新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 京都府と京都市は7日、府内の新型コロナウイルス感染者として新たに未就学児~80代の男女93人を確認したと発表した。前日の55人から約1・7倍に急増した。90人を超えたのは、緊急事態宣言中の1月28日の109人以来。うち、20代が28人で世代別では最多だった。

 調査中の18人を除くと軽症や無症状で、感染経路不明は39人だった。府内の感染者は計9935人となった。

 府の発表は57人。クラスター(感染者集団)が発生している海上自衛隊の舞鶴地区所在部隊で新たに1人の陽性が判明し、感染者は計10人となった。居住地は宇治市10人、木津川市8人、福知山市と向日市、京田辺市が各5人、城陽市と長岡京市が4人、京都市と亀岡市、八幡市が各3人、南丹市が2人、舞鶴市と大山崎町、宇治田原町が各1人。他府県は2人だった。

 京都市の発表は36人。居住地は京都市内が34人で、市内を除く府内が1人、滋賀県内が1人だった。

 また、大阪国税局は7日、右京税務署(京都市右京区)に勤める40代女性職員1人の新型コロナ感染が6日判明したと発表した。3月下旬から4月上旬に総合窓口で市民らと接したが、マスク着用など感染予防策を講じており、署内を消毒したとしている。