大型連休中の4日、行楽客らの車両が増える京都府笠置町と南山城村の国道163号で、京都府警木津署と府警航空隊が交通取り締まりを行った。ヘリコプターを使い、交通違反を上空から監視した。
山間部を抜ける同署管内の国道163号は道幅が狭く全区間で追い越し禁止だが、追い越すために反対車線にはみ出した車両の正面衝突が多発しているという。多い年では年間5人が事故死しており、同署は重点的に取り締まっている。
この日は広範囲に目を光らせるため、初めて航空隊と連携して実施。午前と午後に計3時間、ヘリが違反車両を発見し、車種やナンバーの連絡を受けた地上の警察官がツーリング客などを摘発した。
同署交通課は「安全に通行できるように、長期的に取り締まりを続けていく」とする。