったというか。
毎回患者と葵だけが目立ちすぎていて、同僚たちとの関わりをそこまでうまく描ききれていなかったというか。
「救命病棟」で医局長の渡辺いっけいさんが死んでしまった展開は、かなり衝撃的で感動的だったのですがね。救命病棟の方が、一人ひとりの医師にスポットが当たる回があったから、仲間の死はストーリーとしてとても効果的だったと思います。
育児ノイローゼ
育児ノイローゼの話は、どんな話でも泣いてしまう…。あの荒れ果てた部屋とか、責め立てるような赤ちゃんの泣き声とか、哺乳瓶倒しちゃっただけでもう絶望的な気持ちになる感じとか…全部すごくわかります!
6歳の子供では病気の事は理解できないし、ママと言うものに「いつもニコニコ笑顔で優しくて」と言うような印象を持っているだろうから、病院でのママの姿はとてもショックだったでしょうね。
エンドロールでは治療頑張って退院できて、もう一度家族3人でやり直せたシーンがあったのでとても救われました。あれは旦那さんもかなり人間ができていたから、再出発できたんだろうなと思います。
Tverでの放送は終了しました
葵みどり(石原さとみ)たちが“調剤の魔術師”と称える荒神寛治(でんでん)が、休暇を取る事になった。手品を練習するためと言う販田聡子(真矢ミキ)に、みどりたちは納得出来ない。ただでさえ忙しい薬剤部に人員の余裕はないのだ。販田は荒神の仕事は自分が兼務すると言うが、薬剤部から一名を調剤薬局の研修に出す事になったとも伝える。みどりが名乗り出るが、刈谷奈緒子(桜井ユキ)は猛反対。だが、みどりの代わりに瀬野章吾(田中圭)が薬剤部に張り付き、救急センターへは必要な時に行くよう販田は手配していた。
みどりが研修するのは在宅医療に特化した『笹の葉薬局』。みどりが笹の葉薬局を探していると小野塚綾(成田凌)に声をかけられる。小野塚も在宅医療を学ぶよう『ナカノドラッグ』の店長に指示されていた。二人が薬局を見つけると、店から代表の仁科敦夫(東根作寿英)が飛び出して来て、挨拶もそこそこに二人を患者の家へと連れて行く。仁科は様々な患者の家を回りながら、みどりたちに仕事を説明。高齢者の患者が多いため、仁科たちは薬の管理の他に、食べ物や副作用のチェックなども行っていた。そんな時、末期がん患者の家へ行ったみどりたちを荒神が出迎える。患者は荒神の妻、泰子(大塚良重)だった。
一方、相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎の増田航平(田中幸太朗)に服薬指導。くるみは服薬量が多い事が気になるが、増田は意に介さず帰ってしまう。そんなやり取りを見ていた瀬野は、航平と一緒に来ていた息子の翔太(川原瑛都)が気にかかる。
<出典>フジテレビ公式
“大切な人の看取り方“について考えさせられます。
荒神の妻は終末期患者
荒神(でんでん)が「手品の練習をしたいから」と言う理由で仕事を休みました。
そんな中、販田(真矢ミキ)は、在宅医療の研修があるが、誰か行かないかと募ります。葵(石原さとみ)は、在宅医療に前から興味があり、研修に行くことになりました。調剤室の人手不足の助っ人には瀬野(田中圭)が入ります。
小野塚(成田凌)が働いているドラッグストアでも、在宅医療を将来的に考えているため、店長に言われて小野塚が研修にやってきました。小野塚はいやいやですが。
葵と小野塚は実際の訪問現場について回って勉強します。
終末期のがん患者で「あと数日かもしれない」と言う患者の家に訪問することに。出てきたのは荒神でした。患者は荒神の妻です。
8年前に大腸がんを患い治療をしましたが、半年前に再発し、今では脳にも転移してしまって意識混濁状態です。
今までは入院していましたが、本人の希望で在宅医療に切り替えることになり、販田にもその事は伝えてあります。「手品の練習したいから休む」と皆に伝えていたのは、販田の気遣いだったのです。
といっても、手品を練習しているのは本当。
9月19日は結婚記念日で、毎年家でお祝いをして荒神が手品をすることが恒例となっています。奥さんも楽しみにしています。
鎮静
葵は荒神に言われて、同僚たちに奥さんのことを話します。
医師が言うには「あと1週間位かもしれない」とのこと。そろそろ“鎮静“に入る時期かもしれません。
鎮静とは、点滴で持続的に痛み止めを投与して、安らかに眠ったような状態にしてあげること。患者に安らかな最期を迎えさせてあげるための方法です。
しかし鎮静を行うと意識がなくなり、しゃべれなくなって、家族とコミニケーションがとれなくなってしまうこともあるので、簡単には決められません。
葵と小野塚が研修中のドラッグストアで働いていると、荒神の奥さんが、鎮静を行うことになったと連絡が入りました。奥さんはほとんど「痛い」とか「辛い」とか弱音を吐かない人でしたが、その日の朝、亡くなったお母さんの夢を見たのか「お母さん!辛いよー!苦しいよー!」と子供みたいに泣いたそうなのです。医師から改めて「意思の疎通ができなくなりますが、それでも本当によろしいんですね?」と確認を受け、荒神は「はい」と答えました。
しかし明日は結婚記念日。奥さんが「あなた、手品は?」と聞いてきます。
ギリギリのところで荒神は迷い、「やっぱり明日にしてください!妻に手品を見せてあげてからにしてください!」と鎮静を断りました。
その夜、葵は「少しでも荒神さんの力になれたら」と言って、介護用品を買って届けに行きます。ご飯も作ります。
「俺にはそこまでできない」と言っていた小野塚も、結局は荒神の家に行きます。
荒神は「私の判断は間違っていましたかね?葵さんなら、すぐに鎮静をしてあげましたか?」と聞きます。
葵は「薬剤師なので、私には決められません。でも友人としてなら、奥様に手品を見せてあげたいと思います」と答えます。
翌日、荒神が手品を披露しようとした時、妻が急に苦しみ出します。医師は鎮静ではなく一時的に痛みを和らげるモルヒネを投与しようとしますが、あまりに妻が激しく苦しむので、荒神は「鎮静をお願いします!早く妻を楽にしてあげて下さい」と頼みます。
奥さんは意識がなくなってしまいましたが、荒神は奥さんの前で手品を披露してあげました。荒神はとても満足そうで、葵と小野塚に「ありがとう」と言ってくれました。
小野塚が何かを決意?
小野塚は、「ありがとうって言われるの、なんかいいですね…」ととてもうれしそう。
「らしくないですね」と葵が言うと、「だから、このままらしくないことをしようと思っています!」と何か決意した様子。でもそれは「内緒」と言って教えてくれませんでした。
もしかして、認定薬剤師の試験を受けるのかな?
子供にステロイド剤
アレルギー性鼻炎で通院している増田(田中幸太朗)と言う男性の患者がいます。増田は息子の翔太(川原瑛都)を連れて病院に来ていましたが、翔太が目がかゆそうにしていたことが瀬野は気になりました。そして増田は、薬をもらいに来るペースが異様に早いことも。
奥さんは妊婦で入院中です。奥さんに確認すると、翔太はハウスダストのアレルギーがあります。
実は増田は、翔太が「目がかゆい」と言い出す時、自分の薬を分け与えていました。しかしその薬にはステロイドが入っており、子供が長期間服用すると悪影響があるのです。
相原(西野七瀬)がそのことを説明しても、「じゃぁ何回までならオッケーですか?一時的だったら問題ないんですよね?実際に悪影響を受けた子供を見たことがあるんですか?」と反論してきます。
相原は実際にそういう子供を見た経験はありません。
そこへ瀬野が入ってきます。ステロイドの子供への悪影響はここ10年ほど前に分かったばかり。相原が悪影響の出た子供を実際に見たことがないのは、それから医療従事者が懸命にその薬の副作用の怖さを伝え、子供に悪影響が出ることを防いできた結果なのです。
瀬野は実際にステロイドによって成長抑制のかかってしまった子供を見たことがあります。その子の母親が泣いて後悔する姿を忘れることができません。
増田はやっとわかってくれました。
瀬野が倒れる
葵が研修を終え病院に戻ってきました。葵の代わりに調剤室に助っ人に入り、救急と掛け持ちをしていた瀬野は、体調が悪そうでした。
すると瀬野が突然廊下で血を吐いて倒れ…。
自分の薬を子供に分けていた父親が、本当に無責任すぎてイライラモヤモヤ。
薬剤師にこの薬は危ないと教えられても、「実際具合悪くなった子供見たことあるんですか!?」と反論してくる親って普通いますかね!?
普通だったら逆ですよね?医者に「必要な薬だから」と言われても、ネットの情報で「ステロイドは怖い」と思い込んで使いたがらない親だったらたくさんいると思う。このドラマの中でも、刈谷の患者でいましたよね。
この俳優さん、イケメンでちょこちょこドラマ出てるのに、なぜか犯罪者とか性格の悪い役とかやりますよね。
最後にやっとわかってくれたけど、本当のことを入院中の妻には言わなかったところがまたリアルだなと思いました。もし言ったら「あんた何やってんの!?」とブチ切れられてますよね(笑)息子のアレルギー症状が出たのだって、旦那が、今まで妻がやっていた掃除を怠ったせいだろうし。大体旦那に子供を任せるとこういうことになるんですよね~。
正しい看取り方
今回は終末期医療について、在宅介護とか、鎮静を行うかどうかなど、家族に決断を求められたときに何が正しいのか?と言うテーマでしたね。
鎮静って痛みや苦しみも取り除くかもしれないけど、喜びもわからなくなってしまうので、ある意味安楽死と同じと言って良いのかもしれませんね。「決して死を早めるわけではない」と言っていたのが、「安楽死ではないよ」と言う弁明のように聞こえました。意識がなくなって何も感じなくなってしまうのだから、本人にとっては死んでしまったのと同じですよね。違うのは、体がある分、残された家族が死を覚悟する時間が持てる…と言うことでしょうか。
だから自分の意思で、大切な人の意識を奪ってしまうのだから、相当辛いことですよね。いっそ医者に「そうするしかないんだよ」と言われて、泣きながら受け入れる方が楽なのかも。
だけど医者にも薬剤師にも、人の人生を終りにする決定などできるはずもなく、それはやはり家族が考えなければいけないことなんですよね。
だけど、奥さんは今まであれだけ大切にされていたのだから、本当に幸せな人生だったと思います。荒神さんの決断にを目の前で見たことで、今度は葵が瀬野の看取り方について考えることになるのでしょうか?予告で瀬野ががんで、「今後のことはすべて葵に任せる」と言っていましたよね?瀬野さん、死んじゃうのかなぁ…。
Tverでの放送は終了しました
葵みどり(石原さとみ)たちが朝の準備運動をしていると、販田聡子(真矢ミキ)が薬剤部の人員不足を解消するため作業ロボットの導入を話す。販田は院長と交渉して高額な導入予算を勝ち取るため、問題を起こさないようにとみどりに釘を刺した。そんなみどりに、瀬野章吾(田中圭)が検査結果が出たと伝えに来る。
結果が出たのは急性骨髄性白血病で入院中の簑島心春(穂志もえか)。心春は新人の頃のみどりが瀬野に任された患者で、一度は寛解したものの再発、再入院していた。検査結果は良好で退院出来ることになり、みどりと心春は喜び合う。そんな二人の前を病院長の案内で特別室に入る患者が通りかかる。
特別室に入った患者は議員の古賀万奈美(渡辺真起子)。左尺骨のヒビでの入院だ。だが、元秘書へのパワハラ疑惑でマスコミに追われる古賀には良い隠れ蓑。そのため、病院長と整形外科医、大津君郎(瀧川英次)以外の病院スタッフには古賀の素性が伏せられた。みどりは相原くるみ(西野七瀬)と古賀の病室へ。みどりたちの問いかけに、古賀は答えず、秘書の鴨居健介(モロ師岡)が代わりに応答する。みどりは喘息の持病を持つ古賀の容態も聞きたかったが、古賀がそのような態度なので答えは得られない。また、みどりは苦しそうに胸を抑えた古賀が気になる。
翌日、心春が手紙を書いていると古賀が現れた。しばらく話をしていると、古賀が胸を抑えてしゃがみ込んでしまう。助けを求めに走る心春は、出くわしたみどりとくるみに報告。みどりたちは古賀のもとへ向かう。その時、心春も体の変調を覚えていた。
<出典>フジテレビ公式
そして、心春と葵の絆は、葵の妹の死と関係があり…。
調剤ロボット導入!?
