[賢者の石/起源種/変異種/対抗種/実験体]
上級ルールブックで追加された"Dロイス"52種類それぞれについて、有効利用方法などを解説してみたいと思います。五個づつの10記事シリーズになります。
後続のサプリメント"リンケージマインド"で効果が変わったもにも言及します。これについては、Dロイス名の下に【RM変更あり】と付記します。
ちなみにDロイスとは、上級ルールブックから登場した追加ルールで、7つあるロイス枠のひとつ(初期設定の固定ロイス枠)を費やす代わりに、特殊な設定とそれにまつわる能力やアイテム入手できる…というものです。
Dロイスがあるとキャラクター作成の幅が広がりますし、データ的にも強くなります。その分普通のロイス枠が6つに減ってしまうため、バックトラックの難易度が上がってしまいます。諸刃の剣と言えるでしょう。
しかし、上級ルールブック導入環境では九割以上のキャラがDロイスを持っている為、ゲームランス自体がDロイスありきで設定されるのが通例になっています。つまるところDロイスを持つデメリットはほぼ無いと言えます。
Dロイスを持っていないから弱い…ともならないので、基本ルールユーザーの諸氏はご安心下さい。
バックトラックが有利・攻防共に役立つタイタス使用回数が多いというのは、Dロイスよりも応用が利く堅実な選択肢です。
※Dロイスのデータについては、当然ですがあえて完全には記載しておりません。
運用する際は手元にルールブック(上級ルールブックやリンケージマインド)をご用意下さい。
- ◆No.01 賢者の石(レネゲイドクリスタル)
- ◆No.2 起源種(オリジナルレネゲイド)
- ◆No.3 変異種(イレギュラー)
- ◆No.4 対抗種(カウンターレネゲイド)
- ◆No.5 実験体(ロストナンバー)
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◆No.01 賢者の石(レネゲイドクリスタル)
ゲーム中一回だけクリティカル値-2。
大きくダイスの増やせるエフェクト…キュマイラの《完全獣化》、ブラックドッグの《フルインストール》、モルフェウス《サポートデバイス》等を利用しつつ、ハヌマーンの《リミットリリース》でクリティカル値をさらに下げるクロスブリードが王道です。
侵蝕100%の《コンセントレイト》4LV 、ハヌマーンの《リミットリリース》@下限値5と合わせると、クリティカル値を3にできます。
例えばダイス14クリティカル3なら、達成値が大体130±50になります。200に達するのも珍しくありません。ダメージにして、50~100ほど上乗せされる可能性があるわけです。侵蝕が1D上がるとは言え、他のDロイスと比べても破格の効果です。
三倍バックトラック覚悟となりますが、タイタスを追加で使って、ダイス14クリティカル2にすると、達成値は300±150辺りをメインに、最大で700位まで伸びます。クリティカル2と3では期待値が倍以上変わるわけです。
ダイス目を10にするオルクスのエフェクト《妖精の手》との相性が最高なので、コンビ打ちを視野に入れたパーティー編成を推奨します。クリティカル3なら期待値で40。2なら期待値で90程伸びます。
《リミットリリース》とコンボさせず、《コンセントレイト》のみと合わせる場合、侵蝕率100%以上でも、下限値の問題でクリティカル値は5にしかなりません。
上と同じダイス14だと、達成値は60辺りが目安になります。派手さには劣りますが、Dロイス一つの効果としては充分と言えます。
このDロイスをはじめとしたゲーム中一回の"決め技"に対して、GMはくれぐれも考え無しに《時の棺》やダメージ0化エフェクトで対応しないようにしましょう。カタルシスを挫くマスタリングは悪手です。
ロイス一枠をDロイスに割く事に加えて、使用時に侵蝕率+1Dなので、実質的にロイスを二枠を喰うDロイスと言えます…これは普通にタイタス2つ昇華でクリティカル-2にするのと、バックトラック1倍振り前提なら全く同じ効果です。
しかし、賢者の石の侵蝕率上昇1Dをバックトラックのダイス-1Dと換算して考えて、バックトラック二倍や三倍を想定すると、それぞれ1D・2D分だけ、賢者の石を使った方がロイス2つ切りのパターンよりも有利になります。クリティカル2攻撃が前提になっているデータデザインなのかもしれません。
