とある三兄妹のデンドロ記録:Re   作:貴司崎

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前回のあらすじ:妹「何故かゴブリンがアイテムを落とさない……謎だね」兄「謎だな」末妹「謎なのです」


パーティー合流と情報整理

 □<サウダ山道> 【戦棍騎士(メイスナイト)】ミカ・ウィステリア

 

 ……私達ウィステリア三兄妹はパーティーを組んで【墓標迷宮探索許可証】を入手する為のクエストを受けている途中、“倒したゴブリンが何故かアイテムを落とさない”という怪現象に遭遇した。更にそれらのゴブリンが強化されて居た事から、パーティーのリーダーである近衛騎士団所属の【聖騎士(パラディン)】リリィさんは『【ゴブリン・キング】の存在はほぼ確実。

 加えてアイテムを落とさない現象の事を考えるにそれ以外の異常が発生している可能性もある』として、その異常事態を同じクエストを受けている付近のパーティーやアルター王国第一騎士団団長【天翔騎士(ナイト・オブ・ソアリング)】リヒト・ローランさんに魔道具を使って連絡を取って居たんだけど……。

 

「…………はい、分かりました。では、こちら側は部隊を合流させて異常事態の調査を続行します。……それでは皆さん、これから私達は近くにいるパーティーと合流してこの異常事態の調査を行う事になりました。とりあえず通信で分かった現在の状況を説明します」

 

 通信で情報を集め終わったリリィさん曰く、南側に居る他のパーティーでも倒したゴブリンがアイテムを落とさない現象が確認出来ており、更に複数のパーティーがゴブリンの部隊に遭遇している事から【ゴブリン・キング】が率いて居る戦力は相当なものになっていると思われる。なので二、三パーティーになる様に合流した上で<サウダ山道>周辺のゴブリンについて調査を行う事になったみたい。

 ……ただ、こちら側の最大戦力である<超級職(スペリオルジョブ)>のリヒトさんは現在<ノズ森林>の方に現れた純竜級モンスターと交戦中だそうで、<サウダ山道>に来るまでしばらく時間が掛かるのでそれまでは相手の規模を測る為の調査に集中して、もし規模が大きかった場合には可能な限り交戦を避けて援軍を待つ方針で行くとの事。

 

「……では皆さん、ここまでの説明で何か質問はありませんか?」

「特に文句を付ける所が無い説明だったから質問は特に無いですね。俺はそれで構いませんよ」

「実に分かりやすい説明だったしな。……それに編集部としてはこんな異常事態の情報を逃す手は無い」

「私も大丈夫です」

「……パーティーリーダーの指示に従うだけだ」

 

 そんな感じでパーティーメンバー全員がリリィさんの説明に納得してその提案に従う事を決めた為、私達はまず他のパーティーと合流する事になったのだった。

 

「それでは、近くにいるパーティーと合流しましょうか。……報告によると<マスター>と組んでいるパーティーが一つ、騎士だけで組んでいる調査担当パーティーが一つこの近くに居る様なので、それぞれの中間地点辺りを合流する事にしましょう。……それとティルル、貴女は上空から周辺の警戒を。何かあったら知らせなさい」

『承知しました、お嬢様』

 

 そうして私達は周囲を警戒しながら<サウダ山道>の街道を進んでいったのだった……うん、今の所は順調に進んで居るね。私の“直感”も『このままでいい』と言ってるし、後はここから先に何が待ち受けて居るかかな……。

 

 

 ◇

 

 

「……それでは、そちらが遭遇したゴブリンもアイテムを落とさず、ステータスが倍加して居たのですね?」

「はい、ローラン卿。……相手は下級のゴブリンでしたし、パーティーを組んで居た<マスター>の方の助けもあってどうにか撃破出来ました」

「それと周辺を調査した結果、この近辺でのゴブリン以外のモンスターの数がかなり減って居るようです。……確か、過去に【ゴブリン・キング】率いる群れが経験値稼ぎの為に周辺のモンスターを狩りつくす行動を取った事があるらしいので、これもその類いである可能性は高いかと……」

