「開けられないよう押さえていた」クローゼット前に物も…2歳男児監禁・死亡 逮捕20歳母親"物触った"
松原容疑者を乗せた車両(2021年6月24日)
北海道札幌市でクローゼットに2歳の長男を監禁したとして母親が逮捕されその後長男が死亡した事件で、母親は「クローゼットを開けられないように押さえていた」などと話していることがわかりました。
この事件は6月22日、札幌市北区の無職、松原愛華容疑者(20)が自宅アパートのクローゼットに2歳の長男莉蒼(れいあ)ちゃんを約30分監禁した疑いで逮捕されたものです。
莉蒼ちゃんは翌日死亡しています。
捜査関係者によりますと、松原容疑者は調べに「長男をクローゼットに入れた後、開けられないように押さえていた」との趣旨の話をしていることがわかりました。
クローゼットの前には複数の物が置かれていて、莉蒼ちゃんを出られなくさせていたとみられています。
またこれまでの調べで松原容疑者は「物を触ったことを注意した際、態度が悪く腕を引っ張った」。閉じ込めたのは「しつけのつもりだった」などと話していることがわかっています。
司法解剖の結果、莉蒼ちゃんに目立った傷や衰弱の跡は見つからず、警察は引き続き死亡に至った経緯や日常的な虐待の有無などを詳しく調べています。