2007年02月25日
韓国の根無し草
まいどお馴染み流浪の球団現代ユニコーンズです、売りは低予算。
韓国プロ野球の現代ユニコーンズがまさに宙ぶらりんになって久しいですが、もう開幕近いというのにいまだに波間を漂って腰が落ち着いていません、漂泊の思い。もし仮に選手のお給料の支払いが滞るとKBOの管理下に置かれてしまうので冗談無しで流浪の球団になってしまいます、過去にはサンバンウル・レイダースが管理下に置かれたようですが、今回は買い手すら見つかっていない分事態は深刻でしょう。
そもそも今回の現代ユニコーンズ宙ぶらりん問題は、その過去にあったKBO管理下の球団サンバンウルレイダースの問題に事の発端があります。2000年、経営破綻からKBOの管理下におかれたサンバンウルは解散し、SKワイバンズという新たな球団として新たなホームを探していました。そこでもともとソウル移転思考の強かった現代ユニコーンズは、ホームであった仁川を含む京畿道を新たにできる球団に譲渡するかわりに多額の補償金を得たのです。
しかしソウルは既に斗山とLGの二つの球団を抱える都市、ファンの獲得も限界いっぱいだし、まずソウルにはプロの試合できる球場は一つしか無い、どう頑張っても移転不可能。第一ソウルに移転するには利益の問題から新球団から貰ったような補償金を現存二球団に支払わなければならず、不振にあえぐ経営ではそんな大金は払えません。といって前のところに頼ろうとすると今度は新球団から「じゃああの金返せよ」とつめよられ、ついに現代ユニコーンズはソウル近くの水原で四面楚歌になってしまいました。それ以来、現代ユニコーンズは公式にソウルをホームと考えておきながら結局水原に居座る、地域性から掛け離れた浮いた存在になってしまっているです。
そんな状態なので水原のファン達の意識は低く観客数も膝下直球ぎみ、お世辞にも経営者としてあまり欲しいと思える集まりではないでしょう。もしかして弱かったならまだ逆に救える理由もあったのかもしれませんが、現代ユニコーンズはとんでもない強豪球団、ここ五年で四度プレーオフ進出に二回優勝の好成績、裏を返せば強豪なのに人気が無い、もうこれは野球とは他の部分でイメージが悪いとしか言いようがありません。そのうえ今季からは、名将と呼ばれWBCにも参加した監督キム・ジェバクが退団、人気面でも実力面でも急降下は必死な状態、なめ回すように見ても好材料はありません、どうポジティブに評価してもない、ないもんはない。
やはり誰から見たってそういう風に見えているのか、当初は買収を考えていた農協も「肥料ズにしよう」とかやっていましたが、組合という組織では反発必死で買えないと白紙撤回。米国の韓国系不動産投資会社も名乗り上げてすぐの白紙撤回、キャンプも折り返しに入りながら買い手は見つかっていません。親会社である現代が継続して持ち続ければいいのでしょうが、球団の大株主であるハイニクス半導体が長らく続くウォン高不況に本業が食い荒らされ、まったくもってそれどころでは無い様子。今は可能性がとことん低いながら、韓国の財閥である現代グループが全体で援助してくれるのを待つばかり、まさに神頼みといったところでしょうか。
このままならば確かに無くなる、現代ユニコーンズのお時間がやってまいりました、視界はほの暗。とりあえず今季は七球団でプレーされる事は無いでしょうが、来年からの動きは、限りなく薄暗いように見えます。スポーツ強国にのしあがりつつある韓国ですが、まだスポーツ文化を皆で支えるという意志は薄いのかも知れません、今この問題は韓国の制度が日本のだだくさな模倣から生まれ変わる転機なのでしょうか。
後世でそうなっていてそれはそれは素晴らしいんでしょうが、現状は衰退の一歩にとれてしまうのです。これをいい教訓になんて話は聞きたくないよ!盛者必衰とはよくいったもんです、まだここがピークだなんて今は誰にもわかりません。
まだピークなんかむかえちゃいねぇよ韓国野球はよ!
