番組詳細
テレメンタリー2021「拭えぬ不安 避難計画 〜福島の教訓はどこに〜」
再稼働が迫る東北電力女川原発。地元では再稼働を切望する声が上がるが、事故が起きた場合の避難計画には実効性に疑問符が付いたままだ。福島の教訓は生かされているのか?
◇番組内容
今年3月、水戸地裁が東海第二原発の運転差し止めを命じる判決を出した。その理由は、避難計画の不備。一方、同じ太平洋に面した東北電力女川原発は、東日本大震災で津波の被害にあった「被災原発」として初めて、再稼働の地元同意を取り付けた。東北電力は2022年度中の対策工事完了を目標とし、再稼働は早ければ2年後に迫る。再稼働に向けた地元同意の議論の中で、避難計画の実効性を疑問視する声が集まった。
◇番組内容2
原発の先に位置する牡鹿半島の住民は、原発に近づく避難路で逃げなくてはならない。また、震災で道路が寸断され陸の孤島になった経験から、陸路での避難は不可能だと不安を募らせる。唯一の避難路となる県道2号は整備を求めるが、財政難から県単独の整備が難しく、国の財源頼みで整備の見通しが立たない。福島の事故が突き付けた原発事故による避難の過酷さは、10年経った今、教訓としてどのように生かされているのか検証する。
◇ナレーター
山根基世
◇制作
東日本放送
【プロデューサー】藤井尚弘
【ディレクター】川原千夏子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/
その他
- ジャンル