6月29日(火)
ネイバーズファーム代表
川名 桂
東京都日野市出身29歳。農業とは縁のない家庭で育つ。幼い頃から勉強熱心で、現役で東京大学に合格し農業を学ぶ。卒業後は大規模農業法人に就職。2018年の法改正に伴い、独立して全国初の都市農地を借りて新規就農する農家として注目を集める。地産地消を目指し、地元の住宅街に立ち上げた自らの農園で、トマトを中心に野菜の生産から販売までを行う。
番組情報
今回の主人公は、東京・日野市の住宅街の真ん中にある農園「ネイバーズファーム」で代表を務める川名桂。現在29歳の彼女は東大卒業後、大規模農業法人で経験を積み、2018年の法改正をきっかけに、都市農地を借りて新規就農する全国第1号の農家として独立した。2年前、2000㎡の畑に最新の環境制御技術を備えたビニールハウスを建設し、1人でトマトを中心とした旬の野菜の栽培を始めた。最新の農園では、土の代わりに環境に優しい「ヤシ殻」を使用し、人が通るスペースは太陽光の反射率が高い白いシートで覆われ、自動開閉式の屋根で温度をコントロールし、さまざまな数値を計測・記録する。地元の農家も「親から農業を受け継いだ僕たちが躊躇(ちゅうちょ)してしまうほど最先端」「東京で農業を始めるのに、ためらいがなくてすごい」と驚きと期待を寄せる。
農業には縁のない会社員の家庭で育ち、15歳から日野市で暮らす彼女は、子どもの頃から勉強熱心で東京大学に現役合格を果たす。入学したときは文系だったが、発展途上国でのボランティア活動やフィールドワークを通して「農業は人が生きる基本になる産業だ」と実感し、理系の農学部に転部して農業を学んだ。「消費者が見えるところで農業をやりたいという気持ちで地元での独立を目指した」と当時を振り返る。
今回カメラは、最先端の栽培システムと流通システムでトマトの地産地消を目指す彼女に密着。ビニールハウスでの徹底したデータ管理による栽培方法だけでなく、収穫後わずか3時間で店頭に並ぶ流通網や、実家で心と体を休ませるオフの過ごし方にも迫る。東大を卒業して農業の道に進んだ娘の姿を父・母はどのように見ているのか。「東京で農業を始めるのはハードルが高いから、ここが成功しないと次につながらない」と語り、新たな農業の形で注目を集める東大卒農家・川名桂の7つのルールとは。
今回カメラは、最先端の栽培システムと流通システムでトマトの地産地消を目指す彼女に密着。ビニールハウスでの徹底したデータ管理による栽培方法だけでなく、収穫後わずか3時間で店頭に並ぶ流通網や、実家で心と体を休ませるオフの過ごし方にも迫る。東大を卒業して農業の道に進んだ娘の姿を父・母はどのように見ているのか。「東京で農業を始めるのはハードルが高いから、ここが成功しないと次につながらない」と語り、新たな農業の形で注目を集める東大卒農家・川名桂の7つのルールとは。
セブンルール
- 1トマトは完熟で収穫する
- 2ハウス内は土足厳禁
- 3トマトの廃棄ゼロを目指す
- 4休日は家族とカタンで遊ぶ
- 5畑仕事中はポッドキャストを聴く
- 6トマトは数字で育てる
- 7あと28年「東京の農家」を辞めない