地雷部-Log

地雷部(@jira1bu_777)ブログ班による部の活動記録です!

#地雷部Log Vol.3 デッキビルドから学ぶ思考訓練術

◆はじめに


こんもちは。この度地雷部ロガーとなりましたOMOchiと申します。

突然ですが皆様、『勉強』は得意ですか?
多くの方が「苦手」と答える傾向にある(かく言う筆者も苦手である)この質問は、人により様々な理由が出てくる筈でしょう。

しかしそれらを一纏めにした上で、苦手意識を持つ原因に言及するとするならば、
『どの分野をどれほど、どれ程のペースでやればいいのかが分からない』為に、苦手意識が高いのではないでしょうか。

ですがご安心ください。
そんな苦手意識を、読者の中のカードゲーマーである方ならば平素より行っているであろうデッキを組むという行為に当てはめる事で、少しでも解消するお手伝いを本記事では行わせていただきます。

 

◆本記事におけるデッキについて

そもそもデッキと、その組み方なんて個人の自由では?と思われたでしょう。
誠にその通りでありますが、やはりカードゲームである以上はメーカー側の指定した条件で対戦する必要がある為に、必ず勝ち負けが存在します。
このデッキを、勝つ事のみに特化させるとどうなるか、皆様はわかりますか?

この状態になったデッキが所謂『競技向けのデッキ』となり、本記事において貴方が組むデッキとなります。

ではどのようにして、競技向けのデッキは組まれているのか。先ずは組み上がる過程からおさらいしてみましょう。

 

◆競技向けのデッキが組まれるまで


主に競技向けのデッキが組み上がるまでには、以下に挙げる4つの段階を踏んだループにより構築されます。

1.大会で上位入賞したデッキの累計データや自身の戦績等から、使用されやすいカードの傾向を判断する。
2.それらがどのようにしてゲームに勝つのかを考える。
3.それらに対抗する為に必要なカードを採用してデッキを作り、フリー対戦などを用いて問題点を洗い出す。
4.問題点を解決する為に採用カードの枚数や種類を調節して大会へ挑み、1.へ戻る

若干の誤差こそ有りますが、大体の競技向けデッキはこのようにして完成します。

 

◆如何にしてデッキビルドと勉強は結びつくか

 

しかし何故急に競技向けデッキの話題を俎上に載せたか疑問に思った方も居ましょう。実はこのデッキ構築の段階こそが、勉強を少しでも得意にしてくれる為のヒントとなるのです。
これらを踏まえた上で競技向けのデッキを勉強に置き換えると、ゲームの勝利条件はより多くの問題に正解する事であり、全プレイヤーは演習問題という全く同じ相手に挑みます。
大会で上位入賞したデッキは、云わば多くの正当数を記録した人であり、彼等のゲームに勝つ方法は、より多くの求められた知識を持っていること。採用されやすいカードの傾向は、頻出する問題の割合でしょう。

デッキは云わば当人の知識量で、採用したカードは覚えた知識そのもの。手札の数は問題を解く為の知識の数です。
フリー対戦もとい確認問題は知識を正しく覚えているかどうかをフィードバックさせるための手段であり、これらから得られた結果は自分の知識量を反映させ、自分に不足しているものを明示してくれます。
そして組み上げた知識は試験という名の大会へと挑むことで、その成果を発揮するのです。


このように考えてみると、今まで分からなかった為に苦手だった勉強との付き合い方も分かりやすくなったのではないでしょうか。

また、他人の経験から知見を得てデッキを組む以上は、どうしても入賞したレシピの割合などの、過去のデータを纏めたものが必要となりますよね。
勉強においては過去問題集や参考書がその役割を果たしてくれますので、日々の課題に慣れてきたら手をつけてみましょう。

 

◆まとめ


ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。これまでの内容を纏めると、

・カードは知識でデッキは総知識量、手札は求められた時に使える知識の数
・採用されやすいカードの傾向は、出やすい問題の傾向
・過去問や参考書は入賞したレシピのまとめ。触れておくに越したことはないのでやるのがおすすめ

この3点に纏められます。
ここで得た知見は、いずれ何処かで役立つ時が来るかも知れません。それでは。
(writer:OMOchi)

 

 

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