桜が満開の3⽉、みんなで約束したお花⾒の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが⼼配してバイクで迎えに⾏く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画⾯が割れた状態で道に転がっていた。 100⽇前――― ⼊院中のネズミを⾒舞い、⼤好きな⼀発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる⺟親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と⾏くラーメン屋。⼤好きなゲー…
桜が満開の3⽉、みんなで約束したお花⾒の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが⼼配してバイクで迎えに⾏く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画⾯が割れた状態で道に転がっていた。 100⽇前――― ⼊院中のネズミを⾒舞い、⼤好きな⼀発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる⺟親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と⾏くラーメン屋。⼤好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎⽇は平凡でありふれたものだった。 お花⾒から100⽇後―― 桜の⽊には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは⾬に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。 変わってしまった⽇常、続いていく毎⽇。これは、誰にでも起こりうる物語。
©2021「100日間生きたワニ」製作委員会