オトナの土ドラ・#コールドゲーム #05【これが生まれた時からのあたしなの】[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
オトナの土ドラ・#コールドゲーム #05【これが生まれた時からのあたしなの】[字]
陽菜(久間田琳加)が大問題を起こし、手を焼く祥子(羽田美智子)ら偽装家族。“偽装の兄”大輝(結木滉星)は一緒に生きたいんだと本心から優しく陽菜に語り掛けるが…。
番組内容
如月(中村俊介)の思惑通り班長に選ばれた黒崎(篠原篤)は木村家の“秘密”を知らされる。黒崎は隆(やす)を脅して副班長に任命、祥子(羽田美智子)たちを探るよう指示する。急に黒崎と行動を共にするようになった隆を見て、陽菜(久間田琳加)たちはいぶかしむ。そんな中、一芸一能を披露して競い合う競技大会の開催が発表される。賞品はなんと牛肉!色めき立つ避難者たちをよそに、祥子は如月には何か狙いがあるはずと考えを
番組内容2
巡らすが…。
出演者
羽田美智子
結木滉星
久間田琳加
やす(ずん)
篠原篤
和田琢磨
福田転球
椿鬼奴
銀粉蝶
中村俊介
スタッフ
【原作・脚本】
小松江里子【音楽】
中村巴奈重
斎木達彦【企画】
市野直親(東海テレビ)【プロデューサー】
松崎智宏(東海テレビ)
宮川晶(ケイファクトリー)【演出】
千葉行利(ケイファクトリー)
後藤庸介【制作】
東海テレビ
ケイファクトリー
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ドラマ – 国内ドラマ
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(黒崎)整列。
これより抜き打ち検査を行う。
(黒崎)行くぞ。
(男性たち)はい!
(佐藤)ああ…。
お疲れさまです。
お疲れさまです。
えっ!? ちょっと!
何で?
(隆)いや… これ…。
(女性)えっ?
(女性たち)キャー!
えっ!? 何それ!
(黒崎)没収。
(女性)え~!? ちょっと やだ!
(男性)おい!
没収なんです。
決まりなんです。
(女性)黒崎さんが班長になってから
厳しくなったわよね。
(女性)ホントよね…。
やっぱり髪洗うと気持ちいいわね。
まあね。
けど シャワー券と交換するなんて。
(隆)《家族に叱られまして》
(平井)《残念です》
(隆)《すいません》
《あっ!》
《言っとくけどパパの分ないから》
(隆)《えっ!?》
まったく 何考えてんだか。
何で あんなのが父親に?
まあ 害はないから。
何? いきなり入ってくるなんて。
没収。
は?
ドライヤーは
一家に一台のはずだ。
はい 没収しまーす。 すいません。
パパ!?
何で!?
(隆)いや そういう決まりなんで。
ねえ! 副班長って何!?
どういうこと?
いや~
こちらの黒崎班長に頼まれまして。
(黒崎)次行くぞ。
(隆)はい!
おい こら。 ちょっと待て。
ちゃんと説明しなさいよ!
(陽菜)ねえ そうだよ おかしいよ。
何がおかしいんだよ。
俺は見込まれたんだ。
えっ? 人はな
ちゃんと見てんだよ。
それに ママが
班長になれなかったんだ。
あんなに家族して頑張ったのに。
それは…。
だったら木村家を代表して
俺が副班長になるしかないだろ。
何か文句でもあんのか?
うん?
じゃ 副班長としての
仕事がありますんで 私はこれで。
何あれ!? また 何か
だまされてんじゃないの?
ほっときましょ。
いいの?
いいも何も
パパが副班長になってくれたら
わが家の役に立つわ。
そうかもしれないけど…。
ここから救出されるには
何としても
優秀な家族だと認めさせないと。
それが ここ第七支部の支部長
如月の方針だから。
使いな。
どうです?
小橋さんも たまには一緒に。
いいんですか?
そんな貴重な物を 私にまで。
ええ。
さあ どうぞ。
(小橋)では。
あっ ちょっ…。
(如月)う~ん… はい。
失礼します。
政府にも われわれが
ここにいることが分かったでしょう。
そろそろ救援部隊が
派遣されるんじゃないかと。
そのことですが
急いで決めなければ
いけないのではないでしょうか。
うん。 そうですね。
われわれが選ぶのは
優秀な家族です。
ですが そのことを
皆さんに正直に話すと
混乱が起こるでしょう。
生き残る者と ここに残って
死を待つ者との選別ですからね。
何か いい方法があれば
いいのですが。
避難者たちに
そうとは知られずに競わせる。
(良子)2人して
清掃係にされちゃったわね。
まあ 気兼ねないから
楽でいいけど。
よーし でーきた。
すごいわね! 段ボールで
こんなの作っちゃうんだ。
これで収納できるわね。
はぁ~… 何でもできるのね
木村さんって。
《あった。 これね?》
(藤岡)《そう》
《よく知ってんな…》
《元看護師さんかしら?》
《イチかバチか… えいっ!》
(隆・大輝)《ああっ!》
《度胸があるねぇ…》
(良子)どこで こんなスキル
身に付けたの?