【バックトラック1倍】
賢者の石+残ロイス6 = 6D-1D
ロイス2つ切り+残ロイス5 = 5D
【バックトラック2倍】
賢者の石+残ロイス6 = 12D-1D
ロイス2つ切り+残ロイス5 = 10D
【バックトラック3倍】
賢者の石+残ロイス6 = 18D-1D
ロイス2つ切り+残ロイス5 = 15D
この他、ロイス(絆)を2つも切るのは、キャラクター本人にとっては結構痛い決断のはずなので、賢者の石は"ロイスを切らなくてもレネゲイドの力を引き出せるガジェット"と考えると価値が見えてきます。
※サプリメント「レネゲイズアージ」では、賢者の石の使用回数を回復するユニークアイテム「グローイングクリスタル/コスト30」や、賢者の石自体の効果を変更する「銀の石/コスト0」シリーズ七種が紹介されています。
▼賢者の石のクリティカル下限値について
クリティカル下限値は、エフェクトとタイタスで別計算というFAQが出ていますが、Dロイスやアイテム効果のクリティカル下限値の扱いはどちらに属するか明記されておりません。
もし【賢者の石/下限値2】効果をエフェクトとして扱うなら、ソラリスの《狂戦士/下限値6》支援や、一般エフェクトの《フィジカルエンハンス/下限値9》等も、クリティカル2アタックの役に立てる事ができます。
これらを利用すれば、タイタス追加投入が不要になるパターンが出てきます。
もし賢者の石を使うなら、GMさんに確認しておきましょう。
▼こちらの記事も参考になると思います。
caunserahomare.hatenablog.com
1.【白兵/フルインストール!】ブラックドッグ×ハヌマーン@賢者の石
【コンストラクション】
▼能力値 UGNエージェントA
肉体7 〈白兵〉1+3 〈回避〉1
感覚2
精神2 〈RC〉1
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
5《100%:フルインストール》2LV 9D
6《100%:リミットリリース》1LV クリティカル-1
2《アームズリンク》1LV 2D
4《80%:MAXボルテージ》1 LV 攻10 -1d
2《コンセントレイト・ブラックドッグ》3LV
▼100%コンボ
侵蝕15+1D/攻撃力5(刀)/ダイス21/修正3
クリティカル3 期待値162 攻+93
クリティカル2 期待値344 攻+192
《フルインストール》でダイスを増やすパターンです。燃費がものすごく悪いですが、ボスのHPをごっそり奪えます。
クリティカル2と3では、期待値が倍以上変わりますね。
《MAXボルテージ》は、賢者の石コンボを使わない時の継戦能力を担保するために取得してあります。
2.【白兵/PC1の変身高校生】ハヌマーン×キュマイラ@賢者の石
【コンストラクション】
▼能力値 高校生
肉体8 〈白兵〉+4 〈回避〉1
感覚1 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉2
社会2 〈調達〉+1 〈情報:噂〉1
▼エフェクト
2《コンセントレイト・ハヌマーン》3LV
6《100%:リミットリリース》1LV クリティカル-1
6《完全獣化》2LV 5D
3《破壊の爪》1LV 攻10
2《一閃》1LV 移動攻撃
▼100%コンボ
侵蝕4(準備9)+1D/攻撃力10/ダイス16/修正4
クリティカル3 期待値152 攻+88
クリティカル2 期待値320 攻+181
ベーシックなキュマイラ×ハヌマーンに搭載したバージョンです。
復活にタイタス2つ使うとして、
クリティカル2攻撃をすると残りのロイスは3、
3倍のバックトラックは9D(期待値49)です。
バックトラックがそれほどヤバいわけではありません。
NEW3.【射撃/妖精の手!】ハヌマーン×オルクス@賢者の石
【EA適合】【コンストラクション】
▼能力値 UGNエージェントB
肉体1 〈回避〉1
感覚6 〈射撃〉1+3
精神2 〈RC〉1
社会3 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
