100日間生きたワニの作品情報・感想・評価

100日間生きたワニ2021年製作の映画)

上映日:2021年07月09日

製作国:

ジャンル:

あらすじ

桜が満開の3⽉、みんなで約束したお花⾒の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが⼼配してバイクで迎えに⾏く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画⾯が割れた状態で道に転がっていた。 100⽇前――― ⼊院中のネズミを⾒舞い、⼤好きな⼀発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる⺟親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と⾏くラーメン屋。⼤好きなゲー…

桜が満開の3⽉、みんなで約束したお花⾒の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが⼼配してバイクで迎えに⾏く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画⾯が割れた状態で道に転がっていた。 100⽇前――― ⼊院中のネズミを⾒舞い、⼤好きな⼀発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる⺟親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と⾏くラーメン屋。⼤好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎⽇は平凡でありふれたものだった。 お花⾒から100⽇後―― 桜の⽊には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは⾬に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。 変わってしまった⽇常、続いていく毎⽇。これは、誰にでも起こりうる物語。

「100日間生きたワニ」に投稿された感想・評価

あんこ

あんこの感想・評価

4.5
 うわー良かったな…アニメーションで動くみんな愛くるしいし声優さん達の演技全員ドハマリだしそして新しい物語も心に染みちゃって…そしてトドメのいきものがかりの歌!あー!込み上げるものがたくさんあってヤバかった!

 ネタバレにならぬようここまで!

 あんこぶつけたろか!
ジョー

ジョーの感想・評価

1.0
総作画枚数300枚くらい?

紙芝居60分で何円取る気だろうか

原画と動画のクレジットに並ぶ中国人の方々の名前、主要キャラ以外は背中しか見せずにキャラデザすらしない、異様に長い間を多用してなんとか60分をギリギリ越えようというセコさ、ただでさえ動きが少ないのに回想的に同じシーンを丸々流して省エネ。製作費300〜400万円くらいだったら2、3000人お客さんが入ればペイ出来るから映画化したんだろうなというレベル。
低予算のプロ、上田慎一郎に頼もう!と言うことなのか?あまり人を馬鹿にしない方がいい。

もう30分を超えて原作ストーリーを描写し切った時には何の感情も湧かなくなっていた。もし自分の仕事の経歴にこの作品の名前が刻まれることになったら一生後悔するような出来。
ひ

ひの感想・評価

-
100日間生きたワニというタイトルにした意味は汲んで鑑賞しました。
舞台挨拶込みで監督の意見とかを聞きながら鑑賞すればまた違った見方ができるんじゃないかなと思いつつ...今はまだ自分の中で納得いく解釈ができてない。
7つのクリ○リスと激しい性欲を持つわにと薬物投与によりぺ○スが巨大化して自我を持ってしまったネズミ。ついにこの二人が出会い、性の最終決戦が始まる。
数年後、テレ東の“午後ロー”で「ワニワニパニック特集」にラインナップされて、やっと一人前。

まさしく『生き様こそが死に様』
ワニ君の死こそが彼の生きた証明なのだと思う
鰐革への異常な愛情を持つネズミが駐車係の前で泣く落ちぶれた役者のワニと出会いスタントマンになって一緒に再びひと花咲かせようと奔走する友情物語🤗

彼を想い鰐革財布を手放す代わりに己の玉皮でコインケースを作ろうとするネズミくんに言い放った「お前は切るな俺がキル!」は映画史に残る名言🥺

原作では描かれていなかった自分は神だと名乗る馬とそのツレの豚が出てくるけど兎に角うるさい! ネズミくんのフルボッコとワニくんの火炎放射は息が出来ないほど笑った😂

残されたネズミくんが隣に越して来た名優ホセ・マリア・アンゴリラの家に招かれるシーンで幕を閉じるラストは希望とも絶望とも捉えられるけど ターンテーブルの上で回るワニくんの生首が“Moonage Daydream”を歌唱するエンドロールでダイバーが続出したのは流石にたまげた😅
hutten

huttenの感想・評価

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100日間しか生きれない呪いをかけられたという忌み子のワニの生まれて死ぬまでまさかの全編ワンカットシュールリアリスティックドキュメンタリー。
194825

194825の感想・評価

5.0
死んだ100日後から逆行して描くという監督らしさ炸裂の難解映画でした。
後半、鶏と小鳥とワニが逆再生でカーチェイスする展開に戸惑いましたが、その回文構造に気付けると納得。また、代理店が炎上する迫力のシーンは全て実写とのこと。おすすめです。
スプラッターの継承者アドリアン・カルドナ監督最新作の全貌がついに明るみになった。

衝撃の手法で多くのフォロワーを呼び、果てはジェイ・チャンドラセカール監督さえも“ゴアの未来”と賛美を送るハリウッド界のアウトサイダーがついに最新作を発表。幸運なことに最速試写会の招待をいただいた。その詳細を恐れながらここに記したい。


試写会の舞台に選ばれたのはキリバス共和国の首都タラワ。コアなファンなら誰もが口元が緩む洒落た選出だ。上映に先立てて行われた舞台挨拶。強烈だったのは、見事主演の座を射止めたW•スコット・パーカー3世。以下そのまま言葉を引用させていただく。

“この話が舞い降りた時、僕は一度目を閉じたんだ。そしてそのまま眠りについた。なぜかって?夢だと思ったのさ。こんなことがある訳ないって。そして太陽が上り日差しが僕を目覚めさせた時、これは現実だって悟った。そしてすぐにアイアン・ジーリングに電話したよ。そしたら彼、お前にはじめて嫉妬したって。その言葉でなおさら武者震いさ。”


舞台挨拶がおわり、いよいよ上映開始。上がる心拍数に寄り添うようにMarcus FrenellのBest Summer Everが爆音で流れ、ど派手にこの超大作の幕開けを告げた。意表をつく選曲ではあったがさすがカルドナ監督。映像と音のシンクロはお手の物だ。

ハリウッド超大作とあってかゴア描写は幾分控えめな印象。(カルドナ指標での控えめなので十二分にすごいが)
しかしながら、ジョン・デ・ベロ監督やセウス・ロブ監督などへの敬愛に溢れたユニークな伏線が随所に散りばめられ、144000分という長尺ながら全く飽きさせない構成を見事に構築。こよなく私は“最新型”の彼のフィルムに魅了された。それだけでなく、フェミニズム/オルフィスム/アナシーワズム/エキュメニズム/アガラセイズムなど、事象の全てを”包括し創造する”すなわち”全人未開の実験性”がこの作品には躊躇もなく充満しているのだ。にもかかわらず、決して前衛的になりすぎていない。この超人的なバランス感覚は天性のものだろう。

この作品は間違いなく歴史を変える。断言する。
さあ、今は革命前夜だ。このジリジリした緊張感溢れる予兆を楽しもう。そして一つ忠告を。世にこの狂犬が放たれるまでにどうか今までの名作を見返してほしい。こいつが世に放たれた後ではそれはもう名作ではなくなっているかもしれない。
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