こちらでは「ラッコのいる動物園」「ラッコのいる水族館」について、そして現在国内で飼育展示されているラッコの個体情報について、以下の目次で記載してあります。
- ラッコのいる動物園がわかる「飼育動物検索」
- ラッコのいる動物園水族館(日動水・JAZA加盟園館)
- 日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ラッコ飼育施設」
- ラッコのいる動物園水族館
- ラッコとは?
- ラッコに関する最近のニュース
「ラッコがいた動物園水族館」「ラッコ飼育実績のある動物園水族館」については、以下のリンク先を参照ください。
www.ariescom.jp
私が撮った「亡きラッコたちの写真」の紹介を含めた記事「Sea otter ラッコを飼育展示している水族館・動物園(日動水・JAZA加盟園館)は?」は、以下のリンク先を参照ください。
ラッコのいる動物園がわかる「飼育動物検索」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の公式サイトには、「飼育動物検索」という便利な機能があって、JAZA加盟の動物園・水族館で飼育されている動物を検索できます。
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)
https://www.jaza.jp/
◆日動水(JAZA)飼育動物検索
動物を探す | 動物園と水族館
2017年春に検索システムが改修されたので、登録データも以前より新しくなって、使える!ようになりました。
ラッコのいる動物園水族館(日動水・JAZA加盟園館)
さて、この日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の飼育動物検索で「ラッコ」を検索し、その結果を「Sea otter ラッコのいる動物園」「ラッコのいる水族館」として一覧にしてみました。
(2021年3月14日追記)アドベンチャーワールドのラッコ キラ(メス)の公開は、2021年3月16日まで。その後、キラは鳥羽水族館へ移動し、アドベンチャーワールドでのラッコの飼育展示は終了します。
上記を踏まえ、
ラッコのいる動物園水族館(日動水・JAZA加盟園館)は、鳥羽水族館、須磨海浜水族園、マリンワールド海の中道の3施設です。
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ラッコ飼育施設」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に加盟していない日本国内の施設(個人を含む)で、飼育されているラッコの情報を以下に記します。
また、情報をコメントにてお知らせいただけましたら掲載します。
<日動水(JAZA)に非加盟のラッコ飼育展示施設>
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該当情報なし
モントレーベイ水族館(米国カリフォルニア州)の公式Twitterで、ラッコ飼育展示のようすが100葉の写真で報告されています。
ラッコのいる動物園水族館
上記データから「ラッコのいる動物園水族館」(4施設5頭)を以下に列挙します。
追加情報等ありましたらコメントにてお知らせください。
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鳥羽水族館(三重県鳥羽市)
アラスカラッコ2頭:
メイ(メス、2004年5月9日鳥羽水族館生まれ)、
キラ(メス、アドベンチャーワールド→2021年3月鳥羽水族館へ移動)。
故・ロイズ(オス、2005年5月4日アドベンチャーワールド生まれ→2009年1月鳥羽水族館へ→2014年3月サンシャイン水族館へ→2016年3月再びメイとのペアリングのため鳥羽水族館へ、2018年10月31日没)
ラッコの「キラ」アドベンチャーワールドから鳥羽水族館へのお引越し Sea otter's moving to new residence
須磨海浜水族園(兵庫県神戸市)
アラスカラッコ2頭:
明日花(メス、1999年2月3日須磨海浜水族園生まれ)、
ラッキー(オス、1998年5月13日新潟市水族館マリンピア日本海生まれ→2012年須磨水へ)。
スマスイでは現在、スマスイ生まれの明日花(♀)と、BLで新潟市水族館からやってきたラッキー(♂)の2頭を飼育しています。それぞれ15歳、16歳と高齢ですが、明日花は以前に子育ての経験があるため、ラッキーとの繁殖に期待がかかっています。繁殖成功を目指し、スマスイでは照明点灯時間や、水温・室温に季節変化をつけ、できるだけ野生に近い環境を整備することに取り組んでいます。また、2011年より新たに糞中の性ホルモン定量に関する研究を岐阜大学と共同で始め、ラッコの繁殖生理の解明にも努めています。
マリンワールド海の中道(福岡県福岡市)
アラスカラッコ2頭:
リロ(オス、2007年3月30日生まれ、アドベンチャーワールド→2012年3月マリンワールドへ)。
故マナ(メス、2012年1月25日生まれ(人工哺育)、2021年2月22日没)。
宿泊(ホテルや旅館)に関しては、フロントで空室確認後に当日分の宿泊を申し込むよりも、エントランスに入る直前にでも予約サイトで予約した方が「安い」場合があることは、ほぼ周知されているように思います。
でも、テーマパークや動物園・水族館への入場・入園直前でも買える「スマホでQRコードを提示するだけ入場できる割引チケット(Eチケット)」っていうのは、私には目新しく映りました。
以下にマリンワールド海の中道水族館のEチケット販売ページへのリンクをはっておきます。
◆アクアワールド茨城県大洗水族館←現在はラッコ非展示
ラッコ:
故・カンナ(メス、2003年10月25日須磨海浜水族園生まれ→2005年2月大洗へ、2018年11月27日没)
アクアワールド茨城県大洗水族館 » ラッコ「カンナ」の死亡について
◆サンシャイン水族館(東京都)←現在はラッコ非展示
ラッコ:
故・ミール(メス、2016年1月7日没)