2《音速攻撃》1LV +2D
3《電光石火》2LV +4D HP-1D
4《妖精の手》1LV リロール
6《100%:リミットリリース》1LV クリティカル-1
2《コンセントレイト:ハヌマーン》3LV
▼アイテム 常備化12/財産4
ショットガン/7 攻7 修正-1
ウェポンケース/1
▼100%コンボ クリティカル2攻撃
侵蝕13+1D+4/攻撃力7/ダイス15/クリティカル5-3/修正3/タイタス1つ使用/妖精の手使用/HP-1D
15D/クリティカル2 期待値313
1D(妖精の手)/クリティカル2 期待値90
合計期待値403 攻+225
自前の《妖精の手》でさらに達成値をブーストするバージョンです。思考実験で作ってみましたがほぼ完全な一発屋ですね^^;
エフェクトアーカイブ掲載、《妖精の手》のリミットエフェクト《妖精の輪》を使えば、もう一回追加でリロールが可能になります。
出目操作でクリティカル達成値を稼ぐビルドは、バロール専用Dロイス【時使い】でも可能です。1度の判定に三回まで使用出来るので、高い達成値が狙えます。
バロール×ハヌマーンのコンストラクション/侵蝕率コスト約30で、達成値600程になります。
◆No.2 起源種(オリジナルレネゲイド)
侵蝕率上昇に伴うダイスボーナスが無くなる代わりに、エフェクトのレベルが多く上昇するようになります。
支援キャラやガードキャラの定番にして鉄板のDロイスです。
侵蝕率でダイスが増えなくはなるものの、ダイスの増えるエフェクトをチョイスしておけばほとんど問題ありません。
ガードキャラで使う場合、[精神]の能力値が低いと衝動判定が苦手になり、肝心なときに暴走でカバーリングやガードができなくなってしまいかねません。〈意志〉技能と共に強化を忘れないようにしましょう。
ピュアブリードと併用して、エフェクト最大LVを基準の+3までブーストする特化ビルドでも活躍します。係数の高いエフェクトを組み合わせたコンボの効果が爆上がりします。コンストラクションビルドでも有用ですが、フルスクラッチビルドでこそ輝く効果と言えます。
ピュアブリードでエフェクトLV特化ビルドをするなら、1つだけ最大LV+2(実質+4)にする【超血統】も強いです。
トライブリードと併用して、エフェクト最大LVの低さを補うという活かし方もあります。特に使用回数がLV回のエフェクト…《ポイズンフォッグ》《要の陣形》など…の運用が楽になります。
80%の段階で《リザレクト》も2LVになるため、2D回復の2D侵蝕率上昇になります。普通なかなか無い状況なので忘れがちです。注意しましょう。
データ的にかなり強化はされますが、タイタス昇華級のブレイクスルーにはなりません。
支援系キャラのDロイスなら私としては、他人にタイタスを適用できる【特権階級】、ロイスを復活させる【記憶探索者】、追加行動させる【触媒】等の方が使いがいがあります。
◆No.3 変異種(イレギュラー)
【RM変更あり】
特殊なエフェクトを利用出来るようになります。
代償としてその特殊エフェクトをコンボしないとダイスペナルティーを受けてしまいます。
あまり使われないDロイスです。
エフェクトの性能としては"常用はアレだけど、更なる一手を追加してくれる"といった風情のマニアックなものが揃っています。
追加習得も可能な変異種"特殊"エフェクトもありますが、これを目当てにDロイスを取得する程の魅力はありません。
リンケージマインドでは、いくつかのデータ変更が行われています。
《破邪の瞳》 侵蝕4から5へ
《コキュートス》 ダイスペナルティ3から2へ
《ハードラック》 最大レベル3から5へ
《ピアシング》 ダメージ-10から-5へ
《ウロボロス用》《80%制限》《100%制限》の三種類追加
以下、特にオススメできるものをいくつか挙げてみます。
●バロール《ファストフォワード》
持続しているエフェクトを打ち消すやつ。特にオススメでも無いのですが、トピックがあります。
似た効果を持つウロボロスの《散滅の腕》と違って特記が無く、エネミーエフェクトや常時エフェクトを消せない事は無さそうなのです…解釈次第では、ボスの《生命増強》や《異常耐性》etc も消せるかもしれません!