「【探偵(ディティクティブ)】【警邏(パトロール)】【追跡者(チェイサー)】などのジョブスキルで調べましたが【ゴブリン・キング】を見つける事は出来ず……」

 

 はい、そういう訳で私達は特に何事も無く無事に近くのパーティーと合流する事が出来ました……そして、今はリリィさんに『自分達が情報交換をしている間に、<マスター>達は今後の事を考えてお互いの自己紹介と情報交換をしておいてほしい』と頼まれたんだよね。

 ……相手方の<マスター>は男性一人、女性二人の三人パーティー(それとガードナーの<エンブリオ>っぽいのが居る)みたいだけど、どうやらアットさんの知り合いらしく……。

 

「……というか、合流するパーティーの<マスター>達はお前等だったのか。まあラッキーかな」

「いやー、組み分けでハブられたオーナーが戻ってきてくれて助かったよ。正直慣れない指揮がキツかったし」

「<Wiki編集部>の戦闘パーティー復活ですね」

『KUEE』

「オーナーと合流出来て良かったです」

『『『よかったなー』』』

 

 実は、向こうの<マスター>達はアットさんがクランオーナーを務める<Wiki編集部>のクエストに参加した残りメンバーだったんだよ。お陰で、特に揉め事とかが起きる事無くスムーズに合流出来たね。

 ……おっと、よく見たらそれに私達に縁があった人も居るし、ちょっと挨拶しておこうかな。

 

「やぁ、アミタリアさん。久しぶりだね」

「えっ? ……ああ! ミカさん達がオーナーのパーティーに居たのか。これは頼りになりそう」

「アミタリアさんこそ、今日はよろしくお願いしますのです」

「……しかし、考察クランである<Wiki編集部>に入っていたとは驚いたな」

 

 そう、向こうの<Wiki編集部>パーティーには、以前どっかのカマキリをボコった時に知り合った<マスター>であるアミタリアさんが居たんだよね。

 ……しかし、お兄ちゃんの言った通り彼女が<Wiki編集部>に加入してたとはちょっと驚いたよ。人の縁とは不思議だね。

 

「まあね〜。……元々、私は適当に走り回りながら色々な景色を見たいと思ってデンドロを始めたんだけど、この世界は本当に広いからね。せっかくだからもっと色々な事が知りたいと思ってこのクランに入ったのさ」

「……アレ? アミタリアさん、お知り合いですか?」

「アミタリア、お前レント達と知り合いだったのか?」

 

 そんな感じで私達三人がアミタリアさんの話を聞いていると、それに気付いたアットさんと<Wiki編集部>の残りのメンバーである弓を持って肩に烏を乗せた男性と、周りに小さい妖精? みたいなのを連れた少女がこっちにやって来た。

 ……今後も行動を共にする訳だし、丁度いいから初めて会った人達には自己紹介もしておこうかな。

 

「初めまして。私は【戦棍騎士】のミカ・ウィステリアだよ。今日はこれからよろしくね」

「【武闘家(マーシャル・アーティスト)】のミュウ・ウィステリアなのです。よろしくなのです」

「二人の兄の【紅蓮術師(パイロマンサー)】レント・ウィステリアだ。よろしく」

「あ、これはご丁寧に。……僕は【狩人(ハンター)】の久遠(くおん)たむーです。こっちは僕の<エンブリオ>【誘導神鳥 ヤタガラス】です」

『KUEEEE!』

 

 まず、弓装備で狩人っぽい格好をした青髪の男性の名前は久遠たむーさん。その肩には【ヤタガラス】と言うらしい三本足で黒い羽毛に所々金色が入っている見た目の烏型<エンブリオ>を乗せている。

 

「私は【魔術師(メイジ)】のリゼ・ミルタと申します。……そして、この子達が私の<エンブリオ>の【支援妖精 フェアリー】達です」

『はじめましてー』

『よろしくなー』

『こんごともごひいきにー』

 

