●メタ解析:イベルメクチンは重症度を問わず死亡率を減少させ、発症予防効果もある
→24個のRCTのメタ解析です。
イベルメクチンは効果が期待できる(すべき)レベルのエビデンスがすでに出ているように思います。
昨年12月時点までのRCTと観察研究を合わせたメタ解析でも有効性ありの結果でした。
スレッド
会話
返信先: さん
さて・・・、エビデンスとしてあとは何が足りない?
Ivermectin for Prevention and Treatment of COVID-19 Infection
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・イベルメクチンは抗ウイルス作用と抗炎症効果を有しており、現在までSARS-CoV-2の治療薬として多数の臨床試験が行われている。
・イベルメクチンはin vitroで免疫応答を抑制するウイルス蛋白質の働きを阻害するという報告があるが、そのEC50は生体内では達成できない可能性がある。
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・その他の機序としてウイルスのプロテアーゼ阻害作用、抗炎症作用、spike proteinと細胞との結合の競合阻害などが考えられている。
・イベルメクチンは安価であり、バングラディッシュの試算では5日間の治療に要するコストは0.60-1.80米ドルである。
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・2021年4月25日までの文献データベースを検索した。著者の2人が文献選定、データ抽出、バイアスリスク評価を行った。メタ解析を行い、GRADEによるエビデンスの確実性の評価(A~D)と死亡率に関する解析を行った。3406例の患者を含む24個のRCTが解析対象となった。
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(結果)
・15試験のメタ解析の結果、イベルメクチンは対象群と比較して死亡率の減少が見られた(平均RR 0.38, 0.19-0.73, 中等度の確実性(B))。同様の結果が、DerSimonian-Laird法およびBiggerstaff-Tweedie法を用いた逐次解析のいずれでも確認された。
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・確実性の低いエビデンス(C)として、イベルメクチンの予防投与はCOVID-19発症を平均で86%(79-91%)減少させた。
・確実性の低いエビデンス(C)として、イベルメクチンは「人工呼吸器の回避に関して有益性がない」事が示唆されたが、「改善」と「悪化」に関する効果推定は明らかな有益性を示していた。
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・確実性の低いエビデンス(C)として、重篤な有害事象は稀だった。
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(結論)
・イベルメクチンの使用によりCOVID-19の死亡者数を大幅に減少できるという、中等度の確実性のエビデンスが得られた。
・病初期にイベルメクチンを使用する事により、重症化する人数を減少させることができる。
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・安全性は明らかであり、コストも低い事から、イベルメクチンは世界のSARS-CoV-2パンデミックに大きな影響(a significant impact)を持つ可能性がある。
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・死亡率減少効果
1.1.1が軽症から中等症を対象にした検討で死亡率は有意に76%低下。
1.1.2が重症例を対象にした検討で死亡率は49%低下していますが、有意差は出ていません。
1.1.3は軽症から重症を対象にした検討で死亡率は有意に82%低下。
全体で死亡率は62%低下しており、その差は有意です。
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→前に紹介したメタ解析(2020年12月12日報告まで)でも死亡率減少効果が示されていました。
この報告内のペルーにおけるイベルメクチン配布キャンペーン前後での死亡者数の変化がimpressiveでした。
再掲します。
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Review of the Emerging Evidence Demonstrating the Efficacy of Ivermectin in the Prophylaxis and Treatment of COVID-19
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返信先: さん
一応こういう考え方もあります。
引用ツイート
Health Nerd
@GidMK
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Ivermectin for COVID-19 has been in the news again recently, so I wrote about the evidence and why we're still unsure if it has any benefit at all
gidmk.medium.com/does-ivermecti
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