…ゲームバランスが崩壊するので全くオススメはできませんが^^;
真面目な話をすると、対エネミー用と考える場合、ほぼエネミー専用の一般エフェクト《ヴァイタルアップ/侵蝕率-100だけHPアップ》を消す役には立ちます。
あとは、ソラリス《抗いがたき言葉/ダイスペナ》や、オルクス《奈落の法則/クリティカルペナ》等々のバステではない不利な影響を消すことも出来ますが、このためにわざわざDロイス枠を使う事は無いですね。
このエフェクトはサブエネミーに使わせて、《完全獣化》《インフィニティウェポン》《黒曜の鎧》《赤色の従者》等々を使うPCへの嫌がらせに使うのが主な使い方となりそうです。
●モルフェウス《ドッペルゲンガー》
RC攻撃や〈運転〉攻撃もガード不可にできる超レアなエフェクトです。ダメージも増えます。ポン付けで役に立ちます。
1.【RC/ガード突破ドッペルゲンガー!】モルフェウス×エンジェルハイロゥ@変異種
▼能力値 UGNエージェントB
肉体1
感覚9 〈射撃〉1+3 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉1
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
2《光の手》1LV 感覚RC
2《砂の刃》1LV 攻4 ガード-5
2《パラライズ》1LV 範囲選択 硬直
4《100%:クリスタライズ》2LV 攻9 装甲無視
5《D:ドッペルゲンガー》1LV 攻5 ガード無視
2《コンセントレイト:モルフェウス》3LV
▼100%コンボ
侵蝕17/攻撃力18/ダイス12/クリティカル7/修正4/装甲無視/ガード無視/範囲選択/硬直
装甲ガード無視の範囲攻撃というコンセプトです。とは言え《クリスタライズ》は《マスヴィジョン》にした方が攻撃力が安定します。
《陽炎の衣》も付ければ、キャンセルエフェクトも受けなくなります!
火力は落ちますがシーン攻撃の《スターダストレイン》を使うこともできます。
RCアタッカーとしては、最も応用性が高いビルドと言えます。
●ノイマン《プレディクション》
攻撃をドッジ不可にできます。必中です。卑近な例だとピュア以外のビルドでハヌマーンの《サイレンの魔女》を強制的に当てたり、《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》コンボの攻撃修正ペナルティーを乗り越えるのにも使えます。フルスクラッチでダイスが少なくなったビルドなどにもぴったりです。
ドッジのクリティカルにペナルティを与えるエフェクトと違い、エネミー専用の固定値ドッジエフェクト《イベイジョン》にも有効な所が優秀です。
●サラマンダー《コキュートス》
複数回使えてクリティカルもするシーン攻撃です。程よく強すぎない感じが好感触です。
ダイスペナルティーもありますが、ピュアブリードの《結合粉砕》と合わせれば充分実用可能です。
2.【RC/シーン攻撃コキュートス!】サラマンダーピュア@変異種
【コンストラクション】
▼能力値 UGNエージェントC
肉体4
感覚1
精神5 〈RC〉1+3 〈知識:〉2 〈意志〉1
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト
4《ピュア:結合粉砕》3LV +4d 装甲無視
4《D:コキュートス》1LV 攻6 -3D シーン
3《灼熱の砦》1LV 攻6
1《焦熱の弾丸》1LV 攻4
2《80%:終末の炎》1LV 攻10 HP-10
2《コンセントレイト:サラマンダー》2LV
▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力26/ダイス9/シーン/装甲無視
ダイスが少ないので、仲間に支援キャラがいると助かりますね。
3.【RC/イカヅチ!】ブラックドッグ×ノイマン@降魔の雷
▼能力値 UGNエージェントC
肉体2
感覚1
精神8 〈RC〉1+3 〈意志〉1 〈知識:〉2
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
2《雷の槍》1LV 攻8 至近不可 -1D