 もう一人の茶髪の少女の名前はリゼ・ミルタちゃん。彼女はお兄ちゃんも以前使っていた【リトルトレントの魔杖】と【マジックローブ・1】の女性用を装備していて、周りにはそれぞれ別の色のトンガリ帽子と服を着た身長20センチぐらいのゆるキャラ妖精──彼女の<エンブリオ>である【フェアリー】達が飛び回っていた。

 ……そんなこんなで、私達のパーティーと向こうのパーティーは一通りの自己紹介を済ませ終わり、引き続き周囲を警戒しつつ騎士達の話が終わるのを待つ事にした。

 

「現在のところ分かっている情報は以上です」

「……成る程、分かりました。……やはり、現在集まっている情報だけではこの異常事態の原因までは分かりませんか……。<マスター>の皆さんも自己紹介は終わった様ですし此方へ。現在分かっている情報とこれからの行動予定を話します」

 

 そうして情報交換が終わったらしいリリィさんが私達を呼んで現在分かっている情報を話し始めた……彼女が言うには、現在分かっている限りで『ゴブリンのステータスが倍加している』『ゴブリンが複数の部隊に別れて組織立って行動している』『ゴブリン以外のモンスターが非常に少なくなっている』『ゴブリンを倒してもアイテムを落とさない』といった感じらく、アイテムを落とさない部分以外は【ゴブリン・キング】が発生した過去の状況と酷似しているとの事。

 

「そういう訳で、これから私達はやるべき事はゴブリン達を強化・指揮している【ゴブリン・キング】らしき個体を探し出す事です。……ただし、アイテムを落とさないという前例の無い事態が発生しており、最悪<UBM(ユニーク・ボス・モンスター)>が発生している可能性も想定して援軍が来るまでは調査を優先して可能な限り交戦を避けます。……もし<UBM>が発生していた場合、この戦力では太刀打ち出来ないでしょうから」

 

 そう言ったリリィさんと他の騎士達の雰囲気は非常に深刻なものであり、それにつられて私達<マスター>の雰囲気も真剣なものになった……<UBM>とは今まで遭遇した事は無いけど、彼等の雰囲気からして通常モンスターとは比べ物にならない実力なんだろうね。

 ……みんながそんな雰囲気になった事に気が付いたのか、リリィさんはおそらくワザと笑みを浮かべながら雰囲気を柔らかいものに変えながら話を続けた。

 

「……まあ、しばらくすれば援軍としてこれまで多くの<UBM>を倒した経験のある超級職であるリヒト団長が来てくれますし、それまでは調査に徹すれば良いだけですからあまり緊張しないで下さい。……それでは、ここまでの事で何か意見や質問はありますか?」

「……それじゃあ、質問では無いんだが一ついいか?」

 

 リリィさんが説明を終えた後、意見を求めた彼女に対してアットさんが手を上げて一つの提案をした。

 

「うちの久遠たむーの【ヤタガラス】には設定した“目的地”に向かう事が出来る《神鳥の導き》ってスキルがあるんだが、それを使えばその【ゴブリン・キング(仮)】の居場所が分かるかもしれないぞ」

「本当ですか⁉︎」

「うん。……まあ、スキルの発動にはいくつか条件があるんだけどね」

 

 具体的に《神鳥の導き》とは“目的地”に対する情報量・現在地からの距離・自身のジョブレベル及び<エンブリオ>の到達形態・目的地の希少性や隠蔽度合いなどからスキルが発動出来るかを【ヤタガラス】が判定して、可能であれば【ヤタガラス】がそこまで飛んで行くというスキルらしい……とはいえ、“一度会ったことがある人”とかでも、余程距離が離れていなければ問題無く発動可能なぐらいには判定条件は緩いらしいけど。

 ……まあ、そんなこれまでの大前提を覆す様な爆弾発言を聞いた騎士達には少し動揺が広がったりしたけど、そこは歴戦の騎士達だけあって直ぐに冷静さを取り戻したみたい。

 