調剤室では、いつものように人手不足でみんなが忙しく働いています。部長の販田(真矢ミキ)は、「人手不足を改善するのは人だけではない!ロボット!」と言って調剤ロボットの導入を考えていると言う話をします。調剤ロボットがあれば、薬を調剤して梱包してシートカットするまで全てロボットがやってくれます。素晴らしいロボットなのですが、全部揃えると1億5000万円位費用がかかります。それだけあったら何人も人が雇えます。まだまだこの話は夢の話。
パワハラ議員
古賀万奈美(渡辺真起子)議員は、私設秘書へのパワハラの音声が流出してしまい、マスコミに叩かれています。古賀はわざとマスコミに取り囲まれているときに転倒し、左腕を骨折し入院します。世間の同情を誘うためにわざとカメラの前で転倒したのですが、パワハラの音声のイメージが強くあまり同情の声は上がりませんでした。
心春が退院
長いこと入退している心春(穂志もえか)が、退院することになりました。心春は初めて葵(石原さとみ)が担当した患者で、とても思い入れの強い患者さんです。
心春が最初に入院したのは7年前。まだ中学生でした。心春は急性骨髄性白血病で、夢だったバレエをあきらめなければいけなくなり、抗がん剤で髪の毛も抜けて、葵に当たり散らしてばかりました。その頃葵は新人で、いきなり白血病の患者の担当はまだ早いと販田は思いましたが、瀬野(田中圭)がやらせてみようと言いました。
心春はその後、葵に憧れて薬科大へ進学を決意。しかし白骨病が再発。また入院となりました。
古賀がタバコを吸おうとしているときに、心春が「タバコなら中庭に出て吸ってください」と注意します。古賀が「嫌ならあなたが中庭に行けばいいじゃない?」と言うと、心春は「私は外に出られないから。1年5ヶ月、1歩も外に出ていません」と白血病だと言うことを話します。
すると、古賀は突然胸を抑え苦しんで倒れてしまいます。心春は走って葵にそれを伝えに行きます。
病院薬剤師の現状
古賀が腕の骨折意外にもめまいや動悸があり、どこか具合が悪いところがあるのではないかと、いろいろ聞いてくる葵に、古賀はうるさそう。古賀は「薬剤師が患者に立ち入るのは間違っている」と言います。
古賀「今の病院薬剤師は業務が多岐に渡りすぎている。薬品の在庫管理や発注業務が負担になっているし、外来の処方も院外で対応したほうが効率的。患者への対応は看護師や医師に任せるべき。」
古賀はかなり病院内のことをわかっているようです。
しかし患者との距離感について意見が食い違う葵に、古賀は院長に「二度と近づけないように」とクレームを出します。
それでも古賀のめまいや動機の症状が気になって仕方のない葵。担当医の大津(瀧川英次)に「検査をしたほうがいい」としつこく提案しますが、「本人が腕の怪我だけ治ればいいと言っているのだから」と聞き入れてもらえません。そしてその会話を古賀も聞いていて、「私は検査はしません!」と断られてしまいます。
葵の妹は白血病だった
その時、突然心春が倒れました。検査の結果、退院は延期となってしまいました。
葵は、昔、白血病で妹を亡くしています。それを知っている瀬野は、あえて葵を心春の担当につけました。薬剤師は、どんな患者にでも平等に接することが必要。しかし、妹と同じ病気の心春には、葵は感情移入してしまうはず。それを試すために担当にしたのです。最初は感情移入しまくりで全然ダメでしたが、担当を外されそうになり、気持ちを入れ替え、葵は他の患者と心春を同じように接することができるようになっていきました。
しかし再発がわかったときには、休憩室で1人隠れて号泣していたそうです。
瀬野は「相原も葵みたいにすぐなれる。なれると思ったから、この話をした。誰にも言うなよ」と言いました。
古賀は医療に尽力
退院が延期になってしまい、心春が1人で泣いていると、古賀がそっと隣にやってきます。「無理して笑わなくていいんじゃない?」
でも心春は「でもやれる治療があるだけマシだから。何もできずに亡くなってっちゃった子もいっぱいいるから」と前向きでいようとしています。
葵は担当の久保山先生に直談判し、心春を病院の中庭に連れ出してあげます。心春は風を感じ、とてもうれしそうでした。
そして心春のことを何かと気遣ってあげていた古賀。古賀は高校時代に親友を病気で亡くし、それから医療制度の充実を人生の目標に掲げてきました。東大に入り、厚労省に入り、骨髄バンクと提供ドナー助成制度の確立に尽力しました。だから古賀は心春の病気の事にも、薬剤師の現状についても詳しかったのです。
古賀の動悸とめまいの理由もわかりました。古賀は喘息の薬を常に飲んでいましたが、前の病院の医師は、喫煙を考慮して病気の量を増やしていました。
しかし最近の古賀は禁煙をしていたので、処方されている薬の量が合っていなくて、動悸やめまいの症状が出ていたのです。
古賀は自分の症状に気づいてくれた葵に心を開きます。
「国会議員の仕事は翻訳みたいなもの。国民の声を、制度や法律と言う形に変換する。それには作る力と聞く力が求められる。私は作る力を求めすぎて、聞く力を軽視していたのかもしれない。だけど作るためには、少々強引でも突破する力が必要。だから私は私のままでいく。あなたと同じで頑固なの。だけど今後は少しは聞く力も重視しようと思う。これからは薬の事は葵みどりに相談する」
今回の古賀のモデルとなっているのは、「ハゲー!」の音声が流出してしまった実際の女性議員かな?
でも実は政治家としてちゃんと強い意志を持っていたと言う設定でしたが。口が悪すぎると、正しいことをしていてもあまり理解されませんよね。
偽悪者だったけど、医療についてすごく真面目に勉強している感じだったし、薬剤師の現場の問題点も的確に捉えていた。最近の病院薬剤師の現状って、入院したことのない私にはわからないし、世間的にもあまり認知されていないと思います。ドラマで見ると、「薬剤師がこんなに患者に関わるなんてないない!」と思ってしまいますが、病院薬剤師ではそういった立場を求められているって言うことかな?そうなると、病院から求められている立場と、自分が本来やらなきゃいけない仕事と、患者に認知されていないから「なんでこんなにおせっかいなの、この薬剤師は?」と思われる部分と、いろいろ板挟みになって辛そうですね。そういったこともドラマを通して伝えていきたいのかなあと思いました。
妹の死
葵の妹が白血病で亡くなっていたんですね。それを克服するために、瀬野があえて白血病の患者の担当にしたのかぁ。
瀬野の役が田中圭さんらしからぬクールでかっこいい感じの設定なんですが、喋るときに必ず手を壁につきますよね。壁ドンじゃないんだけど、「きゃーかっこいい!」と視聴者をさせにかかってきているのがわかる。でも、小野塚狙いの相原には全然響いてなさそうですが(笑)
瀬野はかなり相原に期待をかけているようだけど、なぜ??葵と通じるところ、何かあるかな?相原が瀬野を好きになりそうだったら、ちょっと恋愛パートもおもしろくなるんだけど、今のところ全然そういうのなさそうですね。
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葵みどり(石原さとみ)は小野塚綾(成田凌)も誘い、相原くるみ(西野七瀬)たちと区民センターで高齢者を対象とした服薬指導教室を行う。指導を終えたみどりたちが廊下に出ると、目の前で高齢の女性、小川早苗(高林由紀子)が倒れた。早苗は萬津総合病院救急センターで豊中瑠衣(臼田あさ美)の治療を受けるが、体調不良の原因がハッキリしないため入院することに。みどりが現在服用している薬を尋ねると、早苗は飲んでいないと答えた。
翌日、刈谷奈緒子(桜井ユキ)が外来患者に服薬指導。的確な指導を行う刈谷を見ていたくるみは、どこからあの自信が来るのかと不思議がる。すると、工藤虹子(金澤美穂)は、刈谷がかつて大手の調剤薬局で働き、幹部候補にもなる優秀な人材だったとくるみに話す。しかし、優秀な刈谷がなぜ病院薬剤師に転職したのかは謎。くるみはみどりにも聞くが知らない様子だ。戻って来た刈谷は、くるみには初めてとなる一人での服薬指導に行くよう告げ、みどりも了承する。くるみが任されたのは月経困難症と診断された遠野倫(山谷花純)。上手く服薬指導が出来たと調剤室に帰って来たくるみに、みどりは何かあったら必ず自分に相談するよう告げる。
七尾拓(池田鉄洋)は早苗が多剤耐性菌の保菌者ではないかと疑った。みどりは多剤耐性菌について調べていると瀬野章吾(田中圭)に患者を見ろと言われ、早苗が本当に服薬していなかったかを調べることに。一方、くるみは遠野から薬が効いていないとの電話を受けるが、みどりに伝えず…。
<出典>フジテレビ公式
そして、刈谷の過去も明らかに…!