仕事柄 色々 必要でね。
元の世界では
市役所の窓口業務だったんでしょ?
ええ…。
もう2個ぐらい作っちゃおうかな。
まあ どっちでもいいけど。
姉さん。
姉さん?
そう呼ばせてほしいのよ。
こんな世界で生き残るためには
あなたみたいな人の
そばにいなきゃ。
ねっ? 姉さん。
えっ!?
やめてよ 気持ち悪い。
姉さん。
(良夫)良子。 良子。
何か発表があるみたいだぞ
会議室で。
えっ?
(小橋)今回 皆さんの気分転換
リフレッシュを兼ねて
競技大会を行いたいと思います。
知力 体力をはじめ
一芸一能を競い
最も優れている上位入賞者には
こちらを差し上げます。
肉だ!
(良夫)しかも牛肉じゃないか。
まだあったのね。
食べたい!
(ざわめき)
(歓喜の声)
(ざわめき)
姉さん。
この件に関してはライバルよ。
いやいや…
そこは遠慮しなさいよ。
祥子 私負けないから。
呼び捨て?
祥子。
また?
私には必殺技があるの。
必殺技?
フフフフ…。
♬~
ハハハ… 絶対お肉ゲットする。
絶対 悟に
お肉食べさせてあげるんだから!
よしっ! 徹夜で準備しなきゃ。
あ~!
♬「Back to the fire」
今回は15km離れた
スーパーまでの長旅となる。
くれぐれも注意するように。
(男性たち)はい。
行け!
(男性たち)はい!
(男性)行くぞ おら!
解散。
(男性たち)はい。
今回も選ばれなくて
よかったわね。
ああ。
(男性たち)《よっしゃー!
よっしゃ!》
前回は3人帰ってこなかった。
脱走したのかも。
どこか別の避難所を
運よく見つけて。
どっちにしろ このままじゃ…。
早く行動に移したい。
まずは今回のことよ。
裏のたくらみが分かれば
それを利用できるかも。
今回のことで
追い詰められますか? 木村家を。
(黒崎)ああ。
すでに1人は追い詰めている。
《あいつらの秘密を探れ》
《それが お前が生き残る
唯一の道だ》
手荒なことは
しないでくださいよ。
(通信の切れる音)
≪(ノック)
(黒崎)入れ。
≪(隆)はい。
(隆)お邪魔します。
(森)家族のいるやつが
来る所じゃねえんだよ。
いつも一人者を
仲間外れにしやがってよ!
(佐藤)まあまあまあ
いいじゃないの 副班長なんだから。
おい。 今度の大会の賞品
肉だって本当か?
肉 1kgです。
(林)1kg!?
食いてえな チキショー!
(林)また一騒動 起こしてやるか!
(黒崎)おい!
俺に黙って 余計なことをするな。
いいな?
大丈夫ですよ 今度の大会。
一人者さんたちの参加も
受け付けてます。 個人競技なんで。
(林)えっ!?
(森)俺たちも参加できんのか!?
(男性たち)やった! やったー!
(佐藤)3.141592
65358979…。
あれ? いいの?
何にもしなくて。
ああ… そうっすね…。
じゃあ あれでもしとくかな…。
(佐藤)えっ?
これくらいかな 俺の特技は。
おお… おお~…。
すごいじゃない!
家族は誰も褒めてくれないけどな。
(佐藤)ちょっ ちょっ…
もう一回! もう一回 見せて。
みんな見て! みんな見て!
連続!
(男性たち)うお~!
(拍手)
陽菜は何すんだ?
私は これ。
(大輝)手品?
ううん。 トランプタワー。
特技は器用さと集中力。
頼んだぞ。
≪♬「何処か遠くで じっと
春を待ち侘びて」
♬~
♬~
思い出の曲?
ああ。
もしかして 元の世界で
付き合ってた彼女と聴いてたとか。
その人 今どうしてんの?
生きてる?
死んじゃった?
