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水玉の遺書

人に弱音を吐けない、頑張ることだけが取り柄だったバカな女社長の最後の告白です。
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親宛の遺書の内容が思いつかない。
JUGEMテーマ:自殺

葬式はいらない。死体も見ないで欲しい。遺書を書く気力ない。涙でない。世の中にお金が無ければいいのに。やり直せないのが人生。意地を張って生きてきた私は偉かったか。馬鹿だったか。父親に小学生の時、貴様ら誰のお陰で飯食えてると思っているんだって言われてから、恐ろしくて親に気を使って生きてきた。図書館で私、育児書読んでたよ。どうしたら親に気に入られるかと思って。それも限界。小学生の自殺の気持ちわかる。どこの親も子供を可愛いわけではない。母親は出来の悪い弟を溺愛し、私は冷遇された。生のささみを食わされた。わかっていた。可愛がられていないことくらい。でも、気がつかないフリをしていた。この一生の中で、誰も好きにならず死んでいくのは、哀れなのか。大学の学費もバイトして、OL の給料も切り詰めて、一度くらい贅沢したかった。ずっと生きていくのやっとだった。最後に、詐欺師に騙された。そのお金返すために、死ぬ気で働いたお金でトラぶった。ここ数年、寝ないで働いた。もう良いよね。楽になりたい。ただ、私を騙した詐欺師と、長年騙され続けた私。まんまと逃げ切った税理士。もう、もう、十分だ。死んだ私の借金総額4億円。

| 遺書 | 00:58 | comments(29) | trackbacks(0) | - |
電車の飛び込むのだけは
電車に乗るたびに逝ってしまいたくなる。親にも電話していない。誰とも話していない。仕事で会う人とは、いつも愛想の良い私だから、きっと死んだって知ったら、そんな素振り無かったのにって言われると思う。本当に自殺を考えていいる人ってそうだと思う。死ぬ死ぬ言っている人は死なないもの。何をするのも虚しい。愛想笑いも虚しい。でも愛想のいい私。いつから自分に嘘をつける人間になったんだろう。楽な死に方でなくていい。死体の残らない死に方ってどんな方法があるのだろう。取立てにも疲れた。精神的に持たない。生れてこなければ良かった。どうせ、親にも大事にされてなかったから、どうして今まで育ったんだろう。小学生の時のあだ名。うどん。毎日の食事はうどんだったから。一つしたの弟はいつもご飯とおかずがあった。田舎育ちの男尊女卑。女の子はどうでもいいのよ。子供を産む道具だから。お母さんが言った。女の子はいらなかったのよ。何度口減らしに出そうと思ったかと。まるでおしんの世界だ。でも、その悔しさをばねに社長になって、成功し、信じて、騙され、どん底まで落ちた。そんな私。生きている価値なし。
| - | 01:43 | comments(7) | trackbacks(0) | - |
時給2000円のアルバイト
バイトに行くと必ず会うようになった。私は普通に対応している。別段愛想良くしているわけではない。かといって大人気なく無愛想にするほど単純なものでもない。
「僕は斉藤と言います。青山でコンサル会社を経営してます。」
私は、あまり親しくない男性が自分のことを俺と言うのが好きではない。なんだか、自分に酔いしれていると感じるからだ。だから、斉藤が自己紹介をする時に、僕、と言って自己紹介しただけで少し好感を持ってしまった。
「今の時給はいくらで働いているんですか?」
「普通ですよ。」
「時給1500円出すから、うちで僕の秘書的な仕事を手伝ってくれない?」
景子が割って入って
「凄い!1500円って怪しい仕事じゃないですか?引き抜きってやつぅ~」
と茶々を入れてきた。私は機転を利かせてくれた景子に感謝し、適当に話を流し、忙しいフリをして入り口のレジに戻っていった。
斉藤がレシートを持ってレジに来た。レシートの裏には斉藤の電話番号と、時給2000円まで出しますがどうですか?という走り書きがしてあった。
思わず時給2000円に声が反応し
「えっ!」
と声が出てしまった。
今の時給870円。倍以上。急に斉藤が良い人に見えてきた。
「また、明日来るね」
斉藤は軽快な足取りで店を出て行った。

| - | 03:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
今は死ねない
毎日、どうやって死のうか?しか考えられない。
でも、今は死ねないの。それだけが心の支え。
東尋坊なんて行かない。
死体の残らない死に方をしたい。
最後のわがまま。