抗生剤を飲み過ぎな患者
ある日、区民センターで高齢者を対象とした服薬指導教室が開催されていました。葵(石原さとみ)は、「普段病院に来ていない地域の人たちの声も聞いてみたいと思ったから」と言う思いを語り、手伝いに来ていた小野塚(成田凌)は、もう葵のおせっかいには慣れてきたのか、「葵さんらしい」と苦笑。
説明会が終わると、ロビーで1人の老婦人が倒れてしまいます。小川早苗(高林由紀子)は、そのまま入院することに。
早苗はしばらく入院しても熱も下がらず腹痛や下痢もおさまりません。どうして薬が効かないのか?七尾(池田鉄洋)は「多剤耐性菌を持ち込んでいる可能性がある」と指摘。
多剤耐性菌とは、抗生剤を使いすぎると薬への耐性を持った菌が生まれてしまい、それが体の中で増えると薬が効かなくなってしまうと言う症状。この菌が増え続けると、将来的にはすべての薬が効かなくなって人類滅亡も考えられる、とっても怖い菌なのです。
早苗が保菌者と接触してうつされたか、早苗自身の体の中で菌が生まれたか。後者の場合は、クロストリジウム腸炎の可能性があります。クロストリジウム腸炎とは、早苗自身が抗生剤を多量に服用していなければ起こりえませんが、早苗は葵に「飲んでいる薬は無い」と答えていました。しかし早苗が嘘をついている可能性を考え、葵は小野塚に頼んで地域のドラッグストアの人に、早苗に薬を出したことがないかどうかを聞いてもらいます。
小野塚の調べにより、長崎医院と言う病院で早苗がずっと抗生剤を処方してもらっていたことがわかります。しかし早苗はそのことを認めません。医者をかばっている様子です。
薬は心のよりどころ
早苗が急変しました。葵は直接長崎医院に行きます。お年寄りに必要以上の抗生剤を処方する事は、今や医療界だけではなく社会問題にもなっています。1枚の処方箋には、医師のモラルが試されているのです。
しかし長崎医院の院長は「君にはわからないだろうな。ああいう患者さんには、こういう受け皿も必要なんだ」と言います。
早苗はやっと本当のことを話してくれました。
長崎院長はとても良い医者で、最初は不要な抗生剤を出すことを拒んでいました。しかし早苗が強引に頼み込んで出してもらったのです。理由は、「薬があると安心するから」。
早苗はずっと事務職で働いていて、定年してマンションを買ってこれからの人生を楽しもうと思っていました。
しかし最初に入った手芸サークルでは、もうすでに地域のコミュニティーが出来上がっていて入れませんでした。その後何度も挑戦しましたが、どれもだめでした。ずっと働きづめだった早苗とは、そもそも話が合いませんでした。
それからは家で過ごすようになりましたが、朝起きてお花に水をあげて、朝ごはんを食べて、掃除と洗濯をして、お昼を食べて、パッチワークをして、夕飯を食べて寝る。ずっとその繰り返し。気づいたら誰ともしゃべらない生活が続いていました。それでも元気の良い時はいいけど、体調を崩したときには本当に心細くなるのです。
ある時風邪をひいて、総合病院に行った時、長い時間待たされたのに診察室では聴診器を当てられただけでほとんど話も聞いてもらえませんでした。その帰りにたまたま通りかかった長崎医院に吸い込まれるように入りました。長崎院長は風邪の症状から普段の生活の事まで長い時間をかけて事細かに話を聞いてくれました。それからは事あるごとに長崎医院に通うようになりました。長崎医院でもらう薬だけが、この世と自分をつなぐもののように思えていたのです。
刈谷の過去
葵は「今まで患者さんに正しい薬を届けることが1番いいと思っていたけど、長崎先生は違う方法で患者さんを救っていた。わからなくなってしまった」と悩みます。すると刈谷(桜井ユキ)は、自分の過去の話を始めます。
刈谷は、昔は大手の調剤薬局にて、病院に移ってきました。病院で経験を積んで外に出ていくと言うのが普通なのに、刈谷は逆のパターンです。
刈谷は売り上げもトップで、20代で副店長任され、幹部候補間違いなしと言われていたそうです。
刈谷が勤めていた薬局は大手で、大量の薬を出していました。刈谷はその薬の処方に疑問を感じてはいましたが、それを指摘する事はありませんでした。患者さんもそれを求めているのだからいいじゃないかと。
しかし事故が起きました。大量の酸化マグネシウムを処方され続けた患者が倒れたのです。刈谷は患者に謝罪をしましたが、患者は笑顔で「大丈夫です。これからも同じものを処方してください」と言いました。店長は「患者さんが笑顔でいられるんだから、これからも薬を届けよう」と言いました。刈谷は店をやめました。
刈谷「ようやく気づいた。患者を喜ばせるために薬を渡しても、患者を救えないんだって」
だから刈谷は患者に冷たいと思われようが、きっぱりと正しい薬についていつも伝えていたのです。
この話を聞いて、葵は早苗の置かれている状況を理解した上で、あえて厳しい服薬指導をします。「薬は薬を飲まなくても良いようになるために飲むものです。自分の存在を示すための道具ではありません。早苗さんのように、きれいなお花を育てて、かわいいパッチワークを作って、静かに時間を重ねていく生き方って素敵だと思います。そして早苗さんには、信頼できるかかりつけ医がいるじゃないですか?それはとても幸せなことです」
そこで長崎院長が駆けつけました。葵が早苗の話をして、今日ここに呼んでいたのです。
長崎院長「これからも、何か困ったことがあったらいつでも来てください。それから、これからは薬剤師さんのことも頼りにして。」
早苗はもう一度手芸サークルに入会し、今度はたくさんお友達ができました。
生理痛の患者
人手が足りないので、相原(西野七瀬)が初めて1人で服薬指導を行います。患者は遠野倫(山谷花純)と言って、月経困難症と診断されました。治療薬としてピルが処方されていますが、ピルは避妊薬と言うイメージが強くて、遠野は困惑します。
遠野は、担当医が男の先生だったのであまり詳しくは相談できず、相原が「困ったことがあったら何でも相談してください」と言って名刺を渡してくれたことに安心しました。
しかし処方された薬が全然効かず、相原に電話で相談したものの「私の一存では何も言えないので、早めに受診してください」と当たり障りのないことを言われてしまいます。
次に遠野が病院に来たときに、相原からの説明を受けている途中で倒れてしまいます。
葵が別の仕事で忙しそうだったので、相原は葵に相談せずに1人で抱え込んでしまいました。刈谷が「相原と一緒に遠野さんを見てあげて」と葵に指示を出しますが、相原は「もう少しひとりでがんばりたい」と直談判します。
相原は遠野のインストアをフォローして、薬が効かない原因を探っていました。その理由として、遠野がサプリメントを多用していることが原因と考えられます。相原は遠野に話をしに行きますが、「もういいです。たかが生理痛なんで。理解されない、隠さなきゃいけない。生理痛はそういうもの」と遠野は投げやりになってしまいました。
相原は、遠野の生活についてもインスタを通して詳しく調べました。そして、遠野が愛用しているハーブティーが、ビルの効果を弱める作用があることに気づきます。そしてそれだけでなく、遠野は毎晩夜更かしをしていたり、朝食を抜いてサプリメントだけで済ましていたりと、生活リズムがバラバラです。「薬だけではよくなりません。まずは生活リズムをきちんと改善していくことが必要です」と伝えました。
遠野は「今まで生理痛に振り回されるだけの人生でした。周りに理解されなくて、だけど相原さんがこんなに一生懸命考えてくれて」と涙を流して喜びました。
今日の話は、病気と言うよりも、歳をとって一人暮らしで、仕事もなく趣味を共有できる友達もなく、ずっと家にこもって誰とも喋らずに過ごす生活がずっと続いていく…と言う恐怖をひしひしと感じました。私もいつも家で1人で過ごしてるけど、全然寂しさを感じないのは、夕方になれば家族が帰ってくるからなんだろうなぁ。本当に朝から晩まで1人で誰とも喋らずに毎日過ごしていたら、ボケちゃいそうですよね。
葵が最後に早苗にかけた「静かに1人で時間を積み積み上げていく生き方も素敵」と言うのは、全然解決法にはなっておらず、ドラマの中では早苗が手芸教室に入って友達ができて解決!みたいになっていたけど、今まで何度もチャレンジしてダメで諦めてひきこもった人が、なぜ急に成功したのかが疑問。多分人付き合いが苦手な人で、趣味のサークルに入っていけないと言う人はたくさんいます。そういう人のために、病院で人が集まれる機会を作ってあげるのはとても効果的なのかなと思います。そのために冒頭のシーンがあったんじゃないの?
病院が企画開催する「悩み相談教室」的なものを定期的に開催したらいいと思います。病気のことを知ろう!みたいなのは口実で、結局みんなコミニケーションを求めて集まってくる。でもお年寄りにとってはそれが1番の治療なのだから、そこに多少のコストをかけても、全体的に地域が健康になるならすごくやる意味のあることかなと思います。病気と言う共通の話題があれば、人見知りの人でも話題に入ってきやすいですからね。そういう終わり方にした方が冒頭のシーンとつながるし説得力もあるし良かったかなと思います。
生理痛の悩み
最近ネットで生理痛の重みが人それぞれで理解されないと言うトピックが立っていてリアルタイムの話だなと思いました。
いつもは頼りになる瀬野が、生理の話になったら急におどおどしちゃうのは、ん?と思いました。普通の会社の男性社員と喋っているのでは無いのだから、生理の話になったからといって急にぎくしゃくしなくてもいいし、自分で痛みを体感した事は無いかもしれないけど、それはがんの治療だって何だってそうじゃないですか。薬剤師や医者がすべての病気にかかっているわけじゃ無いのですから、患者の痛みや苦しみを自分が体感している人なんて少ないですよね。それを生理痛だけ特別視するっておかしいなと思いました。
そして生理痛がひどくて人に理解されなくてずっと苦しんできたと言うのはとても辛いだろうなと思いますが、そんな辛い思いをし続けてきたのに、生活習慣に全然気をつかっていないと言うところも、え?て感じでした。私は自分が病気したときは、出来る限りの生活習慣はものすごく気をつけましたけどね。やることを全てやったのに改善されなくて悩んでいるのと、普通に健康体な若い人みたいなやりたい放題の生活をしていて「なんで私だけが辛いの!?」と悩んでいるのとでは、全然同情のされ方が違うなと思います。
Tverでの放送は終了しました
萬津総合病院に入院中の『娘娘亭』店主、辰川秀三(迫田孝也)の父、太一(伊武雅刀)の容態が急変。幸い安定したものの、葵みどり(石原さとみ)は辰川家を心配していた。太一は末期がんだが、辰川は本人に告知をしていない。そのことで、祖父に嘘をついていると悩む秀三の娘、樹里(久保田紗友)は摂食障害になってしまっていた。太一が倒れた後も、秀三と樹里の溝は埋まらない。樹里に助けを求められたみどりは、辰川と話に行く。
みどりの説得で、辰川は太一に告知して抗がん剤治療を受けてもらうことにしたと樹里に告げる。太一の妻が抗がん剤で苦しんだ時よりは薬も改善されてきてはいるが、それでも辛いことになるかもしれないと話す辰川に樹里は頷いた。
医師から告知を受け、抗がん剤治療を行わなければ余命3ヶ月と言われた太一は治療の必要はないと思っていると言う。辰川と樹里は反対するが、太一は入院せずに家族と過ごしたいらしい。みどりは抗がん剤治療には休薬期間があるので、自宅で過ごすことも出来ると提案した。
太一は家族との話し合いで治療を決めた。樹里は太一と一緒に、これからやりたいことのリストを作る。そんな中、みどりは相原くるみ(西野七瀬)とケモ室(抗がん剤調剤室)へ。くるみはがん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ刈谷奈緒子(桜井ユキ)の仕事に興味を示す。調剤室に戻ると、くるみはみどりと一緒に太一を看たいと販田聡子(真矢ミキ)に申し出た。くるみにはまだ早いと不安視する販田だが、みどりは了承する。
命の現場で薬剤師がみた現実は−
<出典>フジテレビ公式
そして、その姿に相原も影響を受け始め…。
第二の患者
樹里(久保田紗友)は、太一(伊武雅刀)に本当のことを打ち明けたいと思っています。しかしおばあちゃんも同じくがんの抗がん剤治療で苦しい思いをしてきたため、太一には告知しないほうがいいと、辰川(迫田孝也)が決めました。
樹里は「本当はお父さんが怖いだけじゃん!」と言います。
葵(石原さとみ)は、辰川の行きつけのバッティングセンターに行き、辰川と話をします。“第二の患者“と言う言葉があって、患者の近しい家族なども、辛い治療を見ていて苦しむことがあります。樹里も辰川も、第二の患者なのではないか?
