エクサスケールの衝撃 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く Kindle版
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Kindle版 (電子書籍)
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単行本
¥1,870
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言語日本語
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出版社PHP研究所
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発売日2014/12/17
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ファイルサイズ1394 KB
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ページ: 1 / 10 ページ: 1 / 10
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「エクサスケール・コンピューティング」によって、すべてが変わる。世界コンピュータ・ランキング消費電力性能部門「Green500」で独自技術により世界第2位を獲得した気鋭の研究開発者が描きだす鮮烈な未来。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
齊藤/元章
研究開発系シリアルアントレプレナー。医師(放射線科)・医学博士。1968年、新潟県生まれ。新潟大学医学部卒業。東京大学大学院医学系研究科卒業。東京大学医学部附属病院放射線科の2年間の研修期間修了後、大学院入学と同時に学外に医療系法人を設立して研究開発を開始。3年後の1997年に米国シリコンバレーに医療系システムおよび次世代診断装置開発法人を創業。300名の社員を登用して世界の大病院に8000以上ものシステムを納入。2003年には米インテルのアンドリュー・グローブ会長とクレイグ・バレット社長兼CEO(当時)の推薦で、日本人初のComputer World Honors(米国コンピュータ業界栄誉賞)を医療部門で受賞。株式会社PEZY Computing代表取締役社長、株式会社ExaScaler創業者・会長、UltraMemory株式会社創業者・会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
研究開発系シリアルアントレプレナー。医師(放射線科)・医学博士。1968年、新潟県生まれ。新潟大学医学部卒業。東京大学大学院医学系研究科卒業。東京大学医学部附属病院放射線科の2年間の研修期間修了後、大学院入学と同時に学外に医療系法人を設立して研究開発を開始。3年後の1997年に米国シリコンバレーに医療系システムおよび次世代診断装置開発法人を創業。300名の社員を登用して世界の大病院に8000以上ものシステムを納入。2003年には米インテルのアンドリュー・グローブ会長とクレイグ・バレット社長兼CEO(当時)の推薦で、日本人初のComputer World Honors(米国コンピュータ業界栄誉賞)を医療部門で受賞。株式会社PEZY Computing代表取締役社長、株式会社ExaScaler創業者・会長、UltraMemory株式会社創業者・会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00V7ILQ3Y
- 出版社 : PHP研究所 (2014/12/17)
- 発売日 : 2014/12/17
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1394 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 519ページ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
2019年8月12日に日本でレビュー済み
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齊藤氏の失脚は本書の価値を減じるものではない。技術の指数関数的進歩によって近い将来に訪れる前特異点による供給能力の過激な上昇、それによる物価の指数関数的降下つまりハイパーデフレーションは確実に起きる。それによって資本主義は全ての物資・情報の無料化という新段階に進む。近い将来、生活に必要な物資のみならず高度な機械までもが、まるで現在における情報のように過剰に供給され始める。技術の進歩によって人間が代替される技術的失業は必ず起きる。しかし同時に知性を持った機械による莫大な供給が行なわれることを忘れてはいけないと齋藤氏は指摘する。機械による供給は機械が自分自身を進化させることができるために非常な速度で拡大し、その速度は新技術によって代替される人間の増加による社会問題を相殺して更にその彼方へと進んでいき、全てがフリー化されたテクノ・ユートピアが出現するだろう。齊藤氏こそが現代の予言者なのだ。
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2016年9月15日に日本でレビュー済み
