「鉄道マニアは鉄道会社に入社できない」
「鉄オタは採用試験で必ず落とされる」
これ、いろいろなところで言われており、ネット上にも解説記事がたくさん出回っていますが、実際はどうなのでしょうか?
今回の記事では、そのあたりを書きたいと思います。
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経験者の結論 「鉄道マニアは落とされる」はウソ!
まず結論から言うと、「鉄道マニア・オタクは鉄道会社に入れない」は真っ赤なウソです。
なぜそんな断言ができるのか?
私の同僚に、マニア・オタが何人もいるからです。
乗り鉄も撮り鉄もいます。
自分で撮った鉄道写真をブログにたくさん載せている人だっています。
もし「マニアは入れない」が本当ならば、私の同僚はどうやってウチの会社に入ったんだという話になります(笑)。
鉄道員は全国で何十万人もいます。
それだけいれば、鉄道マニアが絶対に含まれています。
皆無なんてことはありえません。
採用基準は「会社の役に立つ人間かどうか」
そもそも、会社が社員を採用する基準は「マニアかどうか」ではありません。
「会社の役に立つ人間かどうか」です。
たとえマニアでも、会社の役に立つ人間なら採用されるでしょうし、役に立たないと判断されたならば、マニアかどうかに関わらず落ちるでしょう。
「マニアだから」採用試験に落ちるわけではありません。
まあ、よく考えてみれば当たり前の話です。
NGなのは公私混同
鉄道会社が弾くのは「マニア」ではなく「仕事と趣味を混同する人」です。
ようするに公私混同。
そういう人は鉄道に限らず、どこの会社にも弾かれるでしょう。
私の同僚のマニアも、仕事と趣味はゴッチャにしていません。
そういう人間だから採用されたのだと思います。
採用試験の際は、「公私混同する人間だ」と思われるような言動や態度をとらないように注意しましょう。
こういう人が嫌われる 会社説明会でのエピソード
実は私、「先輩社員」として会社説明会に出席したことが一度あります。
ああいう説明会って、参加者の学生から先輩社員への「質問タイム」がありますよね。
その質問タイムのときに、
「御社の車両に積まれている○○の機器について聞きたいのですが」
という類の質問をしてきた学生がいました。
これ、個人的な知識欲を満たしたいだけの質問ですよね。
常識的に考えて、会社説明会で先輩社員にする質問ではありません。
(少なくとも私はそう感じました)
こういうのが公私混同で、鉄道会社に嫌われる典型例だと思います。
就活中の学生さんは気を付けてください。
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