東京都へのワクチン、希望量の4分の1どまり 7月後半

厚生労働省は1日付で7月19日から8月1日の米ファイザー製ワクチンの配分量を都道府県に通知した。東京都への配分は866箱(約101万回分)となり、前の2週の1357箱の6割強に減少する。希望数量(3381箱)に対する割合は26%にとどまった。供給減を受け、接種計画の見直しを迫られる自治体が出てくる可能性がある。

神奈川県には希望数量の37%の557箱、埼玉県には25%の458箱、千葉県には21%の392箱が配られる。いずれも前の2週に比べると7~8割の水準となる。

政府は7月後半にファイザー製ワクチンを全国で計1万600箱配る計画だった。今回はこのうち、8000箱の配分を示した。残り2600箱については米モデルナ製ワクチンを使用した大規模接種を予定していた自治体やワクチン在庫が少ない自治体に優先的に供給する。上乗せの配分量は5日に公表する。

ファイザー製ワクチンを巡っては、7~9月分の輸入量が4~6月分に比べて3割減るため、政府は自治体への配分が減る見通しを示していた。一方で自治体は政府目標の達成に向けて接種体制を拡充しており、一部の自治体からは供給不安を懸念する声が上がっている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

ワクチン・治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