「~の代わりに自身がダメージを受ける」または「かばう」と表記される、渾身維持によく使われる庇いの仕様を解説します。
基本は字面の通り、対象がダメージを受けようとする時に自分が代わりに受ける効果です。ただし、毒のダメージは庇えません。あとつよい人形の災禍の波動も特殊な割合ダメージ故か庇えません。
対象はダメージを受けなかったことになり、更にダメージは庇ったキャラを基準に算出されます。例えば光属性キャラが他属性のキャラを庇って、闇属性の攻撃を受けた場合、きちんと属性有利のダメージ-50%補正が入ります。属性耐性やダメージカットなども同様で、全て最終的にダメージを受けるキャラのみを参照します。
なお、召喚系マルチボールは庇いの対象に入りません。
そして実戦ではまず現れませんが、庇い効果には優先度が設定されており、複数のキャラが同じ対象を庇おうとする場合に違ってきます。
優先度はファフ>ライアのマルチボール>他全員(2020/4/8時点)です。
まずは優先度が高い方が適用され、そして優先度が同じの場合、編成順に左から(マルチボールなら召喚順に古い方から)適用されて、すでに庇われているキャラを更に庇うことはできません。
ややこしいので例を挙げます:
- 1レオン・2ファフ・3ジェラール
まず優先度が最も高いファフが適用され、レオンとジェラールはファフに庇われました。その後レオンがジェラールを、そしてジェラールがレオンを庇おうとするが、両方既にファフが先約済みなのでできません。
結果:ファフが3人分のダメージを受けます。
- 1レオン・2ファフ・3ラーゼルト
同じくファフが他二人を庇い、レオンはラーゼルトを庇えませんが、ファフは自分を庇わないのでラーゼルトのファフを庇う効果は作動します。
結果:レオンとラーゼルトのダメージがファフに、ファフのダメージはラーゼルトに行きます。
- 1レオン・2ラーゼルト・3ジェラール
全て優先度同じなので左から処理します。レオンがジェラールを庇い、ラーゼルトがレオンだけを庇い、ジェラールは庇えません。
結果:ジェラールのダメージがレオンに行き、他はラーゼルトに行きます。
- 1レオン・2ジェラール・3ラーゼルト
ジェラールとラーゼルトの順番が逆なのでジェラールのレオン庇いが先に入り、ラーゼルトはジェラールしか庇えません。
結果:レオン→ジェラール、ジェラール→ラーゼルト、ラーゼルト→レオンになって、全員がダメージを受けるようになります。ただし全く庇いがない時とは違い、例えばリーダーだけが攻撃を受けた場合、実際にダメージを受けるのは2番めのジェラールになります。
以上です。まぁ後半はあまり意味ありませんけどね。単体回復が強くならない限り、庇いはどこまで行っても渾身維持、即死防止、そして非有利属性キャラ(という名のシャスス)をメインに出した時用でしょうね。