動画配信後に投稿されたのは長文の“反省文”
「この動画を配信した約1週間後、箕輪さんは『箕輪編集室』のFacebook非公開グループに“反省文”を投稿しました。箕輪さんが動画を配信した数日後に女性メンバーが『箕輪編集室』をセクハラ報道がきっかけで辞めるという内容の文章をネットで公開したんです。彼女に続いて辞めるメンバーが続出するのを止めたかったのか、前半は報道された内容に対する反省や謝罪の言葉が並んでいました」(前出・「箕輪編集室」関係者)
《報道について
みなさん、心配や不快な思いをさせてごめんなさい。
(中略)
妻帯者でありながら、あのような行動をして、軽率であったと反省してます。編集者とライターという力の差を利用しているという認識が当時はありませんでしたが、そのように受け取られる立場にいるという自覚を持たなければいけませんでした。
この案件は、ライターさんの人脈によって成立してるものであり、僕はライターさんを決める強い立場にはありませんでしたが、自分の今までの甘い認識を改めなくてはいけないと、強く強く反省しています。
僕の生き方自体を改めます。全く理解が足りませんでした。
僕は一貫して女性に対しだらしないのは事実で、今までの人生で、距離感などを間違えていたと思います。あのスクショのようなメッセはよくしてました。お恥ずかしいかぎりです》
事実と相違のある釈明
反省の意を述べた後、箕輪氏はA子さんとのトラブルの経緯についても説明を始めた。
動画内では語られなかった原稿料の未払いについても言及している。そもそも制作過程で、A子さんとは出版できるかどうかは最終的には会社判断であることを共有しながら進めていたとしつつ、「業界の相場である50万程度を僕はお支払いしたいと考えておりました」と主張。
しかしA子さんについては、破格の原稿料を要求してきたことや、箕輪氏の妻に何度もメッセージを送ってきたこと、「各所で金銭を巡り裁判をされている」ことなどを理由にあげ、現在は幻冬舎の弁護士が対応する“会社案件”になっていると説明した。また半年前、Facebookに箕輪氏がレイプ犯などと投稿したことについて触れ「弁護士に名誉棄損で相談をしていた」とも明かしている。
だが、前回報じた通り、A子さんは「取材執筆は出版前提で進んでいた話です」と証言している。松浦氏や箕輪氏とA子さんの当時のメッセージのやりとりは、出版を前提にしたものだった。
そして出版の中止が決まってより約3年が経ってなお、A子さんのもとには箕輪氏はもとより幻冬舎の弁護士からも原稿料についての連絡は一切届いていない。また、金銭を巡り裁判をしているという事実もない上に、A子さんにまずメッセージを送ってきたのは箕輪氏の妻なのだ。