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蜘蛛糸からキメラまでの補足。
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蜘蛛糸からキメラまでの補足。

2017-06-11 18:21
    動画を見て下さりありがとうございます。功と申します。



    上記三作についての解説というか補足というか、独り言をだらだらと書かせて頂きます。
    割と長兄松に夢見がちな妄言かつ長いので、お暇でしたらお付き合いください。

    ①蜘蛛糸モノポリー
    きっかけは単純に、あのモーションを二人に踊って欲しかったからでした。
    曲のベースが芥川龍之介の蜘蛛の糸ということで。
    六人とも堕ちた時、あの垂らされた糸を掴むのは誰だろうなと考えて、きっとなんだかんだ長男は弟を優先させるんじゃないのかなと思いました。
    勿論一人しか救えない糸なのですけど、多分五人を先に掴ませる。
    そうして、もうどうやったって切れると解っていて、長男が最後に掴む。
    この動画において終始長男にあるのは諦観です。
    次男は合うはずだった眼を逸らされて、意図に全て気付きます。

    「兄にならない」事を諦めた長男と、長男が諦めた事に気付いた次男の話。

    ②___Sin___
    やっぱり最たるはあのモーションを二人に踊って欲しかった結果です。
    諦観の長男を、気付いた次男が是としなかった。
    蜘蛛糸終盤の表情から、Sinは始まっています。
    逸らし続けていた長男の視線を次男に向けさせることで、ようやく隣に立つことを認めてもらう。
    最後の次男の笑みは、コメントでも指摘頂きましたが蜘蛛糸の長男の笑みとほぼ同じ表情です。
    並んで立った、同じになった。それゆえのあの表情です。

    隣に立つことを受け入れた長男と、受け入れさせた次男の話。

    ③キメラ
    モーションを以下略。
    曲のベースがヒトキメラをイメージしているのでは、というのが元にあります。
    とはいえ彼らに関しては逆だと思うんですが。同一遺伝子を六つに分けているので。
    でも兄である二人、となると二人合わせて一人なのかなと。
    お前は俺で、俺はお前。というのがこの原作にはありますが、二人に関しては兄である時にそれが顕著なのではないかと思いました。
    二人で一人なら、衣装入れ替えても同じだろうと。
    蜘蛛糸Sinキメラで衣装を比べて頂くと分かりやすいと思うのですが、キメラが一番色分けがされていません。
    全身真っ黒で、松のポイントと靴底とエッジだけが各自の色です。
    違いが薄くなる二人に、それで良いのかとまだ迷いがあるのが長男、吹っ切れているのが次男です。

    並んだ二人の、境界が曖昧になる話。


    大前提として、この三作は「兄である」二人の話のつもりでした。
    長兄松の醍醐味は「二人が兄という立場である」という所だと思っていて、そこに至る過程を動画にしてみたかったのが一連になります。
    とはいえまさか三作続くとは思っていなかったので、齟齬も矛盾も色々あると思うのですが。
    正直なところ雰囲気動画なので、薄暗い長兄松の動画だと認識して頂ければそれだけで十分な気もしています。

    作った側としてはこう考えていた、というだけで、聞き流して頂いて構いません。
    実はこの記事を書くつもりも、キメラ投稿直前までありませんでしたので。
    あまりにも分かりにく過ぎると気付き、補助的に書こうと思いついただけでした。

    動画・この記事共に見て下さりありがとうございました。
    モデル・モーション・ステージ・アクセサリ・エフェクト、お借りさせて頂いた全ての作成者様に、この場を借りて再度お礼申し上げます。ありがとうございました。
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