そんな苦しい時に、相談できる相手がいると言うのは大きなことです。「辰川さんも、誰かに相談してみてはどうでしょうか?例えば、店の常連の薬剤師とかに」
辰川は葵と話をしたことにより、太一に告知をすることを決めました。太一には「このステージでは手術でがんを取りきることはできない。余命3ヶ月」と告げます。しかし抗がん剤治療で、がんを小さくして延命治療することができます。
しかし太一は「治療は必要ない。俺は店で鍋をふって、うまいものが食べれればそれでいい。あと3ヶ月もあればお釣りがくるくらいだ」と言って治療を拒否します。
樹里は太一がそういうであろうことも予想していたし、太一が決めたことなら賛成しようと思っていましたが、やはりいざとなると3ヶ月でお別れなんてとても受け入れられません。号泣する樹里。
そこで葵が「どんな選択をするにしても、支えていくのは辰川さんや樹里ちゃんです。ご家族でしっかり話し合ってください」と言って病院から見送りました。太一は抗がん剤治療を受けることを決意しました。
ケモセラピー
ケモセラピールーム。がん患者を治療するために薬剤を調剤する認定薬剤師の資格を持っているのは、ここでは刈谷(桜井ユキ)だけ。
意外にも相原(西野七瀬)が興味を示します。そして、がん治療を間近で見てみたいと言って、葵について太一の担当になりたいと志願します。
相原は昔の葵
葵は仕事が終わってからも、辰川の様子を見に中華屋に行きます。相原はやる気になりすぎて舞い上がっていて、危なっかしい。相原と葵が2人で辰川のところに行って、葵が相原にブチ切れたら困ると思った瀬野(田中圭)は一緒について行きます。案の定、相原は根拠のない資料で「大切な治るかも知れませんね!」などと無責任な発言をするので、葵はそれを注意します。
「そう言ってあげたら希望が見えると思ったから」と相原。「希望を与えるなら責任を取らないと」と葵。途中で瀬野が「昔の自分を見ているようだろう?ちょっと多めに見てやれよ」と相原をかばいます。
昔、瀬名は葵の指導係で、空回りする葵にめちゃめちゃブチ切れていたそうですが。
みんなで草野球
太一は「死ぬまでにやりたいリスト」を書いていて、その中の1つに「野球観戦」がありました。このところ体調も良いので、家族で野球観戦に行くことに。
しかしその日、太一は高熱を出して病院に搬送されてしまいます。太一は大事には至らず、「葵と話がしたい」と言って葵を病室に呼び出します。
「そろそろこれにしてもいいかな?何があっても延命はしないでほしい」
太一の「やりたいことリスト」の中の「家族と一緒に過ごす」と言う項目。「このまま入院して体調が良くなったら自宅に戻れる」と葵は促しますが「わかってる。でもね、最後にどう生きるかは私が決めること。正直もうしんどい。俺は家族に絶対泣き事は言わないって決めてきてきたから、朱里ちゃんや秀三には言いづらくて。頼むよ、葵さん…」
太一を緩和ケアに移す事に納得ができない相原。葵「医者は病気を治すために治療を成し遂げる。でも薬剤師はそれだけじゃない」
葵は入院しながら太一が家族と過ごせるように、病院の食堂に頼んでキッチンを使わせてもらえるようにしました。辰川がチャーハンを作って、太一に届けます。
それから、薬剤部のみんなが集まって、草野球をし、野球観戦の夢も叶えます。
太一の死
調剤室で忙しく葵や相原が調剤していると、太一が急変し、もう家族が呼ばれていると連絡が入ります。しかし葵は調剤を続けます。「こっちのお客さんを待たせているし、薬剤師がそういう場面に立ち会う事は無いから」
しかし販田(真矢ミキ)が「行っておいで」と送り出してくれました。
太一を看取り、しかし樹里も辰川も満足げな表情でした。葵と相原にもお礼を言ってくれました。
相原は初めて患者を看取り、「諦めずにやり続けてくれた。それでも悔しい悲しい。みんな一緒だよ。それでも患者さんのために何ができるか、考え続けるしかないんだと思う」と葵。
瀬野は太一から葵に渡してほしいと、野球ボールを預かっていました。ボールには「ありがとう」と書かれていました。
さすがに葵は奥の部屋に隠れて号泣してしまいます。そこへ落ち込んでいる葵を慰めようと同僚たちがやってきました。瀬野は泣いているのがみんなに見られないように「もう帰った」と嘘をつきました。
治験
七尾(池田鉄洋)は瀬野に「治験をしていれば状況は変わっていた」と言います。
七尾は、太一に治験の話を持ってきていましたが、治験にはネガティブなイメージがついてしまっているため、辰川や朱里には「治験と言う言葉は強すぎる」と葵が反対して結局やらなかったのです。
七尾はただ自分の利益のために使いたかっただけですが、それを瀬名が指摘すると、「そちらこそ個人的な理由で治験を嫌がっているのでは?」と言われます。瀬野は七尾の胸ぐらにつかみかかります。「殴ると“また“問題になりますよ?」
葵の妹の死
葵は子供の頃、妹を亡くしています。治療が辛くて妹は「どうして病気はお姉ちゃんじゃなくて私を選んだの?」とよく葵にあたっていました。結果、妹は死んでしまいました。
葵が妹が入院していたベッドに座っていると、薬剤師さんが来て背中あわせに座ってくれました。
今、葵が樹里にしているように。
そして泣いている葵の手をずっと握っていてくれたのです。だから葵は薬剤師になろうと思ったのでした。
薬剤部がみんなで野球をするところ、みんな仕事は大丈夫なの!?と思って、1番の感動シーンだったはずなのに、なかなか入り込めませんでした。日曜日の設定だったのかな?そしたら病院薬剤師なので仕事は休みのはずですよね?そこら辺の説明が欲しかったかな。
でも、小野塚とかも来ていて、ドラッグストアも忙しすぎて気持ちまでヘトヘトで患者のことなんてかまってられるか!みたいなこと言ってたのに、みんなすっごい暇じゃん…?
そして危篤の知らせを受けて、二人も薬剤師が抜けてしまうと言うのも…。あれだけ関わってしまった患者さんなので、連絡を受けて行かないと言うのも辛いと思うけど、薬剤師が患者の危篤に立ち会うのは仕事ではないし、行ったとしても何もできる事は無いのだから、連絡を入れないほうがよかったのかなと思います。
葵の妹の話
妹は病気でなくなっているんですね。治験に反対していたのも、そのせいだったのかな?自分も患者の家族になったことがあるから、患者だけでなく患者の家族丸ごと救おうとするのですね。そこは一貫性がある裏設定だったと思います。
瀬野はそのことを知っていそうだったし、「また問題になりますよ」と言うのはどういう意味なんだろう?
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葵みどり(石原さとみ)が『娘娘亭』で食事をしていると、辰川秀三(迫田孝也)の娘、樹里(久保田紗友)が帰って来た。みどりは具合が悪そうな樹里を気にするが、辰川は客に挨拶もしない樹里を叱り、最近は自分と口も聞かないと嘆く。それでも、樹里を心配するみどり。一緒にいた小野塚綾(成田凌)はお節介と評した。
翌日、みどりは相原くるみ(西野七瀬)に樹里の話をする。だが、くるみは樹里よりもみどりが小野塚と食事をしていたことが羨ましい。話しながら廊下を歩いていると、年配の患者、龍一(菅原大吉)がうずくまっていた。介助しようとするみどりに、龍一は自分は医者だ、薬剤師より自分の体のことはよく分かっていると無碍に言い放つ。そこに妻の志帆(宮田早苗)が来て、龍一を病室に戻した。
調剤室に戻ると、販田聡子(真矢ミキ)も手伝うほどの忙しさ。一方、羽倉龍之介(井之脇海)は電話で疑義照会しているが医者に押し切られてしまう。医者の言うことは絶対と諦めている羽倉に、みどりは納得出来ない。そこに志帆が羽倉を訪ねて来る。志帆は羽倉の母親、龍一は父親で病院を経営する医師だった。
どりはくるみと龍一に服薬中の薬などを聞きに行く。龍一の態度は薬剤師が診察するのかと高飛車。そんな時、みどりに瀬野章吾(田中圭)から救急センターに来いと連絡が。樹里が搬送されたのだ。付き添いの小野塚は、樹里が自分の店で倒れていたと言う。駆けつけた辰川は医師から樹里が摂食障害だと告げられる。樹里の環境変化を気にかけるみどりに、辰川は祖父の太一(伊武雅刀)が末期がんで入院していることを教えた。家族の絆は壊れかけていた。
<出典>フジテレビ公式
羽倉龍之介(井之脇海)の母親が調剤室に訪ねてきました。父親の龍一(菅原大吉)は、この病院に入院している患者です。龍一は医者で自分の病院を持っていますが、自分の病院に入院するのが嫌だと言うことで、妻の志帆(宮田早苗)がこの病院に決めたのです。そうでもしないとお互いに会ってくれないから。
龍一と龍之介は微妙な関係なのです。
辰川の娘は摂食障害
葵(石原さとみ)の行きつけの中華屋、辰川(迫田孝也)の店の娘の樹里(久保田紗友)が緊急搬送されてきました。小野塚(成田凌)のドラッグストアに買い物に来ていたところ、突然倒れたそうです。
樹里は摂食障害で、精神的ストレスが原因のようです。
実は辰川の同居している父親の太一(伊武雅刀)もこの病院に入院している患者で、末期のガンでもう長くありません。
樹里は昔からおじいちゃん子だったので、そのショックが大きいのです。太一には病気のことを告知していません。太一の妻もまたガンで亡くなっていて、その時に抗がん剤治療で苦しい思いをしてきたのを見ているため、どうしても言えずに、告知しない事は辰川が決めました。
樹里は自分が摂食障害で入院しているとおじいちゃんに知られると心配してしまうと思い、入院している事は内緒にしてほしいと辰川に頼みました。
葵は隣の病室に入院している心春に頼み、樹里に会いに行ってもらいます。心春は小さい頃から白血病で入退院を繰り返していますが、おしゃれが好きでかわいい洋服をたくさん持っていて、とても患者には見えません。
「こういう服を着た方が、おじいちゃんにも会いやすいんじゃないかと思って」樹里は心春に借りた服を着て、もう退院したふりをして太一の見舞いに行きます。
龍一は薬剤師を認めない
龍一は、茨城の羽倉病院の院長。代々医師をやってきた家系で、地元の名士。関東薬事連盟監事。関東薬事連盟の理事選の投票権を持っているため、理事になりたい販田(真矢ミキ)は「お父様を私に紹介してもらえない?」と完全に舞い上がっています。
しかし龍一は薬剤師のことを見下していて、「薬剤師は医者の奴隷だ!」なんて平気で言ってしまうような人間です。
龍之介は二浪しても医大に入れず、家では落ちこぼれ扱い。
医者を諦め薬剤師になると決めた時に、「お前はもう家の人間ではない。出て行け!」と言って家から追い出されたのです。
アジスロマイシン500ミリグラムを飲んだ子供の患者が、耳鳴りの副作用が出たと言って母親が再診に来ました。この薬は体重によって、過剰に投与すると耳鳴りや下痢などの副作用が出ることがあります。龍之介はきちんと一緒に擬似照会を出していましたが、「長年この量で出していて、許容範囲内だから大丈夫」と押し切られてしまい、印鑑を押してしまいました。
医師の指示通りとは言え、「自分で責任を持つべき」と葵に言われ、龍之介は患者に謝りに行きます。患者の母親は全然怒ってはいませんでしたが、指示を出した医者は「これからは気をつけてくれよ」と龍之介のせいにしてきました。
その姿を龍一が見ていて、「惨めなもんだなぁ」と声をかけてきて、また親子の関係が悪くなってしまいます。
認知症