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発達する理由が割合わかりやすく述べられている。Type0~Type3までが記述されているが、他の本ではType4(ダークマター、ダークエネルギー(宇宙の97%Or99%を占めていると言われる)を利用する文明)まで言及されているが、いずれにしても壮大な未来を描いている。
2015年5月8日に日本でレビュー済み
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2015年~2030年、2050年と段階を追って加速度的に進化するコンピューティング。
2030年頃を一つの画期としながら、2050年頃にはより大きな文明的画期を迎える可能性が示唆される。
人類文明の水準は収穫加速の法則に沿って飛躍的に高まり、非生命的知性をいずれ生み出す。
現代文明が今後体験することになると考えられる進化イベントを、非常に読みやすい文体で紹介している好著。
2030年頃を一つの画期としながら、2050年頃にはより大きな文明的画期を迎える可能性が示唆される。
人類文明の水準は収穫加速の法則に沿って飛躍的に高まり、非生命的知性をいずれ生み出す。
現代文明が今後体験することになると考えられる進化イベントを、非常に読みやすい文体で紹介している好著。
2015年8月27日に日本でレビュー済み
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ここに書かれていることは一見夢物語と思う様な物が多いですが、コンピュータに適切な入力をすれば圧倒的な計算力で人間には予想できない答えを教えてくれるというのは理解できます。
自動学習型の人工知能ソフトが洗練されて来れば予測は現実になりそうですね。
自動学習型の人工知能ソフトが洗練されて来れば予測は現実になりそうですね。
2016年1月19日に日本でレビュー済み
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ただただ壮大な話であるのに、そこにいたる議論は現在から続いているものであり、これからの人類の未来に期待できる内容である。
いささか楽観的すぎるような記載もあるが、夢というのはそうゆうもののほうがいい。夢におもったものは達成できるんです。
いささか楽観的すぎるような記載もあるが、夢というのはそうゆうもののほうがいい。夢におもったものは達成できるんです。
2016年5月19日に日本でレビュー済み
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京の100倍の計算能力を持つ、エクサスケールのスーパーコンピューターを目指して開発をしているPEZY Computing代表の斉藤さんによる著作。
限界費用ゼロ社会と同じく、全てのコストがゼロか、ゼロに近くなる世界がどうなるのか、を詳述している。
端的に言うと、人類は次世代スーパーコンピューターの様々な成果や課題解決により「不労」と「不老」を人類史上初めて手に入れる、というもの。
ちなみに著者の斉藤氏は医学博士でもあり、serial entrepreneur(日本語だと連続起業家?)として画像診断装置開発の会社を立ち上げ、その他含めて10社ほどの開発系ベンチャー企業を立ち上げてきた人であり、評論家でも単なる夢想家でもなく、実践と実績を積み重ねて来た人のようです。
今の技術進歩の流れと様子を見て思うに、技術的には「ほぼ不労」も「ほぼ不老」も2045年までには実現できると自分も思う。
実現への最大の課題は人間がその進歩した技術、特に「AI=人工知能」と「遺伝子工学系」を人間にとって有益かつ害が極小になる形で使いこなせるのか、という点、それに技術の進歩との乖離が大きくなるばかりの政治と教育にあるように思う。
しかし面白い時代に生まれて、Liveで体験できていることは本当にラッキーだと思う。
限界費用ゼロ社会と同じく、全てのコストがゼロか、ゼロに近くなる世界がどうなるのか、を詳述している。
端的に言うと、人類は次世代スーパーコンピューターの様々な成果や課題解決により「不労」と「不老」を人類史上初めて手に入れる、というもの。
ちなみに著者の斉藤氏は医学博士でもあり、serial entrepreneur(日本語だと連続起業家?)として画像診断装置開発の会社を立ち上げ、その他含めて10社ほどの開発系ベンチャー企業を立ち上げてきた人であり、評論家でも単なる夢想家でもなく、実践と実績を積み重ねて来た人のようです。
今の技術進歩の流れと様子を見て思うに、技術的には「ほぼ不労」も「ほぼ不老」も2045年までには実現できると自分も思う。
実現への最大の課題は人間がその進歩した技術、特に「AI=人工知能」と「遺伝子工学系」を人間にとって有益かつ害が極小になる形で使いこなせるのか、という点、それに技術の進歩との乖離が大きくなるばかりの政治と教育にあるように思う。
しかし面白い時代に生まれて、Liveで体験できていることは本当にラッキーだと思う。
ベスト500レビュアー
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壮大な新世界が垣間見えてくる内容である。
著者らが僅か10人の精鋭で開発したプロセッサは、2015年の世界スーパーコンピュータ・ランキング消費電力性能部門で世界第一位を獲得するであろうと言われている。(「京」の年間使用電力量は、30億円かかる)