3《雷神の鎚》1LV 攻6 範囲 至近不可
1《イオノクラフト》1LV 移動
2《雷の加護》1LV +2D
2《コンセントレイト:ブラックドッグ》2LV
4《D:降魔の雷》1+2LV 攻16 ドッジ-2D
▼60%コンボ
侵蝕13/攻撃力24/ダイス9/クリティカル8/修正4/至近不可/範囲選択/ドッジ-2D
▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力30/ダイス12/クリティカル7/修正4/至近不可/範囲選択/ドッジ-2D
コンストラクションながら、ミドルフェイズからかなり高い攻撃力を発揮できます。
ドッジペナルティを頼みにして《コンセントレイト》は2LVに抑えて攻撃力に振り向けてあります。
《D:降魔の雷》の使用回数が切れると、攻撃コンボに合計-2Dのペナルティが掛かるので《雷の加護》を取得しています。
●特殊《アクティベイト》
HPをコストにして達成値を伸ばします。達成値で勝負するクロスブリード《サイレンの魔女》使いや、達成値が不安な《マルチウェポン》使いだと利用価値が出てきます。
《オリジン~》のエフェクトで固定値を伸ばせるレネゲイドビーイングや、ブラックドッグの《アタックプログラム》《ハードワイヤード》との相性も良好です。
HPダメージを攻撃力に変えるブラックドッグの《雷鳴の申し子》との相性も良好です。
使用回数制限や組合せ技能制限がないので、ミドルフェイズの調達や情報収集やFS判定にも利用できる、隠れ便利エフェクトです。
◆No.4 対抗種(カウンターレネゲイド)
レネゲイド関連の相手に与えるダメージがいつも+2Dになる。
侵蝕率が上がらず手軽に攻撃力を上げられるので、用いられる頻度がとても高いDロイスです。
特に攻撃力が不足しやすいミドルフェイズの戦闘で頼りになります。
厨二フレーバーが濃いので、演出もはかどります。
HPを3"失い“ますが、HPが1の時でも効果が発動します(メインプロセス終わりまでにHPを4以上にしておかないと倒れる事になります)。
ブラムストーカーの命中時にHPを回復するエフェクト《乾きの主》と相性抜群です。
ブラムストーカーなどのHPを"消費する”=HPが無いと発動できないエフェクトとは違う点を、把握しておきましょう。ダブルクロスのまぎらわしいルールのひとつです。
※サプリメント「レネゲイズアージ」では、効果をさらに+2D、バックファイアも+2Dに出来るユニークアイテム「オーバーカウンター/コスト10」が登場しています。
1.【射撃/王道速攻タイプ】モルフェウス×エンジェルハイロゥ@対抗種
【コンストラクション】
▼能力値 UGNエージェントB
肉体1
感覚9 〈射撃〉1+3 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉1
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1+
▼エフェクト
3《ハンドレッドガンズ》1LV 攻6
3《ギガンティックモード》1LV 範囲
2《小さな塵》1LV 攻4
4《100%:マスヴィジョン》2LV 攻15
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV
▼アイテム 常備化8/財産4
コネ:UGN/1
コネ:噂/1
コネ:裏社会/1
コネ:要人/1
▼60%コンボ
侵蝕4(準備3)/攻撃力7+2D/ダイス10/クリティカル7/修正4/HP-3
▼100%コンボ
侵蝕11(準備3)/攻撃力25+2D/ダイス12/クリティカル7/修正4/範囲選択/HP-3
使用回数制限の無い《ギガンティックモード》で場を制圧する、射撃アタッカーの王道ビルドです。
侵蝕率100%未満の攻撃力不足を【対抗種】が的確に補ってくれています。
2.【白兵/渇きの主】ブラム=ストーカー×キュマイラ@対抗種
▼能力値 高校生
肉体8 〈回避〉1 〈白兵〉+4
感覚2 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉2
社会1 〈情報:噂〉1 〈調達〉+1
▼エフェクト