実は龍一は認知症になりかけていました。今回の入院も交通事故によるムチウチですが、事故の原因はアクセルとブレーキを踏み間違えたのでした。
龍一は脳神経外科の第一線でやってきた医者で、MRIを見ればすぐに自分の症状がわかってしまうので、怖くて見られないのです。
志帆は龍之介に「”俺が一緒になって後を継ぐから、治療受けて”って説得して」と言います。龍一は本当は龍之介のことをずっと気にかけていて、特に自分の症状を自覚し始めてからは「龍之介はどうしてる?」と何度も志帆に聞いてきていました。
葵は認知症ではない可能性についても調べていました。葵が龍之介に「手伝って」と頼むと、「こんなの意味ない。薬剤師の言うことなんて聞くような人じゃない。薬剤師は医者の奴隷だって思っているような人なんだから!」と言います。
葵「あなたはどう思ってるの?薬剤師はみんな必死に勉強して、知識を総動員して患者さんのために出来る限りのことをしている。医者になれなかった時、薬剤師を目指したのは、違う形でも患者さんのために何かできることをしたいって考えたからじゃないの?だとしたら、羽倉龍一さんと言う患者さんのために、薬剤師として最後まで責任持ちなよ」
葵と龍之介は徹夜で調べました。翌朝、龍一は勝手に「退院する」と言って病院を出て行こうとします。
しかし龍之介が引き止め見せた書類には、脳の萎縮は見られず、物忘れの原因はいろいろな種類の薬を多量に摂取していたことが原因でしたと書かれていました。
龍一は「医者だから大丈夫」と言って、ちょっと体調が悪いと自分で勝手に薬を処方して飲んでいました。志帆がそれを全て手書きで記録しておいたので、それをもとに葵たちが調べることができました。
龍一は認知症ではなかったのです。
龍之介は薬剤師として生きていく
葵から薬の説明を受けていた龍一は「もういい。医者だからわかる。医者の真似事をして気が済んだか?」と言って帰ろうとします。
葵「”薬剤師は医者の奴隷だ”。私はそうは思いません。確かに薬を処方するのは医師にしかできません。でもそこでダブルチェックをすることで、患者さんに安全な薬が届けられます。今回の件も、薬剤師がチェックをしていたら、このようなことにはならなかったと思います。医者だからといって、ご自分で判断なさらないでください」
それでもお礼も言わずに出ていく龍一。すると龍之介が追いかけてきます。
「俺みたいな中途半端な奴を馬鹿にするのは構わない。だけどここにいるみんなは違う。ここにいるのはみんな薬のプロだ。これだけは認めろよ、あんたを救ったのは薬剤師だ!」
龍一「龍之介、もう一度医者を目指してみないか?引退が近づいて、やはり私の椅子に座るのはお前しかいないと思ったんだ。うちの病院に来て、医者を目指してみないか?」龍一は初めて素直になりました。
しかし龍之介はそれを断ります。
「昔、あんたは俺のヒーローだった。いろんな人に感謝されている姿を見て誇らしかった。だけど薬剤師になったわかった。薬剤師にも人を救うことができる。僕はここに残って、薬剤師を続ける!」
龍一は「龍之介、手、出せ」と言って両手でグータッチをしました。それは龍之介がまだ小さかった頃に2人でよくやっていたことでした。
太一が急変
太一の体調が急変しました。それを知った樹里はまた食べたものを戻してしまいます。
葵「樹里ちゃんが辛いのは、おじいちゃんに本当の病気のことを秘密にしていることだよね?」
樹里「本当は治らないってわかってるのに、嘘ついて治療を受けさせてる。みんなも私も嘘つき。それがすごく辛い。助けて、葵さん…」
お父さん、「薬剤師は医者の奴隷だ」とかかなりひどい考え方だったけど、子供の頃のシーンで患者さんみんなに感謝されてて、胸張って仕事してて、龍之介にとっては本当にヒーローだったんだなぁと思うと、そういう父と息子の関係っていいですよね。「お父さんに憧れて同じ職業を目指した」なんて父親冥利に尽きますよね。
最後は龍之介が自分の意思で自分の進むべき道を決めたけど、本当は医者になれるんだけど自分の意思で薬剤師を選んだ、とかの方がかっこよかったかな。
だから、いちど医大を受けてちゃんと医師免許も取って、それでも薬剤師をリスペクトして感謝できる医者になる…と言う流れの方がかっこよかったかなぁ。
それからお父さんが「薬剤師は医者の奴隷」と言っていたのも、代々医者家系とかじゃなくて、自分の父親が薬剤師で医者に奴隷扱いされてきたのを見て育ってきたから自分は頑張って医者になったとか、そうゆう裏設定が欲しかったかも。
毎回のパターン化に飽きてきた
初回はかなり感動したけど、だんだんこのパターン化された展開に飽きてきました…。医者が偉そうな顔してるばっかで使えなくて、薬剤師が頑張って奔走して、最後はわかってもらえて感謝される、みたいな。
もうちょっと”いい医者”とかも出てきて、医者と薬剤師が協力して患者を救う!とか、色々とパターンを変えてみたらいいのになぁ。
ドラマの作者が医者を敵対視しすぎているなぁと思います。
Tverでの放送は終了しました
<予告動画>
葵みどり(石原さとみ)は相原くるみ(西野七瀬)と救急センターの調剤室で仕事中。すると、処置室にいた瀬野章吾(田中圭)から、搬送された小学校教師、新田奏佑(浅利陽介)の処置を手伝うよう呼ばれる。意識を取り戻し、医師から入院を告げられたが拒否する新田をみどりがなだめる。
調剤室に戻る途中、病院薬剤師の忙しさに辟易するくるみに、みどりは産休育休を取っていた先輩が戻ってくると告げる。しかし、その先輩はドラッグストアに転職することになってしまった。このままでは忙しくなりすぎて、みんな辞めてしまうと嘆く刈谷奈緒子(桜井ユキ)を販田聡子(真矢ミキ)が諫める。
みどりはくるみと新田に服用薬を教えてもらうと大量の薬を出した。なかには日付の古い薬がある。また、くるみは半分に割られて処方された錠剤に気付くが、みどりが制した。みどりたちが新田の病室を出ると、ひとりの児童がいる。新田の教え子らしいが、声をかけると帰ってしまった。
錠剤を割る処方は、その薬剤で行ってはいけないもの。みどりから話を聞いた刈谷たちも憤る。みどりはドラッグストアに電話して、新田の薬を出した薬剤師に問い合わせるが、白けた対応に腹が立つだけ。それならばと、みどりは直接ドラッグストアに赴く。躊躇しながら店内に入り、薬剤師を探すみどりに声をかけた店員は『娘娘亭』で顔見知りの小野塚綾(成田凌)だった。薬剤師だった事と電話で新田の薬について応対も小野塚だった事に憤るみどり。どうやら、小野塚は病院薬剤師を嫌っている様子で…。
<出典>フジテレビ公式
救急の手術は緊迫感が半端ないので、初めて救急に立ち会った相原(西野七瀬)はドキドキ。救急の認定薬剤師の瀬野(田中圭)は冷静に対応します。
薬剤師はいつも人手不足ですが、産休が終わり戻ってくる仲間(上原りさ:おかあさんといっしょのりさお姉さん!)がいるので、みんなは期待します。しかし、その同僚は「ドラッグストアに移りたい」との申し出ます。ドラッグストアは給料も高く、夜勤に入ればかなり稼げると、ウハウハな状況らしいです。病院薬剤師は当直手当もほとんどつかないし、子育てをしながら働くなら、やはりドラッグストアのほうがいいに決まっています。
このまま人手不足が続けば、みんな辞めてしまうと焦る販田(真矢ミキ)。
DO処方
小学校教師の新田(浅利陽介)が、体育の授業中に校庭で転倒し怪我をして救急で運ばれてきました。新田は腎機能障害のある患者です。
新田は山のような量の薬を飲んでいます。薬を一つ一つ確認していた葵(石原さとみ)は、DO処方がされていることに気がつきます。Ditto(ディト)の略で、DO。繰り返しコピーと言う意味で、前回と同じ処方を繰り返すことを意味します。
それに薬の錠剤が、半分に割られて処方されているものもありました。
すぐにその薬局に電話で問い合わせをする葵ですが、相手はかなりやる気のない感じで、「その時はちょうど薬の在庫が切れていたので、とりあえず半量の指示だったので半分に割って処方した」とありえないことをいいます。その後も、電話の相手は適当に答えて電話を切ってしまいました。
小野塚は薬剤師
その夜、葵はその薬局に行ってみます。すると、そこにいたのは小野塚(成田凌)でした。
薬局には薬局の大変さがあり、小野塚は夜勤に入っていて、この辺では夜間に薬剤師がいるところが他にないので、処方箋以外の薬の販売も多いし、予約分の投薬準備や監査、薬歴の記載、レジ締め、すべてひとりでやらなければなりません。その他にも、自己負担金を払わない患者のために、頭を下げて集金に行ったり、レセプトなどもやらなければなりません。
病院薬剤師が忙しいといっても、しっかりと患者に向き合える環境なのです。
新田は腎機能障害を持っていて、透析に通っていますが、いつも薬を取りにこの薬局に来たときに、栄養ドリンクとカップめんを買って行きます。腎機能が障害がある人がそんなに栄養ドリンクを飲んだら、排泄がうまくいかなくなって中毒になる可能性もあります。
しかし小野塚としては「客が欲しがっているんだから、俺に止める権利は無い」との考え。薬を割って処方したのも、新田はいつも透析を終えてから夜11時ごろに薬を取りに来るので、そんな時間のない人に「在庫がないからまた時間を作って別の時に取りに来てくださいとは言えない」との考えからでした。
葵は「あんな薬剤師に、新田さんを任せるわけにはいかない!」と思い、新田にかかりつけ薬局を作ってみてはどうか?と提案します。しかし新田は、「夜遅くまでやっているあそこでなければダメだ」と頑です。
新田は週に3回も早く帰らせてもらって、約4時間の血液透析を受けています。
翌日は、ドラッグストアで買った栄養ドリンクを飲みながら前日にやり残した仕事を残業でこなします。そしてその次の日はまた透析…。
新田は1度は透析のために仕事を辞めて治療のみの生活に専念したことがありましたが、その時に「自分は何のために命をつないでいるのかが分からなくなった」と言います。だから今は、仕事を優先したいのです。
それでも何とか新田を説得しようとする葵に、新田は「初めて会った人に、僕の人生まで否定されたくありません」と心を閉ざしてしまいました。
新田のために何とかしてあげたいのに、新田に拒絶されて落ち込む葵。「私のやり方って間違ってるんでしょうかね?」すると瀬野は「お前のやり方なんてどうだっていい。お前がやりたいことじゃなくて、患者がして欲しいことをやれ」とアドバイスしました。
新田が病院からいなくなる
新田が病院からいなくなります。葵は小野塚に電話をします。新田と週に3回あっていた小野塚なら、何かわかることがあるのかもしれないと思ったからです。小野塚は今日が小学校の運動会だったことに気づき、小学校に走ります。すると門の前で倒れている新田を発見しました。重度の貧血に陥っているようです。
新田は病院に運ばれ無事でした。
瀬野は、小野塚に救急車に同行してくれたことをお礼を言い、救急隊員にとっさにヘモグロビン値のことを伝えたのは「知識のある証拠だ」と言います。しかし小野塚は、「手が震えて119さえまともに押せず、何もできなかった。俺はあんたたちとは違う」と言って、去っていきました。
理想の教師像
新田は、自分の判断で1つの薬を飲んでいませんでした。その薬を飲むと、気持ちが悪くなって吐き気を催してしまうからです。いちど、子供たちの前で吐いてしまったことがあり、それから子供たちには「ゲロゲロ先生」と呼ばれていました。