現代ユニコーンズ公式
http://www.hd-unicorns.co.kr/
韓国プロ野球の現代ユニコーンズがまさに宙ぶらりんになって久しいですが、もう開幕近いというのにいまだに波間を漂って腰が落ち着いていません、漂泊の思い。もし仮に選手のお給料の支払いが滞るとKBOの管理下に置かれてしまうので冗談無しで流浪の球団になってしまいます、過去にはサンバンウル・レイダースが管理下に置かれたようですが、今回は買い手すら見つかっていない分事態は深刻でしょう。
そもそも今回の現代ユニコーンズ宙ぶらりん問題は、その過去にあったKBO管理下の球団サンバンウルレイダースの問題に事の発端があります。2000年、経営破綻からKBOの管理下におかれたサンバンウルは解散し、SKワイバンズという新たな球団として新たなホームを探していました。そこでもともとソウル移転思考の強かった現代ユニコーンズは、ホームであった仁川を含む京畿道を新たにできる球団に譲渡するかわりに多額の補償金を得たのです。
しかしソウルは既に斗山とLGの二つの球団を抱える都市、ファンの獲得も限界いっぱいだし、まずソウルにはプロの試合できる球場は一つしか無い、どう頑張っても移転不可能。第一ソウルに移転するには利益の問題から新球団から貰ったような補償金を現存二球団に支払わなければならず、不振にあえぐ経営ではそんな大金は払えません。といって前のところに頼ろうとすると今度は新球団から「じゃああの金返せよ」とつめよられ、ついに現代ユニコーンズはソウル近くの水原で四面楚歌になってしまいました。それ以来、現代ユニコーンズは公式にソウルをホームと考えておきながら結局水原に居座る、地域性から掛け離れた浮いた存在になってしまっているです。
そんな状態なので水原のファン達の意識は低く観客数も膝下直球ぎみ、お世辞にも経営者としてあまり欲しいと思える集まりではないでしょう。もしかして弱かったならまだ逆に救える理由もあったのかもしれませんが、現代ユニコーンズはとんでもない強豪球団、ここ五年で四度プレーオフ進出に二回優勝の好成績、裏を返せば強豪なのに人気が無い、もうこれは野球とは他の部分でイメージが悪いとしか言いようがありません。そのうえ今季からは、名将と呼ばれWBCにも参加した監督キム・ジェバクが退団、人気面でも実力面でも急降下は必死な状態、なめ回すように見ても好材料はありません、どうポジティブに評価してもない、ないもんはない。
やはり誰から見たってそういう風に見えているのか、当初は買収を考えていた農協も「肥料ズにしよう」とかやっていましたが、組合という組織では反発必死で買えないと白紙撤回。米国の韓国系不動産投資会社も名乗り上げてすぐの白紙撤回、キャンプも折り返しに入りながら買い手は見つかっていません。親会社である現代が継続して持ち続ければいいのでしょうが、球団の大株主であるハイニクス半導体が長らく続くウォン高不況に本業が食い荒らされ、まったくもってそれどころでは無い様子。今は可能性がとことん低いながら、韓国の財閥である現代グループが全体で援助してくれるのを待つばかり、まさに神頼みといったところでしょうか。
このままならば確かに無くなる、現代ユニコーンズのお時間がやってまいりました、視界はほの暗。とりあえず今季は七球団でプレーされる事は無いでしょうが、来年からの動きは、限りなく薄暗いように見えます。スポーツ強国にのしあがりつつある韓国ですが、まだスポーツ文化を皆で支えるという意志は薄いのかも知れません、今この問題は韓国の制度が日本のだだくさな模倣から生まれ変わる転機なのでしょうか。
後世でそうなっていてそれはそれは素晴らしいんでしょうが、現状は衰退の一歩にとれてしまうのです。これをいい教訓になんて話は聞きたくないよ!盛者必衰とはよくいったもんです、まだここがピークだなんて今は誰にもわかりません。
まだピークなんかむかえちゃいねぇよ韓国野球はよ!
現代ユニコーンズ公式
http://www.hd-unicorns.co.kr/