元病院薬剤師、現在は外資系製薬会社でMRのMochaです。
かろうじて4年制の時に卒業して病院薬剤師に就職しました。
ですが、病院薬剤師って仕事のわりにお給料が安いと思いませんか?
もちろんやりがいも感じますし、責任感のある仕事だと感じておりますが・・・
日々感じることは医師と患者さんの板挟みになっているということ。
ストレスの割には対価が合わないかなと。
そんな私が転職活動をするにあたり情報収集と発信をするためのブログです。
現在のMRを取り巻く環境は厳しい
緊急事態宣言が2度もあり、MRの活動は制限されている方が多いかと思います。
特に大学病院を中心とした大病院ではほとんどの病院が訪問規制をしいているのではないでしょうか。
仮に訪問が出来たとしても完全アポイント制。
これでは一日に面会できる先生は1から3Drが平均になるのではないでしょうか。
面会数が落ちても売り上げは下がらなかった
生活習慣病治療薬が一製剤の売り上げが1000億円を超えていた時代。
高血圧治療薬や脂質異常症治療薬を販売しているメーカーはMRの数を増やし2000人規模のMRが1社あたりに所属しておりました。
マーケの理論ではshare of voiceがさかんに叫ばれた時代は1日20DTLを目標とするメーカーがほとんどでした。
その時代と比較するのもナンセンスですが、現在、その状況に近いDM治療薬や抗凝固薬のshareや売り上げはDTLの数が減っても、ほとんど下がらない実態が分かってしまいました。
そうなると叫ばれるのがMR不要論です。
本当にMRは不要なのでしょうか。
プライマリーのMRは淘汰されてしまうのでしょうか
実際には全く不要にはならないでしょうが、各県に1から3名のMRで担当をする時代が来るのではないでしょうか。
情報提供は本社のリモート部門が担当するシステムが近づいてきていると思います。
実際に若手のDrでプライマリーの部門の治療薬について調べるときはネットの情報で完結してしまうことが多いと病院勤務時代に聞いたことがあります。
プライマリーの事で特にMRに聞くことは少ない。
ハッピーコールで売り上げを伸ばす時代は終わってしまったのかもしれません。
どの分野のMRが生き残るのか
ノバルティスのオンコロジー部門ですらリストラを始めた時代。
これからはオンコロジーでも生き残ることは難しくなってきているのかもしれません。
生き残るオンコロジーは膵癌や胆管癌など今まで5年生存率が低い分野の治療薬や血液癌のメーカー。
あるいは新規作用機序で未知の副作用や効果が期待できる薬剤のメーカーそんなメーカーのMRが生き残る気がしています。
私はどの分野のMRを目指すのか
実際に患者さんの役に立っていることが実感できるMR。
私は希少疾患の分野のMRの求人を探しております。
今まで有効な治療薬がなく、医師も患者さんに「病気は分かりましたが治療薬はありません」と言われていた分野に参入するような治療薬を取り扱ってみたいと思っています。
現在はSMAやある種の白血病には遺伝子治療が始まっています。
また、遺伝疾患で神経症状が抑えられなかった疾患に対して、脳内移行が期待できる薬剤も出てきています。
どの会社を最終的な目標に就職活動をするのか。
それまで、より良い会社を探すためにもMR転職ブログを立ち上げました。