(心電計の心停止音)
(医師)《14時15分
お亡くなりになりました》
(心電計の心停止音)
(心電計を止める音)
《どうして…》
《十和子… 何でだよ!》
《笑えよ 十和子…》
どっちにしても
今 一緒にいないってことは
何か あったんだよね?
(大輝)嫌なやつだな。
えっ…?
その性格 何とかしろ。
(椿)いつまでも隠し通せる
ものでも ないんじゃない?
班長になった あの元刑事
私のこと知ってたし
あんたのことも
知ってるかもしれないよ?
(施錠音)
《人は殺してない顔だね》
《詐欺でもやった?》
《1度目はね》
《じゃあ 今度は?》
(刑事)《誘拐未遂で逮捕する》
《放して! 裕翔!》
善人ぶって 家族愛が
どうのこうのと言うやつなんか
裏で何たくらんでるか
分かったもんじゃないわよ。
《その愛が 家族にはある》
《そう 家族愛です》
≪(黒崎)何の話だよ。
≪(小橋)いいから来い。
(小橋)いいか。
今度の競技大会の本当の目的は
救助される家族の
優先順位をつけるためだ。
だが 一人者のお前にも
チャンスはある。
支部長や私に協力してくれたら
別枠で救助されるよう
私からも頼んでやる。
そのためにも
それぞれの家族の様子を
つぶさに報告するんだ。
これは?
俺がつけた
家族ポイントのノートだ。
(物音)
(大輝)分かった。
そうとなれば…。
おかえり。 パパは?
(陽菜)また あっちじゃない?
このところ よく行ってるな。
どうだ? あんたも一緒に。
(隆)えっ? いいの?
ほいじゃあ… あっ すいません。
(林)最近よく来るね。
いや~… 向こうにいても
面白くなくてですね…。
家族の中でも居場所がないんです。
ああ… すいません。
こちらで皆さんといる方が
心が安らぐんです。
(森)乾杯!
(一同)乾杯!
(陽菜)家族のために
副班長になったって言ってるけど
それも何か怪しいんじゃない?
(大輝)まさか 俺たちを
裏切るつもりなんじゃ…。
俺たちの関係をバラして
黒崎に取り入る。
ハァ…
そんな度胸あるとは思えないわ。
それより 今は
大会に向けて頑張りましょ。
まあ あの人がいても
役に立たないしね。
≪(隆のいびき)
(隆のいびき)
(陽菜)ああ もう!
うっさい!
もう… 何なんだよ これは!
(隆のいびき)
酔っぱらって帰ってきたと思ったら
これかよ!
(隆のいびき)
安らかに。
チーン。
よいしょっ。
♬~
♬~
(男性)58cm。
(男性)43
44
45。
(隆)もうちょっと頑張れよ お前。
私はいいの こういうの。
(隆の骨の鳴る音)
(隆)あ痛っ!
あ痛…。
(佐藤)うわ~!
留吉さん すごいね!
こんなの お手のもんよ。
二重丸!
(留吉)ありがとよ!
(佐藤)先生 これですか!
(藤岡)人の体も 機械も一緒。
ちゃんとパーツを並べて
つないでいけば…。
(藤岡)ほーら このとおり。
(佐藤)おお すっげー!
三重丸!
(留吉)さすが電機屋のタツだ。
(男性)電機屋?
(女性)医者なのに?
必殺…。
マッチ美女。
(良子)えっ!? どこ? 何が?
わあ~!
上手! これ 上手だな!
《パタパタ パタパタ パタパタ》
《ママ 上手》
《そう?》
《すごい》
《ありがとう》
(佐藤)こりゃ すごいっすね!
(佐藤)えっ?
俺 絶対に生き残るから。
母ちゃん…。
なあ ここを出て
政府の避難所 行ったら何したい?
絶対いいとこだよな!
温泉とか あったりすんのかな?
お前 そんなくだらないこと
考えてんのか?
ごめん…。
軽過ぎたよな こんな状況で。
≪(織原)だから ごめんって!
俺は… 俺は…。
絶対に彼女つくる!
えっ?
ホントは大学入ったら
彼女つくろうと思ってたのに!
毎日ハートマークのスタンプ
送り合おうと思ってたのに!
(泣き声)
お前…。
まあまあイケメンなのに
彼女いなかったのか…。
ずっと田舎の
男子校だったんだよ!
バレンタインだって おかんからしか
チョコもらったことねえよ!
悪いか!?
ここを出たら 2人で頑張ろう。
(高野)頑張ろうな!
≪何が彼女をつくりたいだ!