「それでは久遠たむーさん、そのスキルは発動出来るんですか?」

「んー、ちょっと待ってね……ヤタ、この辺のゴブリン達を指揮している【ゴブリン・キング(仮)】を目的地に《神鳥の導き》は使える?」

『……オッケー! イケルヨー!』

「えっ! 喋れるの⁉︎」

『チョットダケナー!』

 

 ちょっと驚いて言葉が出てしまった私に対して、そう答えた【ヤタガラス】はそのまま身体を金色に光らせながら飛び立っていった……そして、その航跡には金色に輝く光の帯の様なものが現れていた。

 

「あ、あの金の帯はスキル使用中にヤタが通った後の記す為のもので、しばらくは残り続けるのでアレを目印に後を追えば目的地に着けますよ」

「ありがとうございます、久遠たむーさん。お陰でこの事件の解決の糸口がつかめそうです。……しかし、<エンブリオ>とは本当に凄いですね。これで指名手配犯とか終えませんかね」

「うちのクランに依頼をしてくれれば報酬次第で請け負うが? うちは方針上そういう<エンブリオ>の持ち主が多いし。……尚、報酬は王国の希少な情報とかでも良いぞ」

 

 そんな会話をしつつも、私達は目印である金色の帯が消えないうちに急いで【ヤタガラス】が飛んで行った方向へと向かって行ったのだった……さて、私の“直感”は『この先に強敵がいる』ってビンビンに行ってるんだけどどうなるかな。

 ……私の“直感”ってその裏付けとかは取れないからね。お兄ちゃんやミュウちゃんには信じて貰えるんだけど、こういう時に他人へ話し難いのがもどかしいよ。

 

 

 ◆◆◆

 

 

 ◾️<サウダ山道> ??? 

 

 ……そこは<サウダ山道>の南側にある山岳地帯、すぐ南には<ネクス平原>があるその場所には百を超える多数のゴブリンと、それらを指揮する一体の“王”の姿があった。

 その“王”の姿は身長3メートル程、肉体は全面的に引き締まった筋肉質で、その背には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を背負っているという、一眼見るだけでも高い戦闘能力を持っていると分かる出で立ちだった。

 ……そして、今その“王”は周囲の偵察に出ていた指揮下の【ゴブリン・スカウト】の報告を黙って聞いていた。

 

『報告します。……現在、北にある大きな街から多数の人間の戦士が出てきている様です。……どうやら奴等は街道周辺の調査とそこに居るモンスターの討伐を行なっているようで、現在でも威力偵察に出ていた下級部隊がいくつかやられています』

『……ソウカ。……ダガ、死ンデイッタ者達ノ一部ハ帰リ、再ビコノ世ニ舞イ戻ルデアロウ……』

 

 その報告を受けた“王”は、どこか遠くを見ながらそんな事を呟き……直後、その雰囲気を一変させて身体中から戦意を立ち上らせた。

 ……そのまま背中に挿した大剣を引き抜き掲げて、指揮下のゴブリン達に宣言した。

 

『ダガ、我等ノ同胞ヲ殺シタ人間ドモヲコノママ放ッテ置ク訳ニハ行カヌ。……皆ノ者、出陣デアル! ソノ人間ドモヲ一人残ラズ殲滅シ、我等ノ糧ニシテクレヨウ!』

『『『『『おおおおおおおおおおおお──────っ!!!!!!』』』』』

 

 その“王”が発した宣言に周りに居たゴブリン達──【ホブゴブリン・ウォーリア】【ホブゴブリン・ソードマン】【ホブゴブリン・ランサー】【ホブゴブリン・アーチャー】【ホブゴブリン・メイジ】【ホブゴブリン・プリースト】などの()()()()()()()()()達を含む軍勢が大声で答えた。

 

『……ソウダ、我等ノ敵ヲ殲滅シ一人残ラズ糧トスル……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ノダカラ……』

 

