インド型の新変異“デルタプラス”日本でも6件報告[2021/06/25 10:19]
24日、東京都で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は570人で、先週の木曜日より118人増えました。前の週の同じ曜日を上回るのは、これで5日連続です。
モニタリング会議では、今後、感染が急拡大する可能性が指摘されました。
国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は「新規陽性者数の増加比ですけれども、2週続けて大きく上昇しております。感染の再拡大の予兆が見られます」と話しました。
また、「デルタ株」と呼ばれるインド型変異ウイルスへの強い危機感が示されました。
東京iCDC専門家ボードの賀来満夫座長は「6月13日の週までは、L452R(インド型)の占める割合は約3.2%だったが、6月14日〜20日は8.2%とかなり増えてきている」と話します。
こうしたなか、デルタ株に新たな変異が加わった「デルタプラス」と呼ばれるインド型変異ウイルスが、日本でも確認されていたことが分かりました。
厚生労働省によりますと、少なくとも6件報告されているということです。
「デルタプラス」は、インドやイギリスで広がっていて、「デルタ株」と同様に感染力が強い可能性が指摘されています。
(「グッド!モーニング」2021年6月25日放送分より)