君たちは 自分たちの任務が
いかに重要なのか
分かってないようだな。
(高野・織原)すいません。
そんな浮ついた態度で
万が一 政府からの無線を
取り損ねたら どうなるのか
よく考えて行動しろ。
(織原・高野)はい。
(小橋)生き残れないんだぞ!
(小橋)
まったく… 彼女が欲しいだと?
そんな…。
俺だって欲しいわ!!
(隆)まあ どうせ俺なんか 家族は
はなから諦めてるだろうし。
≪パパ。
しっかりね。
私がついてるから。
どうしたの?
うれしいんだよ…
初めて優しくしてもらえて。
よーし… やるぞ!
本番に弱いんだ…。
(トランペットの音にならない音)
次。
(佐藤)終了。
こちらです。
♬(オペラを歌う声)
父さん こんな うまかった?
(良子)ええ。
昔 オペラ歌手 目指して
ちょっとウィーンの方に
留学してたことあったのよ。
へぇ…。
♬(オペラを歌う声)
♬(良夫のオペラを歌う声)
接着剤で付けたな。
いけない?
お前ら家族は みんなバツだ。
ひきょうなことして。
みんな 一生懸命 作ってんのに。
真面目に作ろうなんて時間の無駄。
バカのすること。
(女性たち)は? 意味分かんない。
ムカつくんだけど。
どういうこと? 意味分かんない。
(由依)バカって言われた…。
あああああ~!!
≪(女性)何あれ?
≪(由依)大輝の妹だから
我慢してたけど もう無理。
(女性)ちょっと頭いいからって
私たちのこと バカにして。
大輝が言ってたよね~。
(女性)妹だとしても
あいつだけは彼女にしたくない
嫌だって。
(女性)分かる~。
(悲鳴)
ちょっ… どこ行くのよ!?
何!?
どうぞ。
掛ければ?
これで おあいこでしょ?
やり返す度胸もないのに
ギャーギャー言わないで。
私と兄貴は関係ないから。
(女性)何 今の目…。
(由依)ぞっとする。
《あなたの その目を見てると
ぞっとするの》
今 何て言った?
あんたの目が
ぞっとするって言ったのよ!
頭おかしいんじゃないの!?
ママに言い付けて
こっから追い出してやるから!
じゃあ ママに助けてもらったら?
(女性たち)ちょっと…!
(由依)何すんのよ!? 開けてよ!
(戸をたたく音)
≪(由依)ねえ! 開けてよ!
(女性たち)由依! 由依!
(女性)由依! 大丈夫!?
水ぶっ掛けて 外へ出したら
あっという間に死ぬんだぞ!
少し ここで反省しろ。
寒いよ。 これ。
(施錠音)
♬~
♬~
(陽菜の母)
《「ご家庭で もっと様子を
気に掛けていただきますよう
お願いいたします」》
《母親である
私の育て方が悪いんじゃない》
《悪いのは あなたよ!》
《その目…》
《あなたの その目を見てると
ぞっとするの》
(ゆうか)《ママ》
(陽菜の母)《何?》
(ゆうか)《チャック開かない》
(陽菜の母)《チャック開かない?
ホント?》
(チャックの開く音)
(陽菜の母)《開いた》
(ゆうか)《ありがとう》
(男性)繰り返します。
隕石落下の影響で
急激に気温が下がっています。
身の安全を守ってください。
できる限りの防寒をして…。
(陽菜の母)《ゆうか 行くよ》
(すすり泣く声)
どうする?
このままにはしておけないしな。
殺人未遂なら懲役5年ね。
自業自得。
ほっときゃいいのよ。
(悟・良夫)いただきます!
ああ… ああ… うまい…。
(良子)おいしい。
どう? 悟。
(悟)うまい!
(良子)
パパの歌 うまかったもんね。
(悟)すごかった。
びっくりしちゃったよ。
パパと結婚して
ホントによかった。
俺の方こそ お前と…。
悟 ママも頑張ったんだぞ?
マッチ美女。
(良子)まあね…
評価は三角だったんだけどね。
えっ? それで よく優勝できたね。
(良夫)優勝なんて できないよ!
でも 第4位だって。
(悟)えっ… じゃあ何でこの肉…。
これは姉さんから もらったの。
お裾分け。
姉さん?
