■ブレない「大喜利戦略」が生きてきたか
ケンコバは「何がいいかな、と思ったんですけどやっぱり番組で一番印象に残った……」と、切り出し、フリップで「イカサマ野郎本並」というパワーワードを発表。スタジオは爆笑に包まれ、川島が「オープニングトークの1フレーズで、そんなに(印象的には)してませんよね!?」としたほか、「この番組はプレゼントキーワードがたまにトレンドになるんやから、止めてよ!」と、ツッコミを入れて番組は次のコーナーへと移った。
「川島の言う通り、6月15日放送の回では“今日誕生日だから”という理由だけで、ビビる大木(46)がキーワードを《チャンカワイ》にした結果、番組に出演してないWエンジン・チャンカワイ(41)の名前がトレンド入りしたこともありました。今回も盛り上がったようだし、いろいろあった『ラヴィット』も、い息を吹き返しつつあるのではないでしょうか」
『ラヴィット』は、今年3月29日にスタートして以降、低視聴率に悩まされてきた。かたくなに「ニュースをやらない」という方針を曲げず、「ガチガチのバラエティ番組」という内容と、ニュースを求める朝の時間帯が合わない、という指摘もあった。
「ただ、出演タレントからの評判は悪くないんです。“朝の情報番組なのに本格的な大喜利”というハードルの高さはありますが、MC川島の裏回しやツッコミなどのMC能力の高さは同業者の間でも絶対的な信頼がある。なんどか出演している見取り図のツッコミ・盛山晋太郎(35)も、“川島さんが絶対になんとかしてくれはる”と信頼を置いていたことを、6月16日深夜放送のラジオ『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で明かしていました」