今回は1000円ほどで買えるバーボン、ケンタッキージェントルマンを飲みます。
ケッタッキージェントルマンは、ニューオリンズにあるサゼラック社が販売するボトルです。
サゼラックとは、元々カクテルの名前で、バーボンとビターズを使ったオールドファッションドを、バーボンの代わりにサゼラックというコニャックを使って作られたものをサゼラックと呼ぶようになったそうです。
1850年頃にこのカクテルが誕生したものの、1870年代になるとブドウの不作によってコニャックが入手困難になると、今度はライウイスキーをベースとした新しいレシピで、サゼラックが作られるようになりました。
そして1930年頃、サゼラック社が設立され、サゼラックを作るためのライウイスキーを売り始めました。
その後サゼラック社はいくつかのブランドを買収し、その中の一つがケッタッキージェントルマンになります。
製造を行っているのは、バーズタウンにあるバートン1792蒸溜所で、ここでは蒸溜所の名を冠したバートン、1792というボトルも作っています。
ただ最近、古い木造の貯蔵庫が崩壊して、6000個以上の原酒の入ったウイスキーを廃棄せざるを得ない事故が起きています。
ケンタッキージェントルマンは4年以上熟成された原酒を使っているそうです。
液色は濃いめの琥珀色です。
味わいは、ほろ苦さが先に来るものの、後から甘みが広がります。酸味はさほど強くはないです。
味わいは、苦みが強まった印象で、後から酸味もやってきます。
ストレートに比べるとエッジの効いた香り、味わいに変化します。
味わいは、酸味が前に出て、苦みはかなり押さえ込まれます。
一方でロックだと苦みがきつくなり、飲むにはあまり向いていません。
ハイボールはバーボンらしさを感じつつもサッパリと飲めます。
1000円ほどで買えるバーボンとしては上出来で、晩酌用に手元に置いても申し分ないでしょう。
750mL、アルコール度数は40度です。
老舗の蒸溜所で作られる格安ウイスキー
サゼラックとは、元々カクテルの名前で、バーボンとビターズを使ったオールドファッションドを、バーボンの代わりにサゼラックというコニャックを使って作られたものをサゼラックと呼ぶようになったそうです。
1850年頃にこのカクテルが誕生したものの、1870年代になるとブドウの不作によってコニャックが入手困難になると、今度はライウイスキーをベースとした新しいレシピで、サゼラックが作られるようになりました。
そして1930年頃、サゼラック社が設立され、サゼラックを作るためのライウイスキーを売り始めました。
その後サゼラック社はいくつかのブランドを買収し、その中の一つがケッタッキージェントルマンになります。
製造を行っているのは、バーズタウンにあるバートン1792蒸溜所で、ここでは蒸溜所の名を冠したバートン、1792というボトルも作っています。
ただ最近、古い木造の貯蔵庫が崩壊して、6000個以上の原酒の入ったウイスキーを廃棄せざるを得ない事故が起きています。
ケンタッキージェントルマンは4年以上熟成された原酒を使っているそうです。
値段以上にストレートがまろやか
グラスからの香り、液色
グラスからはバーボンらしい接着剤の香りが広がり、その後にカラメル、メロン、リンゴと続きます。液色は濃いめの琥珀色です。
ストレート
メロンとリンゴの香りが先に訪れ、後からキャラメル、バターの甘い香り、内側を焦がした樽木の香りが続きます。味わいは、ほろ苦さが先に来るものの、後から甘みが広がります。酸味はさほど強くはないです。
ロック
接着剤とライムの香りがしっかりと広がり、続いてメロンの香りが感じられます。味わいは、苦みが強まった印象で、後から酸味もやってきます。
ストレートに比べるとエッジの効いた香り、味わいに変化します。
ハイボール
リンゴの香りが先立ち、その後はメロンの香りが続きます。奥からはバターの香りも得られます。味わいは、酸味が前に出て、苦みはかなり押さえ込まれます。
まとめ
値段の割に、ストレートでもアルコールからの刺激、辛みが少なく、むしろまろやかさを感じさせるほどの見やすい印象です。一方でロックだと苦みがきつくなり、飲むにはあまり向いていません。
ハイボールはバーボンらしさを感じつつもサッパリと飲めます。
1000円ほどで買えるバーボンとしては上出来で、晩酌用に手元に置いても申し分ないでしょう。
750mL、アルコール度数は40度です。
<個人的評価>
- 香り B: メロン、リンゴの香りが主体。後からカラメル、バター、樽香。ロックではライムも感じる。
- 味わい B: ストレートでもアルコールの辛みが少なく、甘みが広がる。加水で苦み、酸味が勝る。
- 総評 B: 1000円とは思えないまろやかさ。だがロックで若さが出る。