今、私が死んだなら、ほっと胸をなでおろす人がいる。
私に借金を押し付けて、精神病患者のフリをして逃げ切った元社長。
私は絶対にあなたを忘れない。
良い人顔して、私にすべての罪をかぶせた税理士も許さない。

もし、精神的に追い詰められて、自殺しても同情はいらない。
ずっとずっと私を利用して殺した人たちの不幸を願う。それだけ。
| - | 12:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
出会い
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
見れば一人だとわかるのに、マニュアル通りの対応で彼を席に案内した。
渋谷109近くの地下一階の小さな喫茶店に、常連客以外が来ることのほうが珍しかった。
「ホット」
スポーツ紙片手にドカッとソファーに腰掛けると、じっと私のほうを見ている。
「気持ち悪いね・・・あの客」
お盆で口元を隠し、バイト仲間と相槌を打つ。
「絶対、あのオヤジ、怜奈を見てるよ。気持ち悪いわ。見てあのヤラシイ目」
「最悪~。シカトしよっ。」
コーヒーは景子に持っていってもらうことにして、私はなるべくバックの仕事をすることにした。渋谷にあってもたいして込み合う喫茶店ではない。5時にバイトを終え、109に寄ろうかなと思ったときに、不意にさっきのお客が目の前に現れた。
「コーヒーでもおごるよ。」
きっと私が現れるまでの間、ずっとその科白を繰り返していたんだと思ったら少しおかしくなった。だけど、そんなに簡単に誘いにのるなんて軽すぎる、景子も気持ち悪い奴っていっていたし。私は、立ち止まったが直ぐに無視を決め込んで歩き出した。
「逃げられないよ。」
後ろのほうで、確かそんな声が聞こえたような気がした。



| - | 02:40 | comments(13) | trackbacks(0) | - |
本日は晴天なり
都内のマンションン屋上の立ち入り禁止の柵を潜り抜けて屋上に立ってみた。
2月にしては暖かく、頬っぺをなでる風が気持ち良い。
道路を歩いている人は、女の人でもパンツ姿で、スカートをはいているのは寒さよりカワイサに命をかけられる女子校生達。ああ。私にもそんな青春時代があったハズ。一瞬だけ目頭が熱くなった。屋上から飛び降りるだけなのに、もう、散々悩んだのに、とっくに涙なんて枯れたのに、ほんの少しだけ残っていた私の生への欲求を刺激したのが、無垢な女子高生の集団だったなんて。私、今の格好で飛び降りたら、発見されたときにパンツ丸見えだろうな・・・いつもスカートだからジーパン持っていないし、スカート抑えて飛び降りるのって出来るのかしら・・・。最後の最後にそんな恥をさらしたくはない。今日は一旦、自殺中止。

何を買うわけじゃないけれど、家に戻って財布をとり駅のほうに歩き始めた。
商店街のはずれにある昔からの八百屋の前では、いつも時代錯誤のラジオ放送が流れている。店主の趣味が聖子ちゃん明菜ちゃんの時代で止まっているせいで、大音量で80年代の歌手があたかも今大ヒットしているかのように流れている。今日は、珍しく、TOKIOの
宇船が流れていた。空っぽの心に力強い歌詞がしみ込むよ。今ここで私が死んだら、悲しむ人より喜ぶ人がたくさんいる。1億踏み倒した自称うつ病の元社長、私を騙した税理士、演技派関西タカリ社長、金に目のくらんだお客、そして一生懸命がすべてだと思っていた大バカな私。

 生きていく気力はもう無い。

 借金の金額が大き過ぎて、生きて返せる額ではない。

スヌーピーの便箋に遺書を書いたら涙で水玉模様が出来すぎて、読めなくなっちゃった。
さよなら私の人生。ありがとう&ばかやろうを残して死ぬことに決めました。もう、こんな思いの人が後からでませんように。決して、人前では弱音を吐けないバカな女の一生をつづります。





| - | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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