 ……その歓声の中で“王”が呟いたその言葉を聞いた者は居なかった……。




あとがき・各種設定解説

アミタリア:編集部メンバーその一
・クラン内での主な役割は戦闘と<エンブリオ>で必要な人材を運ぶ移動要員。

久遠たむー:編集部メンバーその二
・編集部に入ったのは元々ゲームでは色々な所を見て回って考察とかをネットに上げるタイプだったから。
・ゲームでの名前はその場で適当なネタネームをつけるタイプ(現在の名前についても特に気にしていない)

【誘導神鳥 ヤタガラス】
<マスター>:久遠たむー
TYPE:ガードナー
能力特性:導き
到達形態:Ⅲ
固有スキル:《神鳥の導き》《金烏の炎》《誘導光》《視覚転写》
・モチーフは日本神話に登場するカラスにして導きの神“八咫烏”。
・外見は小型の三本足のカラスでステータスはMP・AGIが高く、頭も良いので短文なら喋る事も可能。
・《神鳥の導き》は一度使用を終えると1時間のクールタイムが発生する。
・《金烏の炎》はMPを消費して目視した対象を追尾する金色の炎を発射して攻撃するスキルで、弾速と追尾能力にリソースを多く割いているので威力は低め。
・《誘導光》は【ヤタガラス】が攻撃を当てた事がある敵一体に金色の光を纏わせて、その対象を狙ったマスターの攻撃に誘導効果が付加される様になるMP消費のアクティブスキル。
・《視覚転写》はMPを消費して【ヤタガラス】の視界をマスターに見せるスキルで、その間はマスターが覚えている視覚系スキルを【ヤタガラス】越しに発動させる事も出来る。

リゼ・ミルタ:編集部メンバーその三
・実は魔法少女に憧れてこのゲームを始めた人で、魔術師ギルドでデンドロ魔法の考察をしていた所をアットにスカウトされた。
・編集部では魔法に関する考察と魔法戦力が必要な時の戦闘要員を担当している。

【支援妖精 フェアリー】
<マスター>:リゼ・ミルタ
TYPE:ガードナー
能力特性:魔法運用支援
到達形態:Ⅲ
固有スキル:《マジカル・ラーニング》《マジカル・コントラクト》《フェアリー・コーラス》
・モチーフは西洋の神話や伝説に登場する超自然的存在の総称“フェアリー”。
・見た目は20センチくらいの三頭身ゆるキャラ妖精で第三形態では三体存在し、ステータスは全て同じでMP特化で他はAGIが少し高いぐらい。
・《マジカル・ラーニング》はマスターが習得した魔法系スキルを100%の確率で、或いは発動を目撃した魔法系アクティブスキルを最大で10%ぐらいの確率で【フェアリー】がスキルレベル1の状態でラーニングするスキル。
・《マジカル・コントラクト》は【フェアリー】が覚えている魔法を、その一体につき事前に設定した一つだけマスターが使える様になるスキル。
・《フェアリー・コーラス》はマスターが使用可能な魔法一つを【フェアリー】と一緒に発動させる事で効果を大幅に上昇させるアクティブスキル。
・要するにマスターと【フェアリー】達限定で《ユニゾン・マジック》を発動させるスキルであり、使用後に十分のクールタイムが課せられる。
・メタ的にはリメイクによる話の展開上リストラされた【フェアリー】を設定を変えて再登場させた形。

リリィ&騎士達:アルター王国は人材豊富()
・王都の警備を担当している第一騎士団は犯罪の捜査なども仕事にある為、それに対して有用なジョブをメインにしている者も多数いる。
・尚、騎士団だからといって必ずしもメインジョブを騎士系統にしなければならない訳では無い(次代の【天騎士】候補を育てる理由もあって近衛騎士団は別)
・なので、事務方や捜査担当はジョブ同士の相性の関係で騎士系統のジョブに就いていない者も多い。
・と言っても、騎士の国だけあって騎士系統のジョブに適正を持つ者が多いので、戦闘系騎士団員のメインジョブは殆ど騎士系だが。

“王”:<サウダ山道>のゴブリンを指揮する存在
・詳細はまだ不明。


読了ありがとうございました。
次回からはおそらく本格的に話が動き始めると思います。

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