レナウン、製造子会社が民事再生手続き

民事再生手続き中のレナウンは5日、子会社で紳士服の製造を手掛けるダーバン宮崎ソーイング（宮崎県日南市）が、東京地裁に民事再生手続き開始の申し立てをしたと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で受注が減少したうえ、親会社のレナウン向け債権が回収できなくなった。負債総額は約3億9100万円。今後はレナウンと同様にスポンサー探しを進める。

ダーバン宮崎ソーイングは1974年の設立で、レナウンの主力ブランド「ダーバン」のスーツなどの製造を担ってきた。レナウンはアパレル企業や投資ファンドなどを対象にスポンサー探しを進めているが、「ダーバン宮崎についても引受先を早急に見つけたい」（広報）としている。