2007年02月24日
ハンバーガーと釜の飯
中村紀洋中日入団試験最後の紅白戦に三打数無安打、ここ例年無いほどにキャンプに力を入れていたように見えたのに今や首の皮一枚どころの騒ぎじゃありません、面の皮は厚そうなタイプなのにうまくいかないもんですね。一億円選手を蹴って育成契約したり、五億を蹴ってメジャーリーグに挑戦したり、彼の人生は打法どうりの当たれば飛ぶ大博打の繰り返し、益荒男っぷりは見ていて飽きません。前回オリックスを蹴ってメジャーに行った時のマイナーリーグ時代は罰ゲームと称されていましたが、日本の二軍も自分の人生をチップに賭けてまで掴むほどのギャンブルにはならないんじゃないんでしょうか。
中村が人生を賭けて味わった罰ゲームことマイナーリーグ、日本では報道があまりされないためよく知られてはいませんが、確かにゲームとしてはシビアなゲームです。
メジャーリーグと実力面でそこまでの差が無いながら、その待遇の差はステーキばっかり食べられステーキリーグと呼ばれるメジャーに対してハンバーガーしか食べられないためハンバーガーリーグと言われるマイナーリーグ。移動はバス移動、スケジュールは極悪、観客はむかしのパ・リーグ並み、その上メジャーへの競争率は高すぎと人生を賭けるゲームとしては分が無さ過ぎる、まさにギャンブルなのです。
そういえば中村がメジャーに昇格した際に実況から「スロットマシーンみたいな打法だね!」とか言われていましたが人生もスロットマシーンのようです。くしくも中村が所属したドジャースの下部チームはギャンブルの街ラスベガスフィフティワンズ、彼の人生は博打にとりつかれているのかもしれません。さながら彼は夢の街で夢敗れたギャンブラーってとこなんでしょう。
ラスベガス・フィフティワンズはラスベガスという街もあってかマイナーリーグではグッズ売り上げも良い球団、まぁラスベガスという街もあってか観客数は芳しい訳ではありませんが、独立採算性をとっているマイナー球団では優良な球団の部類に入ります。エリア51に近いからフィフティワンズ、マスコットはグレイ、MMRじこみ、もしかしたらとんでもなさとどうでもよさがうけているのかもしれません。メジャーリーグの地元への経済的影響が高いアメリカ、メジャー球団の誘致の話があるたびに名乗り出ていたラスベガスですが、ラスベガスの地元民には既にフィフティワンズという愛すべきチームがあるのです。そんなラスベガスに五億円を蹴って渡ってきた東洋人中村紀洋はまさに夢のある男、そしてメジャーは降格されたもののマイナーで夏先まで三割を打っていた事もあって、彼は一躍ラスベガスのスター選手になっていました。
といってメジャー昇格も怪我をした主力の穴埋めで決まったようなもの、日本で大スターであった中村にマイナーで塩素臭い水を飲めっていうのはかなりの苦行。メジャーに行くつもりだったのにマイナーに甘んじ、マイナーで活躍してもメジャーに行けない状況にいらだっていたのでしょう。日本ではしていたファンサービスもおろそかになり、ラスベガスの子供達には「中村はファンサービスが悪い」ようにうつってしまったようです。
中村のそういう苛立ちが目立ち始めてからこちらも目に見えるようにして成績と人気が下がりはじめ、最終的には二割五分二十本まで低迷してシーズンを終えました。彼にとってはマイナーは罰ゲームだったのかもしれませんが、夢の街で夢を与える仕事をしている人間が夢敗れてふて腐れてしまうだなんて皮肉にもなりません。マイナーリーグも日本の二軍も確かに夢を叶えるためならその過程でしかないのかもしれませんが、声を送るファンはどこでも似たようなもんでしょ、何の関係も無い他人がチームのことに一喜一憂して飯がうまいだのまずいだの言っているんだから。
努力とファンは裏切らない、さてさて二軍の釜の飯はノリの口に合うのでしょうか、ハンバーガーとどっちがうまいのかな。
中村が人生を賭けて味わった罰ゲームことマイナーリーグ、日本では報道があまりされないためよく知られてはいませんが、確かにゲームとしてはシビアなゲームです。
メジャーリーグと実力面でそこまでの差が無いながら、その待遇の差はステーキばっかり食べられステーキリーグと呼ばれるメジャーに対してハンバーガーしか食べられないためハンバーガーリーグと言われるマイナーリーグ。移動はバス移動、スケジュールは極悪、観客はむかしのパ・リーグ並み、その上メジャーへの競争率は高すぎと人生を賭けるゲームとしては分が無さ過ぎる、まさにギャンブルなのです。
そういえば中村がメジャーに昇格した際に実況から「スロットマシーンみたいな打法だね!」とか言われていましたが人生もスロットマシーンのようです。くしくも中村が所属したドジャースの下部チームはギャンブルの街ラスベガスフィフティワンズ、彼の人生は博打にとりつかれているのかもしれません。さながら彼は夢の街で夢敗れたギャンブラーってとこなんでしょう。
ラスベガス・フィフティワンズはラスベガスという街もあってかマイナーリーグではグッズ売り上げも良い球団、まぁラスベガスという街もあってか観客数は芳しい訳ではありませんが、独立採算性をとっているマイナー球団では優良な球団の部類に入ります。エリア51に近いからフィフティワンズ、マスコットはグレイ、MMRじこみ、もしかしたらとんでもなさとどうでもよさがうけているのかもしれません。メジャーリーグの地元への経済的影響が高いアメリカ、メジャー球団の誘致の話があるたびに名乗り出ていたラスベガスですが、ラスベガスの地元民には既にフィフティワンズという愛すべきチームがあるのです。そんなラスベガスに五億円を蹴って渡ってきた東洋人中村紀洋はまさに夢のある男、そしてメジャーは降格されたもののマイナーで夏先まで三割を打っていた事もあって、彼は一躍ラスベガスのスター選手になっていました。
といってメジャー昇格も怪我をした主力の穴埋めで決まったようなもの、日本で大スターであった中村にマイナーで塩素臭い水を飲めっていうのはかなりの苦行。メジャーに行くつもりだったのにマイナーに甘んじ、マイナーで活躍してもメジャーに行けない状況にいらだっていたのでしょう。日本ではしていたファンサービスもおろそかになり、ラスベガスの子供達には「中村はファンサービスが悪い」ようにうつってしまったようです。
中村のそういう苛立ちが目立ち始めてからこちらも目に見えるようにして成績と人気が下がりはじめ、最終的には二割五分二十本まで低迷してシーズンを終えました。彼にとってはマイナーは罰ゲームだったのかもしれませんが、夢の街で夢を与える仕事をしている人間が夢敗れてふて腐れてしまうだなんて皮肉にもなりません。マイナーリーグも日本の二軍も確かに夢を叶えるためならその過程でしかないのかもしれませんが、声を送るファンはどこでも似たようなもんでしょ、何の関係も無い他人がチームのことに一喜一憂して飯がうまいだのまずいだの言っているんだから。
努力とファンは裏切らない、さてさて二軍の釜の飯はノリの口に合うのでしょうか、ハンバーガーとどっちがうまいのかな。