【速報】“夫婦別姓認めない規定”最高裁 再び「合憲」 2015年と同じ判断

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夫婦別姓訴訟で最高裁大法廷は、6年前に続いて「合憲」の判断を示した。

原告の3組の事実婚の男女は、2018年、夫婦別姓を認めない民法などの規定は憲法違反と主張し、別姓での婚姻届の受理を求めて審判を申し立て、1、2審で退けられていた。

夫婦別姓をめぐっては、最高裁大法廷が2015年に憲法に違反しないと初めて判断していて、23日の決定でも、「2015年の大法廷判決以降の社会や国民の意識の変化の諸事情をふまえても、判断を変更すべきと認められない」と指摘した。

そのうえで、「この種の制度のあり方は国会で論ぜられ、判断されるべき事柄にほかならない」と述べ、夫婦別姓を認めない規定は、憲法に違反しないとの判断を示した。