https://ikebukuro.keizai.biz/headline/1441/
「ラッコブーム」が日本で起きていた1984(昭和59)年から展示を開始し、30年余りにわたって行っていたラッコの展示。同館のラッコのミール(雌、推定年齢13歳)が1月7日に永眠し、繁殖目的で同館に来ていた雄ラッコのロイズが他館に移動することを機に展示を終了する。・・・
同館では同館所有のラッコのペアであるルーチ(雄)とミールの繁殖に2003年から取り組んでいたが、2012年12月にルーチが永眠。2014年3月からは和歌山のアドベンチャーワールドからロイズが繁殖のため、来館していた。
◆新潟市水族館 マリンピア日本海(新潟県新潟市)←現在はラッコ非展示
ラッコ:
故・クータン(オス、2001年5月28日生まれ、2020年3月23日没)
◆のとじま水族館(石川県七尾市)←現在はラッコ非展示
ラッコ:
故・ラスカ(メス、1995年頃アラスカ生まれ→1999年4月のとじま水族館で展示開始、
2020年9月没)
石川県七尾市・のとじま水族館#ラッコ編【stay home with the sea #自宅が水族館】
◆のんほいパーク 豊橋総合動植物公園←現在はラッコ非展示
ラッコ:
故・ヤヨイ(メス、1994年3月1日マリンピア松島水族館生まれ、→1996年4月のんほいパークへ、2014年1月25日没)
◆海遊館のラッコ←現在はラッコ非展示
ラッコ:
故・パタ(メス、1996年6月28日海遊館生まれ、2017年10月10日没)
平成29年10月10日(火)朝4:00、海遊館生まれのラッコ「パタ」が亡くなりました。21歳でした。一般にラッコの寿命は15~20歳と言われていることから大変長寿で、国内の水族館生まれのラッコとして最高齢でした。
「パタ」は平成8年6月28日に海遊館で生まれたメスのラッコです。
生まれた当初から海遊館で暮らし、赤ちゃん時代にはぷかぷか水面を泳ぐ母親ラッコのお腹の上に乗る姿が愛くるしいと、話題になりました。性格はいたずら好きでやんちゃ。可愛らしい姿の写真がWEB上で何度も話題になったり、毎年6月28日の誕生日にはお客様からお誕生日カードを受け取ったり、誕生会イベントへの参加に応募者が殺到したりと、日本中にたくさんのファンがいたこともパタならではです。パタはラッコの中でも一番トレーニングで出来るようになった動作が多く、陸上での握手や、口をパカッと開ける動き、自ら体重計に乗る行動などが出来ました。このような多様なトレーニングが上手く出来たからこそ、長年こまめにケガや体重、体調のチェックなど健康管理を行うことができ、しっかりと長生きをしてくれました。
パタは平成29年10月3日(火)頃から体調に変化があり、8日(日)からバックヤードで24時間体制でケアを続けましたが、老衰により天寿を全うしました。
なお、海遊館では現在ラッコの展示を行っておりません。
◆アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)←ラッコの公開は2021年3月16日まで
ラッコ0頭:
キラ(メス、2008年4月21日生まれ→2021年3月鳥羽水族館へ移動)。
故・ナダ(オス、1998年10月22日生まれ、マリンワールド海の中道→2012年アドベンチャーワールドへ、2017年12月12日没)。
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ラッコとは?
ラッコの概要は、Wikipediaを引用します。
ラッコ(海獺、猟虎、Enhydra lutris)は、食肉目イタチ科ラッコ属に分類される哺乳類。現生種では本種のみでラッコ属を構成する。
北アメリカ大陸から千島列島の沿岸にかけて棲息。
毛皮を採取するため乱獲され、日本では20世紀初頭にいったん絶滅した。北海道東部(道東)で1980年代から再び目撃されるようになり、モユルリ島(根室市)、霧多布岬(浜中町)では繁殖も確認されている。水族館で飼育もされている[。イタチ科のうちで水棲に進化したのがカワウソ類(カワウソ亜科)であるが、その中から海洋に進出して、陸に依存しないでも棲息可能なまでの本格的な適応を遂げた唯一の現生種が、ラッコ属であり、ラッコである。
氷期を迎えた北太平洋西部海域におけるコンブの出現と適応放散がもたらした新たな生態系が、ラッコの出現および適応放散と密接に関係すると考えられている。
【ジャイアントケルプ(コンブの一種)を生態的基盤として、また、“寝床”として海に暮らすラッコたち。】
分類:
以下の分類はMSW3 (Wozencraft, 2005) に従う。●Enhydra lutris lutris
千島列島・コマンドル諸島。大型で、頭骨が幅広く吻が短い。
●Enhydra lutris kenyoni
アリューシャン列島からアラスカ州南部。プリンス・ウィリアム湾からオレゴン州にかけて再導入。模式産地はアムチトカ島(アラスカ州)。基亜種と比較して頭骨が短く吻が長いが、亜種E. l. nereisほどではない。亜種小名kenyoniはKarl W. Kenyonへの献名。
●Enhydra lutris nereis
カリフォルニア州(Santa CruzからPismo beachにかけて)。以前はチャンネル諸島やバハカリフォルニア(メキシコ)にかけても分布していた。San Nicolas島に再導入。模式産地はSan Miguel島(カリフォルニア州)。頭骨の幅が狭く、吻が長い。飼育:
日本では1982年から水族館での飼育ブームが起き、最多時(1994年)には28館に122頭がいた。その後はアメリカ合衆国が輸出規制を強化し、2020年時点では鳥羽水族館(三重県)などの5館7頭→4施設6頭まで減った。
ラッコに関する最近のニュース
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ラッコ に関連するグッヅ・書籍
動物学に関する書籍
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などなど「ラッコのいる動物園水族館」についてまとめてみました。
興味深いですよ!!ラッコ。