世界の先進国は、100京(一兆の100万倍)=エクサの演算回数の開発を目指している。
それは、人類が体験した事のない異次元の革命的社会変革を齎す。エクサスケール・コンピューティングでは、あらゆるシミュレーションが可能となる。
それは、我々が想像する連続性の中で醸成されるのではなくて突如、特異点(コンピュータ自身の知性あるいは、それがつくりだす新しい人工的知性が人類全体の知性の総和を大きく超越する世界が到来する大きな変革点)として顕れる。そして、その前にプレ特異点がありそれは、早ければ10年遅くとも20年のうちに確実にその萌芽を見ると言われている。
それは、コンピュータが自ら次世代コンピュータを設計するようになる非生命的知性の出現でもある。
だから、その次元は人間には解らない。
だが、最初にその変革を手にした国が、それ以後それ以外の国の追随を一切許さない状況を生む事は間違いない。なので、著者は一番乗りを目指すべきと言っている。
幾つかの例が示されている。
○エネルギー問題は疑いなく解決する。小型熱核融合炉の実現が見えてきた。実験炉の全体を詳細にスーパーコンピュータ内に再現してプラズマ、中性子等の振る舞いを完全にシミュレーションする事により成功の確率を大幅に上げるのである。日米で開発中であるがアメリカでは最近、二つのグループがプロトタイプの開発に成功している。10年後を目途の成功を目指しているが、これまでの歴史を鑑みると必ずや発電ユニットが実用化されることが強く示唆される。
○農産物は、プラント内で極めて高効率で生産され高機能ロボットも登場する。なので、土地・衣食住はフリーとなる。但し、新奇性・独自性・創造性や芸術・文化や安心・安全等については、特異点の段階を迎えるまでは価値が消失する事はない。
○不老の体を手に入れる。我々は自身の体と生命について今とは比較にならない深さで、その神秘を明らかにしていく。肉体と技術の本格的融合により体の中と外という概念も再定義を迫られる。
○核兵器は、無力化されるどころか貯蔵核兵器が爆発させられる事が可能となる。
等々である。
SFと見紛うが、実現可能性が10年乃至20年後に迫っている世界が垣間見え壮大な奥行きのあるスケールに驚く。
既存宗教は、多分生き残れない。
試行錯誤の進化の世界からエクサコンピューティングという異次元の世界が顕れる。
600頁近い大著であり序章・第1章後は著者推奨の飛ばし読みしたが強烈なインパクトがあった。
実に興味をそそる具体的事実があり、そこから得られた著者の結論である。実績も素晴らしい。
47歳と若く、更なるご活躍を祈念する。
著者らが僅か10人の精鋭で開発したプロセッサは、2015年の世界スーパーコンピュータ・ランキング消費電力性能部門で世界第一位を獲得するであろうと言われている。(「京」の年間使用電力量は、30億円かかる)
世界の先進国は、100京(一兆の100万倍)=エクサの演算回数の開発を目指している。
それは、人類が体験した事のない異次元の革命的社会変革を齎す。エクサスケール・コンピューティングでは、あらゆるシミュレーションが可能となる。
それは、我々が想像する連続性の中で醸成されるのではなくて突如、特異点(コンピュータ自身の知性あるいは、それがつくりだす新しい人工的知性が人類全体の知性の総和を大きく超越する世界が到来する大きな変革点)として顕れる。そして、その前にプレ特異点がありそれは、早ければ10年遅くとも20年のうちに確実にその萌芽を見ると言われている。
それは、コンピュータが自ら次世代コンピュータを設計するようになる非生命的知性の出現でもある。
だから、その次元は人間には解らない。
だが、最初にその変革を手にした国が、それ以後それ以外の国の追随を一切許さない状況を生む事は間違いない。なので、著者は一番乗りを目指すべきと言っている。
幾つかの例が示されている。
○エネルギー問題は疑いなく解決する。小型熱核融合炉の実現が見えてきた。実験炉の全体を詳細にスーパーコンピュータ内に再現してプラズマ、中性子等の振る舞いを完全にシミュレーションする事により成功の確率を大幅に上げるのである。日米で開発中であるがアメリカでは最近、二つのグループがプロトタイプの開発に成功している。10年後を目途の成功を目指しているが、これまでの歴史を鑑みると必ずや発電ユニットが実用化されることが強く示唆される。
○農産物は、プラント内で極めて高効率で生産され高機能ロボットも登場する。なので、土地・衣食住はフリーとなる。但し、新奇性・独自性・創造性や芸術・文化や安心・安全等については、特異点の段階を迎えるまでは価値が消失する事はない。
○不老の体を手に入れる。我々は自身の体と生命について今とは比較にならない深さで、その神秘を明らかにしていく。肉体と技術の本格的融合により体の中と外という概念も再定義を迫られる。
○核兵器は、無力化されるどころか貯蔵核兵器が爆発させられる事が可能となる。
等々である。
SFと見紛うが、実現可能性が10年乃至20年後に迫っている世界が垣間見え壮大な奥行きのあるスケールに驚く。
既存宗教は、多分生き残れない。
試行錯誤の進化の世界からエクサコンピューティングという異次元の世界が顕れる。
600頁近い大著であり序章・第1章後は著者推奨の飛ばし読みしたが強烈なインパクトがあった。
実に興味をそそる具体的事実があり、そこから得られた著者の結論である。実績も素晴らしい。
47歳と若く、更なるご活躍を祈念する。