新田は病室に子供たちからもらった寄せ書きを大切そうに置いていましたが、実はこれは今のクラスのものではありません。前に新田が持っていたクラスのもので、新田が病気により離職するときにもらった寄せ書きでした。その頃は体育もできたし、残業もバリバリこなし、自分の理想とする教師像でした。
しかし今は全然違います。週に3回も早退することによって同僚たちからの風当たりは厳しく、「病気と言われたら何も言えないからな…!」と皮肉を言われたり、親たちからも「新田先生ははずれのクラスだ」と言われるようになりました。そんな大人たちの対応は子供たちにも伝わり、子供たちからの信頼度が下がりクラスは崩壊していきました。
運動会の練習をしていた時、かけっこの練習をする生徒にアドバイスをしたところ、「じゃぁ先生走ってよ!」と言われました。他の生徒たちも盛り上がり、新田も全力で走り切れば、理想の教師像を取り戻せる!そんな気がしたのです。しかし走っている途中で倒れてしまい、病院に運ばれてきたと言うわけです。
今日は運動会で、生徒たちのために作った横断幕を届けようとしたのです。しかしその夢も叶わず、また途中で倒れてしまいました。
病院薬剤師は、患者との距離が近い分、患者の人生を一緒に背負い込んでしまって辛い…。そんな思いを抱えながら、相原と葵が病室を出ると、新田の生徒が来ていました。この生徒は前にも病院に来ていました。この生徒は、新田に「走ってよ」と言った生徒。自分のせいで…と責任を感じていました。
お薬カレンダー
葵は、新田が吐き気に悩んでいた薬を、医師に頼んで別の薬に変えてもらいました。そして薬の飲み忘れがないように、お薬カレンダーを用意します。
「どうせ入れるのがめんどくさくなって、使わなくなるのでいいです」
自暴自棄になっている新田は、もう教師もやめようかと考えています。
すると葵は、お薬カレンダーの1つのポケットに小さなメッセージカードを入れます。それは新田を心配して病院まで来ていた生徒からの手紙でした。
「僕のことを心配してくれる生徒が1人でもいたなんて、それがわかっただけでも嬉しいです」と新田が言うと、「1人だけではありませんよ」と言って、次のポケット、そのまた次のポケットへとメッセージカードを入れます。
実は葵が校長先生に頼み小学校まで出向き、クラス全員にメッセージカードを書いてもらっていたのです。30日間のカレンダーのポケットは、すべて生徒からの寄せ書きで埋まりました。
新田はもう一度教師に対して希望を抱き、治療続けながら教師と言う仕事を頑張っていく決意をしました。
ドラッグストア薬剤師の現実
葵は小野塚に、新田のことを俺に行き、病院でやっている薬剤師の勉強会に小野塚を誘います。新田の為に病院まで付き添ってくれた小野塚の行動に、本当はもっと患者と向き合いたいのではないか?と感じたからです。
しかし、葵の押しつけがましい行動に小野塚は苛立ちます。
「俺だって今の自分がいいと思ってない。だけど仕方がないんだ!薬剤師の資格を取るために奨学金で600万円の奨学金を借りた。この薬局で就職して3年間働けば、すべてその借金を肩代わりしてくれると言った。だから理想じゃなくて現実をとった。」
もちろん小野塚も最初は理想を持って薬剤師を目指し勉強していました。しかし、3年間週3日夜勤でワンオペで働き続けていると、だんだん理想なんてどうでもよくなってきます。
小野塚は勉強中に、瀬野の立ち会った手術を見学したことがありました。医師の指示に対して、より良い薬の提案をし、患者を救った瀬野。「薬剤師が患者を救ったところ初めて見ました」と言う小野塚に「救ったのは医者だよ」と淡々と言う瀬野。
そして「救急に興味があるなら、認定薬剤師の資格も取った方がいいよ」と瀬野はアドバイスしてくれました。小野塚は、その頃の希望に満ちていた自分を思い出していました。
後日、新田が処方箋を持ってやってきます。薬が変更されていることに気づいた小野塚。薬を渡し、帰っていく新田に「新田さん、困ったことがあったら何でも相談してください」と小野塚は声をかけました。ほんの少し、小野塚の心に変化が表れたようです。
販田へのサプライズ
販田の今の1番の使命は、人材を増やすこと。そのために、相原を連れて学生の就職イベントに参加し、ブースに1日立ってみましたが、学生が3人しか来ませんでした。「病院薬剤師は医者の奴隷」なんて言葉もあるように、病院薬剤師は人気がないのです。
そこで刈谷(桜井ユキ)たちは、「販田部長に隠れて、あれやっちゃいましょう!」と何やら計画を立てています。「販田部長、驚くでしょうね。薬剤師がみんな消えちゃったら…」と言う会話を、影で聞いていた販田は、ストライキを起こされるのかとドキドキ。
薬剤室に、薬剤師が1人もいません。ついにストライキが起こったのだと泣き崩れる販田。すると音楽が鳴り、薬剤師たちが全員出てきました。これは販田の勤続20周年を祝うサプライズだったのです!
トローチの穴
中華屋に来た葵。小野塚が先に来て食べていました。2人が知り合いだった知っているので、(だけど喧嘩したと言う事情は知らないので)、店主が同じ席に通してしまいます。
小野塚は、新田の近況報告します。
葵「やっぱりかかりつけの薬局薬剤師さんは患者さんのことよく知ってるなぁ」
小野塚「なんか偉そうなんだよなぁ。薬のことなら俺より何でも知ってると思ってるだろう?」
葵「知ってますよ」
小野塚「じゃあトローチにはなんで穴が空いてるのか知ってますか?」
2人は一緒に食事をしながら、楽しく会話を続けるのでした。
お薬カレンダーのポケットに、生徒一人一人からのメッセージを入れて寄せ書きが完成する、と言うところが感動的で良かったのですが、葵が小学校まで行って生徒を先導してメッセージを書かせていたと言うシーンはちょっといらなかったんじゃないかな…?「薬剤師の仕事じゃない」の範囲のレベルを超えすぎかと…。いつも葵は暴走しているけど、それでも薬に関係する事でしたが、今回完全に薬や医療とも全く関係ないところにまで手を出し始めた…!
それはちょっとやり過ぎで、ひいてしまいましたね。
先週、薬の確認のためであっても外出許可がなかなか降りなかったのに、よく小学校で子供たちに教師の真似事をすると言う理由で外出許可がおりたなぁと、そこら辺も気になっちゃいました。
前の学校でもらった寄せ書きを大事にしているけど、今の生徒から寄せ書きをもらっていない…からのお薬カレンダーで寄せ書き完成!と言う伏線回収はとてもきれいだったので、もうちょっとどうにかならなかったのかなと思います。
薬剤師の裏事情
今回はドラッグストアの薬剤師が給料ウハウハに儲けていると言う裏事情が知れて、ちょっと興味深かったです。ドラッグストアで働くのは、病院で働くのよりもかなり楽そうだなぁと思ってしまいますが、そっちの方が給料が良いなんて意外ですよね。
だけど小野塚の現場で言えば、せっかく薬剤師として勉強した知識を生かす仕事ばかりではなく、まるでコンビニ店員のように栄養ドリンクの補充をしたりトイレ掃除をしたり…いわば雑用のようなこともやらなければいけないかったり、ワンオペで夜勤をこなす薬剤師の悩みも登場しました。
病院で待たされた後に薬局で待たされるのは患者としてはイライラするし、そこで働く薬剤師さんは「患者は病院でも薬局でも待って当たり前。薬が欲しいから文句が言えない、のをいいことに、淡々と仕事してるなぁ…」なんて思っていたのですが、色々と大変なんですね。今まで、薬剤師ってちょっと楽そう…と思っていて、申し訳なかった!自分の知らない職業の裏側が見れると言うのは、お仕事ドラマの良いところですよね!
ってか、トローチの穴の理由、教えて~!
Tverでの放送は終了しました
<予告動画>
葵みどり(石原さとみ)はこの日も、入院患者が薬をしっかり飲んでいるか、相原くるみ(西野七瀬)とともに病棟を回る。販田聡子(真矢ミキ)に早く調剤室に戻ってくるよう釘を刺されたみどりは、患者と話す時間を少しでも多く作るため、いつもより早足で病室を巡っていくなかで、右腕の骨折で入院している大宮清(小林隆)の病室へと入ると、見舞いに来ていた篠原麻利絵(大後寿々花)と何やら言い争いをしている。2人の口論を止めた後、みどりは入院前に飲んでいた薬はないか大宮に聞くも、「知らないよそんなこと」と吐きすて、大宮はポーチを持ってトイレへと立ってしまう。困ったみどりは麻利絵に大宮の最近の体調を尋ねるが、麻利絵もわからない様子。みどりが麻利絵に大宮との関係を尋ねると、“父親”だと答えるが何か事情がありそう。
調剤室では、販田聡子(真矢ミキ)が走り込んで来て何やら慌てた様子。販田は、薬剤部一同に向かって、厚生労働省の麻薬取締官が医療麻薬の管理調査に来ると告げる。病院で扱っている医療用麻薬が適切に管理されているかの確認のためだ。刈谷は調剤室にある医療麻薬と帳簿と照らし合い、薬の数が帳簿と合っていることを確認。販田は他の保管状況を調べるため、工藤虹子(金澤美穂)たちを連れ出した。
そんな中、病室の外が騒がしくなる。みどりとくるみが病室の外に出ると、大宮が意識不明で倒れていた。みどりはくるみを調剤室へと帰し、麻利絵と一緒に救急センターの救急処置室に搬送される大宮に付き添う。救急処置室では医師と共に瀬野章吾(田中圭)がケアにあたるが、大宮の容態は重篤に陥る。
一方、麻薬管理室を調べていた販田たちは、薬剤の数が足りない事に気づく・・・。
<出典>フジテレビ公式
葵がいつものように病室を回って患者さんがちゃんと薬を飲んでいるかを確認していたところ、大宮清(小林隆)という患者と、見舞いに来ていた篠原麻利絵(大後寿々花)が言い争いをしていました。大宮はトイレに行くと言って帰ってこず、その後トイレで倒れていたのを発見されました。
大宮が普段飲んでいた薬はあるかと麻利絵に聞きますが、実は麻利絵と大宮は20年ぶりに再会した親子で、麻利絵が子供の頃に大宮が借金を作って家を出て行ったきり一度も会っていなかったのだそうです。今回、麻利絵が結婚することになり、相手側が「お父さんにも結婚式に出席してもらったら?」と言ってくれ、麻利絵の死んだ母親も「結婚する時にはお父さんに参列してもらってね」と言い残していたことから、「結婚式に出て欲しい」と頼みに来たのでした。
しかし大宮は「結婚式に出るつもりはない。お前とはもう二度と会わない」と麻利絵に言い放っていました。
外出許可
大宮が何か隠し持っていた薬を服用していた恐れがあるため、それを探すために葵は外出し大宮の自宅を捜索します。
葵は大宮の部屋で薬を発見しますが、割れていて識別番号が確認できません。薬オタクの葵は、いつも薬の味を自ら試しているので、その薬を味わってみました。そして何の薬かが判明しましたが、葵のカンだけでは正確な情報として医師に伝えることができません。
葵は大宮の部屋にあった病院の診察券の病院に片っ端から電話をして、最近来院していた病院を探し出し、処方箋を確認しに行き、薬を特定しました。すぐに瀬野(田中圭)に電話連絡をして、瀬野が医師に伝え大宮の手術は成功しました。
この日はとても忙しく、薬剤部部長の販田(真矢ミキ)は外出許可を出しませんでした。それを問題視したのは薬剤部副部長の七尾(池田鉄洋)。しかし、瀬野が気をきかせて医者からの外出許可をもらっていました。病院では医者の言うことは絶対なのです。
麻薬紛失!