(良夫)木村家の奥さん。
意外と いい人なんだよな。
(良子)そう。
やっぱり姉さんのそばにいるのには
価値があるわね。
そうだな。
旦那さんは いまいちだけど…。
《ようやく中古の一軒家に
引っ越したんですよ》
それに陽菜ちゃんがねえ…。
どうすんだろ 姉さん。
(小橋)これが一芸一能の結果です。
(如月)いろんな才能や
特技を持ってる人がいますね。
(小橋)そして 知能テストと
体力テスト。
それらを合計すると
木村家が1位です。
(如月)木村 隆さん
ご主人も なかなかですね。
潜りてえなぁ…。
本当に優秀な家族のようですね。
それは ただの数字の上だけです。
何かと問題のある家族で
特に娘にいたっては…。
懲罰室ですよね?
(小橋)はい。
同級生に水を掛けて
外に放り出すなんて
信じられませんよ。
私としては
一番危険な家族かと。
あんなやつらが今ごろ
あの牛肉を食べてるかと思うと…。
まあまあ まあまあ
小橋さん落ち着いてください。
言いたいことは分かりますが
信頼を得るということは
公平であるということです。
公平?
(如月)そう。 それが
管理責任者の務めだと
思いませんか?
≪(大輝)大丈夫か?
陽菜。
ほっといて。
私のことなんか
どうでもいいくせに。
みんな 嫌ってるくせに。
けど 私だって
好きで こうなったんじゃない!
これが生まれたときからの
私なの。
そのせいで母親からも嫌われた。
≪(陽菜)兄貴だって
私のこと嫌いなんでしょ?
(大輝)《嫌なやつだな》
(陽菜)《えっ…?》
《その性格 何とかしろ》
《大輝が言ってたよね~》
≪(女性)《妹だとしても
あいつだけは彼女にしたくない
嫌だって》
私も もう…。
こんな自分が嫌になった。
もともと 未来に
希望なんて持ってなかったし。
もう どうなってもいい!
どうなってもいいなんて言うな。
お前は俺の…。
≪(黒崎)誰だ。
そこで何してる?
そこで何してる?
出してやってくれないか。
駄目だ。
事情を聴いたが
お前のことを かばうやつは
誰もいなかった。
元の世界でも
友達なんか いなかったんだろ?
嫌われ者だな。
お前に関係ないだろ。
(黒崎)お前?
俺の妹を
ここから出せって言ってんだよ!
(黒崎)こいつも ぶち込め。
(大輝)放せよ!
(受信音)
こちら 黒崎。 オーバー。
えっ?
はい 分かりました。
如月は お前ら家族を ずいぶん
ひいきにしているようだな。
おい もういい。
元の世界で
お前を見掛けたことがある。
如月の講演会 聞きに来てたな。
(如月)《未来に責任を有する
政治家として
今こそ 将来の子孫のためにも
われわれは
行動しなければなりません》
《特に温暖化対策は 世界全体で
取り組むべき問題です》
《地球は一つであり
空気に国境などありません》
《ここにいる一人一人が
努力を重ねることで…》
何を隠してる。
そのうち 暴いてやるから
覚悟しとけ。
(解錠音)
悪かったな。
陽菜。
お前が
自分のこと嫌いだとしても
俺は絶対に
お前のこと嫌ってないよ。
ほら 立て。
よいしょ。
(大輝)はい。
寒かったな。
ばあちゃん。
だから… 来るんじゃないって
言ってんのに! もう…。
大会の賞品。
イヤ~!
食べなさい いいから。
私も。
うん! 最高!
あ~… フフ。
いただきます。
何これ…。
昔もよく こうしてさ
ばあちゃんちで
2人で 焼き肉 食べたよね。
ああ… よくやったね。
おいしかったね。
うん。
何か いいことでも あったの?
うん。
《お前が
自分のこと嫌いだとしても
俺は絶対に
お前のこと嫌ってないよ》
私 生きてみたいなって
ちょっと思った。
♬~
どんな手を使った?
≪(陽菜)《私だって
好きで こうなったんじゃない!》
そろそろ あの男との関係も
話してくれていいんじゃない?
《陽菜を出してほしいの》
《あなたが
一言 言えば済むこと》
《似てますね。
本当の娘でもないのに》
《勝つためには
どんな手でも使う》
《今の この世界では
一番必要な才能よ》
《その代わり
大事な情報を教えてあげる》
《また 私を
だますつもりですか?》
《トラスト ミー》
《あなたの口癖》
《まんまとだまされましたよ
あのときは》
《トラスト ミー。
私を信じて》
《よくも だましたな!》
《今度は信じても
いいんですか?》
《ええ》
《雄一郎さん》
昔のことよ。
聞いても仕方ないわ。
♬~
♬~
♬~
♬~
《裕翔!》
(女性)《裕翔!》
(男性)《もう大丈夫だ》
《裕翔!》
《裕翔!!》
どこにいるの?
裕翔。