青酸化合物を飲ませて3人を殺害した罪などで、29日、死刑が確定することになった、筧千佐子被告(74)が取材に応じ、「死刑がうれしい人なんていない」と話した。

筧千佐子被告は、2007年から2013年にかけて、夫や交際相手の男性4人に青酸化合物を飲ませて、3人を殺害したなどとして、29日、最高裁判所で上告が棄却され、死刑が確定することになった。

30日朝、筧被告が、大阪拘置所でFNNの面会取材に応じた。

筧千佐子被告「世の中に死刑がうれしい人、怖くない人なんていないでしょう」

ーーー最高裁は財産目当ての犯行と認定したが?

筧千佐子被告「それはないわ。それだけは違うと声を大にして言いたい。わたしも4人に言いたいことは山ほどあります」

15分間の接見で、筧被告は、被害者に対する謝罪を一度も口にしなかった。

異議の申し立てなどはしない方針だという。