4《渇きの主》1LV 装甲無視 HP回復8
3《破壊の爪》1LV 攻10
1《ハンティングスタイル》1LV 移動
4《80%:ブラッドバーン》2LV 攻12 HP-5
2《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》3LV
▼60%コンボ
侵蝕6(準備3)/攻撃力9+2D/ダイス9/クリティカル7/修正4/装甲無視/HP回復4/HP-3
▼100%コンボ
侵蝕10(準備3)/攻撃力22+2D/ダイス11/クリティカル7/修正4/装甲無視/HP回復8/HP-3
《渇きの主》は命中した時点(ダメージロール以前)でHPが回復するので、敵からカウンターダメージを受けない限り、対抗種のHP3失う効果で倒れる事はまずありません。
3.【RC/プラズマカノン3体攻撃】サラマンダー×オルクス@対抗種
▼能力値 UGNエージェントC
肉体2
感覚1
精神6 〈RC〉1+3 〈意志〉1 〈知識:〉2
社会3 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
1《棘の縛め》1LV 攻2 硬直
3《要の陣形》2LV 3体攻撃
3《アニマルテイマー》1LV +3D
4《100%:プラズマカノン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:オルクス》3LV
▼60%コンボ
侵蝕6/攻撃力1+2D/ダイス9/クリティカル7/修正4/硬直/HP-3
▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力12+2D/ダイス12/クリティカル7/修正4/3体/HP-3
クライマックスでは強いのですが、ミドルフェイズではどうしても火力不足だったビルドで対抗種を生かします。
◆No.5 実験体(ロストナンバー)
【RM変更あり】
能力値+3
(リンケージマインド版は能力値+4)
キャラクター作成時にシンドロームの能力値相性が悪くて実現困難だった、あんなビルドやこんなビルドが可能になる、とても便利なDロイスです。
一番役に立つDロイスと言っても過言ではありません。
優秀な能力値配分を更に伸ばしたり、アタッカーの[社会]に割り振って情報収集や常備化を強化するような使い方も乙です。キャラクターが断然運用しやすくなります。
他のダイス増加系Dロイス……【秘密兵器/Rコントローラー】【戦闘用人格】【究極の0】【光使い】……と比べても、能力値自体が増えることによるHPや行動値等のパラメーターの増加が得られる分優れていると言えます。
フルスクラッチで用いる場合、能力値3=経験点30に値するので、エフェクトレベルを伸ばすビルドに役立ちます。効率の良さは全Dロイスの中でも随一です。
密かな利点として、肉体を11以上にすればタイタス復活時のHPが21以上になるので、HP20のコストが必要なバロールの追加行動エフェクト《時間凍結》が格段に使いやすくなるというものがあります。
●注意点
フルスクラッチのルールを厳密に採用すると、Dロイスを取得するのは能力値を決めた後、さらにこの時点で0の能力値を設定できない…というルールに抵触する形になるので、この"【実験体】を使って能力値を1に設定する事は出来ない"という裁定も存在します。利用前にはGMさんに確認しておきましょう。
ちなみに私はこの裁定を採用していません。
1.【RC/ピュアの雷撃使い】ブラックドッグピュア@実験体
【コンストラクション】
▼能力値 UGNエージェントC
肉体4
感覚2
精神5+3 〈RC〉1+3 〈知識:〉2 〈意志〉1
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
1《イオノクラフト》1LV 移動
2《雷の槍》1LV 攻8 -1D
3《雷神の鎚》2LV 攻6 範囲
4《MAXボルテージ》1LV 攻10 -1D
2《コンセントレイト》3LV
▼100%コンボ
侵蝕11/攻撃力24/ダイス9/至近不可・範囲選択
実験体を使えば、精神を高くしにくい&エフェクトによるダイス減少がキツイというブラックドッグピュアのRCビルドも充分実用レベルになります。