葵ががんばっているその頃、薬保管庫ではフェンタニルと言う麻薬の1種の薬が1つなくなっていることにが発覚し大騒ぎ!
ちょうどこの日は麻薬取締の監査が来ており、なくなっていることがバレれば警察に連絡され捜査になってしまいます。
医療事業とは言っても麻薬は麻薬。麻薬の取り扱いが不適切と判断されれば、麻薬の取り扱いの権利を剥奪され、麻薬を使ったオペなどもできなくなってしまいます。
実は荒神(でんでん)が医師の指示により1本持ち出し、帳簿に記入するのを忘れていました。相原(西野七瀬)がその医師に確認しに行き、薬を持って帰ってきます。その時ちょうどマトリがフェンタニルの確認をしていたところでしたが、荒神が手品で気を引いている間に、販田がこっそり元の場所に戻し事なきを得ました。
患者のため?利益のため?
その日、葵と販田と相原と刈谷(桜井ユキ)でご飯を食べに行きました。葵の行動に納得がいかないのは刈谷。「患者のためにやっている」といっても、病院の利益を生まなければ、薬剤部が縮小されてしまうかもしれません。病院に薬局がなくなったら、結局困るのは患者さんです。
葵が刈谷の意見に反応すると、刈谷は不機嫌になって帰ってしまいました。するとちょうどまた小野塚(成田凌)が来ていて、話しかけてきます。「病院薬剤師の仕事に興味があって」と言う小野塚に、販田は一緒の席でご飯を食べるように勧めます。
小野塚「さっきの人の話、ある意味1番患者さんのことを考えてるなぁと思って、感動しちゃいました」
薬が飲めない子供
刈谷が帰り道で、昼に薬を渡した子供の患者とその母親を偶然見かけました。母親はシングルマザーで、病気の子供を抱えて仕事をしていて大変。
そして子供が粉薬を嫌がってなかなか飲んでくれないため、「違った薬に変えてもらえないか?」と次に病院に行ったときに頼んでいましたが、まだ小さい子供は気管に詰まってしまう可能性もあるため、「もう少し頑張ってみてください」と医者に言われてしまいました。「私、がんばってないのかな…」と落ち込む母親。
その後、刈谷からも同じ薬の説明を受け、また「粉薬をいやがって」と話してみますが、また「もう少し…」と言うので、母親は先回りして「”頑張れ”…ですよね」と言って帰ってきました。そんな母親の後ろ姿を見て、思わず刈谷のは母親を追いかけました。
刈谷は葵に薬の説明を頼みます。少量なら試食をしても大丈夫なので、母親に食べてもらいます。多少甘い味がついていますが、苦味は少し残ります。もともとすごく苦味の強い薬で、甘みでコーティングしてあるのです。母親は「ジュースに混ぜて飲ませているけど全然駄目で」と言っていました。今度はオレンジジュースに混ぜて母親に飲んでもらいます。すると「苦い!」と母親は驚きました。酸性のものと混ぜてしまうと、コーティングが溶けて苦味が前面に出てしまうのです。
今度はチョコアイスに混ぜて食べてもらいました。すると苦味を感じずに食べることができました。これは刈谷が自分の子供が同じ病気になったときにいろいろ試して行き着いた方法でした。刈谷もまたシングルマザーなのです。
片足でバージンロード
大宮は実は骨肉腫を患っていました。麻利絵に病気のことを隠していたので、結婚式にも行きたくないと言っていたのです。実は大宮はこっそり麻利絵の成長をずっと見守ってきました。別れた妻からも「運動会見に来て」などと誘われていましたが、「今さらどの面下げて」と言う思いがあったので、大っぴらには見に行けませんでした。
葵は大宮の病気のことを麻利絵にも話していました。「何勝手なことしてんだよ!?ただの薬剤師だろ!?」と怒る大宮に、「薬剤師だからしてるんです。患者さんが自己判断で服用して危険な目にあうのを見逃すわけにはいきません」
麻利絵「勝手にきれいな思い出にして逃げないで!片足でも何でもいいから、そのままの姿で見届けてよ!私には大宮さんしかいないの。大宮さんは私のお父さんなんだって!」
大宮「本当に馬鹿だな、俺の娘は」
葵は「今後も副作用が出るかもしれません。大変なリハビリもあります。だからこそ、きちんと2人で向き合ってください!」
調剤室に戻り「ちょっとやりすぎたかもしれません」と落ち込む葵に、刈谷は「自己満足?それとも患者さんのため?」と聞きます。葵は「患者さんのためです」と即答しました。刈谷「ならいいんじゃない?」
正反対の二人ですが、お互いを認め合っているのです。
大宮は病院をうつらず、この病院で骨肉腫の治療をすることになりました。担当医等はまだ決まっていませんが、薬剤師だけは葵を指名をしてきたそうです。
その後大宮は麻利絵の結婚式に出席。足を切断し、片足で松葉杖をついてバージンロードを歩きました。
今回、子供が薬を飲みたがらなくて苦労する母親のエピソードが出てきましたが、「オレンジジュースと混ぜると逆に苦味が強くなる。チョコアイスなどに混ぜて食べると良い」と言うのは、普通に薬局でさらっと説明を受けるけどな?あんな風に苦労してお母さん追い詰められてから、わざわざ個室に呼び出し時間をかけて説明するまでもないことかと…。毎回言われて「はいもう知ってますけど…」って言う位に、形式的に言われることだと思っていました。母親だったら結構これ知ってる人多いんじゃないかな?
刈谷が同じ位の年齢の子供がいるから自分で試行錯誤して見つけ出した裏技!的な感じで言われていたけど、これは薬剤師としては当然知っていなければいけない知識。最初の処方の時にその説明をしなかったのも刈谷の落ち度といえます。
褒められないのは刈谷のほう
アンサンぐは「賞賛されない」という意味ですが、薬剤師は賞賛されることはないけど縁の下の力持ち的に頑張るというストーリーのはずだけど、1話2話ともに結果的に葵は患者さんからとても感謝されていますよね。親身になって相談を聞いたり、どんどん生活に踏み込んでいって、看護師のように親しみを持たれています。
本当に縁の下の力持ちで自分に脚光を浴びることはないけれど病院の利益のためと冷静に考えて頑張っているのは、刈谷の方なんじゃないかなと思いました。このドラマはタイプや考え方の違う二人の薬剤師、葵と刈谷のダブル主演的なストーリーなんでしょうかね。
Tverでの放送は終了しました
葵みどり(石原さとみ)は、萬津総合病院薬剤部に勤務する薬剤師。救急センターで蜂に刺されて搬送された患者への医師の投薬を薬剤部副部長の瀬野章吾(田中圭)とサポートしていた。そこに、薬剤部部長の販田聡子(真矢ミキ)が新人の相原くるみ(西野七瀬)を連れて来た。心肺停止に陥った患者が心臓マッサージを受ける中、みどりは患者が日常服用している薬に気づく。それを医師に報告したことで、患者の心拍は回復。薬剤師が患者を救ったと、くるみは感動。しかし、患者の家族たちは、医師にしか感謝をしない。くるみに疑問をぶつけられたみどりは、「感謝されたいなら薬剤師は向いてない」と答える。
患者の投薬状況を見て回るみどりの早足に、くるみは着いて行くのがやっと。医師から小児病棟の糖尿病患者、渡辺奈央の血糖値が安定しないと聞けばすぐさま病室に赴くみどり。その病室には奈央と仲の良い森本優花も入院中。優花も糖尿病で入退院を繰り返していた。
薬剤室に戻ったみどりは刈谷奈緒子(桜井ユキ)に一喝される。医師から続々と届く処方箋の調剤に大忙しだからだ。みどりは届いた処方箋をくるみにも渡して調剤を始めた。羽倉龍之介(井之脇海)が、くるみの紹介をするが誰も手を止める事はない。そんな時、みどりは林医師の処方箋に疑問を抱く。すぐに、みどりは林に疑義照会(処方箋を出した医師への問い合わせ)をする。これが林とみどりの因縁に…。
<出典>フジテレビ公式
新人薬剤師の相原くるみ(西野七瀬)が販田聡子(真矢ミキ)に連れられて院内を歩いています。エレベーターに乗ろうとすると、病院でのエレベーター使用優先順位は「患者さん、医師、看護師、その次に薬剤師」と説明を受けます。薬剤師は病院の中では1番地位が下の扱いです。
くるみたちが処置室にやってくると、その時ちょうど、スズメバチに刺され、アナフィラキシーショックを起こした患者の処置をしているところでした。医師とともに患者の処置に当たっていたのはくるみの教育係となる先輩薬剤師の葵みどり(石原さとみ)。医師だけではなく、葵も心臓マッサージを行います。(心臓マッサージはかなり体力がいるので、順番に交代し、それは薬剤師も例外では無い)
しかしアナフィラキシーショックへの処置であるアドレナリン投与をしても全く効かず、患者の心配は停止したまま。すると葵が患者のポケットから薬の殻を発見し、患者が別の薬を服用していることがに気づきます。この薬との飲み合わせが悪いため、アドレナリンが効かなかったのです。葵は別の薬・グルカゴンの投与の指示を医師に求め、それにより患者は息を吹き替えしました。
それを見ていたくるみは「薬剤師も患者さんの命を救うことってあるんですね」と感心しますが、駆けつけた家族は医師に泣いてお礼を言っていました。今回のケースでは、薬の服用に気づいたのは葵で、グルカゴンの投与を提案したのも葵。医師は「持ってきて」と言っただけ。それでも患者が感謝するのは医師なのです。
「今回薬のことに気づいたのは葵さんなのに。薬剤師だって感謝されたいですよね」と言うくるみに、葵は「じゃぁこの仕事、向いてないかもね」と言うのでした。
薬剤師は忙しい
薬剤師の主な仕事は、病室を回り患者さんがしっかり薬を服用しているかどうかをチェックすること。勝手に判断してしまう患者も多いため、根気よく指導していくことが大切です。
とは言っても、葵は「一人ひとりの患者に深く関わりすぎ」と仲間たちから言われている”ちょっと変わった薬剤師”のようです。さらに新薬が出ると自分で試食してみると言う薬変態。葵的には「味や匂いがわからないと、患者さんに説明できないから」と言うポリシーを持っているようですが。
調剤室は常に戦場。薬剤師は毎年人手不足で、薬剤師と言うのはどれだけ仕事をさばいてさばいて、さばきまくれるか!というのが重要なのです。
疑似照会
その中でも厄介なのが、“擬似照会“。医師が処方箋を書き間違えていた場合、薬剤師が勝手に直すことができないので、医師に確認を求め処方箋の変更しなければなりません。これが1日に約40,000枚もあるのです。
