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もう帰らないつもりだったので、かなりいろんな物を捨てた。
日記のようなノート、詩を書いたノート、パチンコ生活者だった時のスケジュール帳(収支帳)、以前にブログにも書いた、"懐かしい"手紙…。
まあ、自分がいなくなった後に、見られて恥ずかしいと思う類の物はだいたい捨てた。
あと、お金がないので少しでもお金になりそうな物は全て売った。
漫画とCDが大部分だけど、自分は漫画や音楽が好きなほうなので、そういうものを売ったら、すごく残念というか、がっかりというか、がっくりくるのかと思っていたけど、意外とそうはならなかった。
そのことに、少なからず驚いた。
そんなつもりじゃなかったけど、自分も物に縛られてたんだなあ…。
愛着があったつもりだったけど、意外とそうじゃなかったのか…。
そうして考えていくと、ほんとに大事なものというのは、かなり限られている…もしくは大事なものなどないのか…。
例えば愛情とか、究極的な飢餓状況では無意味であろう。
衣食足りて礼節を知るとは良く言ったもので、余裕があって愛だの何だの言えるんであって、人はいくらでも動物になれる。
そして、それでも、自分は、愛が一番大事だという気がする。
自分の身の回りの物を捨てて愛が残った、というわけではないが、愛というのは侮り難いと思う。
愛では解決しない問題が人類には与えられているけれど、もしも人間が、自分たちは動物とは違う、高次の存在だと言い張りたいなら、その根拠は知性とか理性ではなく、愛であってほしい。
やっぱり、人が人らしく生きるのは、愛なんじゃないか。