ダイスペナルティーの多いシーン攻撃《フラッシングプラズマ》の運用も、視野に入れる事が可能になります。
2.【RC/ピュアの光使い】エンジェルハイロゥピュア@実験体
【フルスクラッチ】
▼能力値 UGNエージェントB
肉体+1
感覚7+1 〈射撃〉1 〈知覚〉1
精神2 〈RC〉1+3
社会+1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
【能力値0】【技能10】
▼エフェクト
2《光の手》1LV 感覚RC
2《破壊の光》3LV 攻2 範囲 シーン4回
3《滅びの光》3LV 攻12
1《光芒の疾走》1LV 移動
4《100%:マスヴィジョン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV
【エフェクト120】
▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力24/ダイス11/クリティカル7/修正4/至近不可/範囲選択/
《光の手》《破壊の光》による速攻範囲殲滅アタッカーです。
能力値に回していた経験点をエフェクトの強化に使うことで、《破壊の光》の使用回数確保、《マスヴィジョン》の取得など、安定した性能の確保をしています。
伸び代が大きいのでカスタムベースやキャンペーン使用にオススメです。
3.【射撃/速攻3体攻撃】オルクス×エンジェルハイロゥ@実験体
【フルスクラッチ】
▼能力値 UGNエージェントB
肉体+1
感覚5+2 〈射撃〉1+3 〈知覚〉1
精神2 〈RC〉1
社会2 〈調達〉1+3 〈情報:UGN〉1+1
【能力値0】【技能13】
▼エフェクト
2《形なき剣》1LV ドッジ-2D
3《要の陣形》2LV 3体攻撃
2《天からの眼》1LV +2D
1《光芒の疾走》1LV 移動
4《100%:マスヴィジョン》3LV 攻20
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV
【エフェクト115】
《真昼の星》1LV 遠くを見る
【イージーエフェクト2】
▼アイテム 常備化12/財産0
ボルトアクションライフル/10 攻8
ウェポンケース/1
コネ:UGN/1
▼60%コンボ
侵蝕4/攻撃力8/ダイス9/クリティカル7/修正4
▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力28/ダイス12/クリティカル7/修正4/至近不可/3体攻撃/ドッジ-2D
能力値に回していた経験点30を技能やエフェクトのレベルアップに当てて、基本性能を強化しています。
4.【RC/3体攻撃プラズマカノン】サラマンダー×オルクス@実験体
【フルスクラッチ】【EA適合】
▼能力値 UGNエージェントC
肉体2
感覚1
精神4+3 〈RC〉1+3 〈意志〉1 〈知識:〉2
社会3 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
【能力値10】【技能10】
▼エフェクト
1《棘の縛め》1LV 攻2 硬直
3《要の陣形》2LV 3体攻撃
1《焦熱の弾丸》1LV 攻4
3《灼熱の砦》2LV 攻9
4《100%:プラズマカノン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:サラマンダー》3LV
【エフェクト110】
▼60%コンボ
侵蝕7/攻撃力10/ダイス8/クリティカル7/修正4/硬直
▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力25/ダイス10/クリティカル7/修正4/3体攻撃/硬直
能力値から浮いた経験点20を《灼熱の砦》等に回して、弱点だった中盤の火力を補てんしています。射程視界で3体攻撃できる《プラズマカノン》は見た目以上に便利です。
◆以上No.5まで。シリーズ記事はタイトル下の[Dロイス]タグにもリンクされています。
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