「患者さんを待たせてはいけない」との思いから、葵は食堂で食事をとっている医師・林(飯田基祐)に確認に行きます。しかし食事を邪魔されたことと、他の医師がたくさんいる中で疑似照会を指摘されたことで、林は機嫌が悪く「それくらいそっちで直
しといてよ」と無責任な発言。しかし薬剤師にその権利は無いのです。すると、「全く医者がいないと何にもできないんだね、薬剤師っていうのは!はいはい、それでいいですよ!医者が許可しました!」とかなり嫌味な言い方です。
葵もさすがにストレスが溜まっているようですが、「患者さんに正しい薬を処方できればそれでいい」と自分に言いきかせて気持ちを沈めています。
妊婦を助ける
妊娠中の患者さんが、偏頭痛を起こしてロキソプロフェンを処方されていたので、葵は医師に確認を取り妊婦に適切なカロナールに変更して処方しました。しかし全く痛みが収まらず、患者が苦しみ続けます。
その場を担当していたのは新人医師の道場。主治医は林。林は何度も連絡を受けながらも「偏頭痛なんだから、薬が効かないのはしょうがない」と放置していましたが、葵が道場に頼み、なんとか林を連れ戻してもらいます。
苦しむ患者に声かけをする葵を見て「お前何してんだ?患者を診察していいのは医者だけだ。医師免許持ってんのか!?」とまた横柄な態度ですが、「これは偏頭痛じゃないと思います。HELP症候群の典型的な症状が出ています」と説明すると、自分が「胃潰瘍」と間違った診断をしていた事を指摘されたことがなかなか受け入れらません。しかし、患者は苦しみ続け、しぶしぶ葵の提案に従って点滴を投与しました。患者は緊急手術となりましたが、赤ちゃんは無事出産、母体も無事でした。
葵は、出産後に妊婦から、「”葵みどりさん”ですよね?私とこの子を救ってくれたと、道場先生からお聞きしました。本当にありがとうございました」とお礼を言われました。不意にそんな言葉をかけられ、葵は思わず涙してしまうのでした。
懲罰会議
葵に顔を潰されたことが許せない林は、葵の行動を問題視し、「厳しい処分を」と意見します。「医師に自分の意見を言うなんて言語道断」と。
販田は、自分も連帯責任を取らされそうなのでなかなか強く言えません。薬剤部長の瀬野(田中圭)は、なぜか「医療現場では命令系統が絶対。それを乱す薬剤師はクビにしても良いのでは?」と奇抜な意見を言います。
妊婦の処置に当たった時に葵の行動を見ていた助産師は「薬剤師さんの行動に問題があったとは思えません」と恐る恐る葵をかばいますが、林に「何なんですか助産師さんが!?」と圧力をかけられ、黙り込んでしまいました。
そこで見したのは女医の臼田あさ美。
スズメバチのアナフィラキシーショックの処置の時に、葵の気づきにより、違う薬を持ってくるように指示をした医師です。
「私たちはもう少し、薬剤師さんの意見に耳を傾けても良いのではないでしょうか?」
販田は、妊婦の患者に対し事前に葵から林に疑似照会がかけられていた事をこっそり林に指摘します。薬剤師の声をぞんざいに扱って、この時きちんと確認しなかったため、今回のような事態が起きたのです。さすがにこの状況はやばいと思った林は、「まぁあの薬剤師さんの行動は褒められたものではありませんが、今回は多めに見ることにしましょう」と手のひらを返しました。
すると瀬野が「”薬剤師さん”ではありません、葵みどりです」ときっぱり。
実はこの葵からの疑似照会の資料を用意していたのは瀬野。「クビにしたらいい」とあえて奇抜な意見を言ったのは、それによって勇気を出して葵をかばう発言をする人たちを誘導するための作戦でした。
1型糖尿病
1型糖尿病で入院している奈央(安藤美優)と優花(永瀬莉子)はとっても仲良し。ある日、奈央がいなくなります。葵が仕事そっちのけで奈央を探していると、低血糖で倒れているのを発見されました。
1型糖尿病の患者は、生涯にわたって毎日自分でインスリンと言う注射をお腹に刺さなければなりません。これは血糖値を下げる効果がありますが、即効性があるため食事の直前に打たなければ逆に低血糖を起こして昏睡状態になってしまいます。
「どうして注射を打つ時間を間違えたの?」と母親が困惑すると、葵は「わざと時間をずらしたんだよね?」と言いました。
奈央は小学校の時、「本当に病気なの?だって全然普通じゃん」と同級生に言われたことがあり、中学に入ってからは周りの友達に糖尿病であることを隠していました。そして注射を打つために保健室に毎日行っていたので、徐々に友達との距離が空いてしまいました。
病院では病気のことを隠さなくてもいいし、同じ苦しみを共有できる本当の友達がいる。だから、わざとインスリンを打つ時間をずらして血糖値を不安定にさせ、退院を遅らせていたのです。
2人の約束
奈央が退院して、1人になってしまった優花。優花は奈央がわざと血糖値を悪くしていることを知りながら、黙っていました。奈央がいなくなったら寂しいから。一緒にいて救われていたのは優花も同じだったのです。
優花「病院なら、病気のことを隠すこともなく、友達もいるし、嫌なことがあったらいつも病院に逃げ込んでた。葵さんにはわからないよ、私の気持ちなんて」
葵「わからない。でもほっとけない。優花ちゃんの日常は病院の外にあって、これから病院の外で仕事をして生きていかなきゃいけない。だからこの薬とちゃんと向き合って。それに、優花ちゃんには友達がいるよね?」
優花は病院を抜け出し、奈央を追いかけます。「私、もう病院の中では奈央に会わない!ちゃんと治療して、病院の外で会おう!それから大人になって、一緒にお酒なんか飲んで、お花見と化して、いっぱい話そう!」2人は指切りをしました。
エンディングの曲のバックには、2人が成長し夢を叶えていく姿、そして大人になって桜の木の下でお酒を飲み、夢を約束を果たしたところまで描かれました!
魔術師・荒神とイライラ患者辰川
待たせると激ギレする患者・辰川(迫田孝也)が現れました。それでも薬は順番に出さないといけないため、全体的にスピードアップして調剤室はがんばります。そして助っ人として呼ばれたのが「魔術師」と呼ばれる荒神と言うおじさん。辰川にひょうきんに声をかけ手品を披露し、何とかイライラを収めました。
その後、辰川は近くの中華料理の店主だということがわかります。葵が客、辰川が店主という、いつもと立場が逆転してしまったので、辰川はバツが悪そう。
その時、葵が薬剤師だと聞いた隣の客・小野塚 綾(成田凌)が「自分の母親も薬剤師だった」と声をかけてきます。この謎の男が、今後どう関わっていくのでしょうか?
めちゃくちゃいいドラマでしたね!
見えないところでこんなに患者さんのことを思ってくれている薬剤師さんがいると言う、真実なのか?夢物語なのか?そこは分かりませんが、病気と向き合う力がもらえました!
特に糖尿病の注射の女の子2人の話は、私もインスリンを打っている身なので、本当に気持ちがわかりましたね。医療ドラマって、ほとんどの人は「知らない世界を見るのが面白い」と言う気持ちで見ているのだろうけど、一部の人は自分も体験したことのあるような苦しみが描かれているので本当に共感すると思うし、その病気を知らない人にもこんな苦労があるんだよと言うことを伝えて広めていくのは、とても意義のあることだと思います。
しかも主題歌がドリカムで、ドリカム×医療ドラマと言うと「救命病棟」を連想するので、もしかしてシリーズ化も狙ってる!?と思っちゃいますね。何話でも行けそうなので、シリーズ化できそうですよね!
ただ、薬剤師という仕事が病院内でかなり虐げられているような感じは、見ていてストレス溜まりますね…。やりたいことがあるのに自分にはその権限がないやりたい…という設定のドラマを見るたびに、この人は医者になればよかったのにと思ってしまいます。
今金曜ドラマの「MIU」でも機動捜査班は初動捜査しかできず、その後の事件関係者に深く関わっていくことができないところが「ちょっともどかしい」感じ描かれていますよね。だけどそれでも「俺たちの仕事はここまでだ」と割り切って仕事をやっている。やっぱり組織というのは連携プレーなので、全て自分が関わりたくても、やっぱり我慢するところは我慢しなきゃいけないのかなと思います。
石原さとみがまた“葵“役
石原さとみさんと医療ドラマと言えば、「ナースあおい」と言うドラマをやったことがありましたね。その時は薬剤師ではなく看護師でしたが、この役と同じように患者さんのことを第一に考えていて、医師にしか患者の医療行為を認められていないのに、患者さんを助けたい一心で緊急事態で医療行為をしてしまったことから飛ばされてきた、と言う問題視されている看護師役でした。めちゃくちゃキャラも似てますよね!?そして名前も同じと言う。もしかしてあのナース葵が転職して薬剤師になったのかな?と思いましたが、原作があるので全く別物でしたね。
石原さとみさんは高飛車でいい女の役をやると大体ドラマがコケますが、こういうひたむきで一生懸命な役をやると当たるので、このドラマは期待できそうです!
アンサングシンデレラの内容
葵みどり(あおい・みどり/石原さとみ)は萬津(よろづ)総合病院薬剤部で働くキャリア8年目の病院薬剤師。同じ薬剤部の刈谷奈緒子(かりや・なおこ/桜井ユキ)の指示のもと、羽倉龍之介(はくら・りゅうのすけ/井之脇海)や工藤虹子(くどう・にじこ/金澤美穂)ら病院薬剤師たちが、山のように舞い込んだ処方箋をひとつひとつ確認し、調剤、監査といった膨大な作業量をスピーディーにこなしていく。ある日、そんな薬剤部に新人の相原くるみ(あいはら・くるみ/西野七瀬)がやってくる。人手不足に頭を抱える薬剤部にとっては明るいニュースだが、「向いてなかったら辞めようと思ってます」ときっぱり言い切るくるみ。薬剤部部長の販田聡子(はんだ・さとこ/真矢ミキ)がくるみを連れて院内を案内していると、救急センターに心停止の急患が運ばれてくる。そこでくるみは、医師や看護師と連携して緊急処置に当たる病院薬剤師・瀬野章吾(せの・しょうご/田中圭)とみどりの姿を目の当たりにする。
<出典>フジテレビ公式
<出演者>
石原さとみ/西野七瀬/成田凌/桜井ユキ/井之脇海/金澤美穂/真矢ミキ/迫田孝也/池田鉄洋/でんでん/田中圭
<各話の視聴率>
第1話 知られざる病院薬剤師の医療ドラマが誕生! 10.2%
アンサングシンデレラの感想
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