会長挨拶
お蔭様で弊社も19周年、代表は芸能業界39周年を迎える事が出来ました。これも一重に、皆様方の厚いご指導、ご支援の賜物と心から御礼申し上げます。
多国籍な音楽と唄が歌謡界に蔓延している昨今ですが、心を打つ唄、感動の音とは・・・と永遠の課題であります。夜のネオン輝く世界では、その昔「石原裕次郎やフランク永井」のムード曲が流れ、ジュークボックスの機械からは、「美空ひばり」の軽快なブギブギリズム。ネオンの光と香水の香りが、夜の魅力に相まって深い妖艶が漂っておりました。3曲100円の、流しのお兄さんがギターを抱えて路地裏に入って行く、そんな時代を懐かしく思います。現代の夜の世界は日本中何処に行っても、カンザンとした町並みに変り、ネオンの光も消え果てて、あの時代の夜の輝きはいつしか無くなっております。
弊社は歌手が多い為、営業と宣伝活動には夜のキャンペーンが必要不可欠でありますが、どこの街に出向いても居酒屋さんや小料理屋さんは少々の常連客で賑わっているものの、カラオケのあるスナック等のお店は、お客様も疎らで、「門前払い」も少なくありません。歌が流れる町並み、お酒、ネオン、涙・・・やはり演歌の世界の定番であります舞台が確実に消滅しつつあります。
現代の新人歌手、特に演歌の歌手は大きな舞台が無くなり、大変厳しい時代となっております。企業様のイベントも減少の傾向ですが、やはり日本人、涙、人生、男、女、酒・・・やはり演歌はいいもの。悲しい時、苦しい時、嬉しい時、唄は心のよりどころ。弊社は演歌の歌手が大半を占めておりますが、前向きに良い唄を、こころの唄を、皆さんにお届けする事だけを第一の信条に日々一同励んでおります。
今後とも相変わりませず、ご指導ご鞭撻変らぬ篤いご後援、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
平成31年4月1日 取締役会長 綿引 勝一