高画質な映像作成に最適 拡張機能も豊富な動画編集ソフト
高画質な映像の作成に適した動画編集ソフトです。余分な映像のカットやノイズの除去、色調の補正などの編集機能に加え、画質を劣化させることなく動画ファイルを作ることができます。「AVIファイルの連結」機能により、手軽にAVIファイルの結合が行えるところも魅力です。さらには、プラグインの導入によって機能拡張ができ、本格的な動画作成に挑戦したいというときに、力になってくれるでしょう。
拡張機能を使って高度な編集も
AviUtlの使い方は簡単です。まず解凍したフォルダー内にある「aviutil.exe」を開いて実行します。初回の起動画面はウィンドウが一つだけ表示されます。画面の表示メニューから、編集用のツールウィンドウを表示させます。動画ファイルを読み込んで、ツールウィンドウを操作して編集を行い、完成した映像を動画ファイルとして保存する、流れで作業を行います。映像は無圧縮のAVI形式として出力されますので、編集による画質の劣化はありません。
AviUtl単体による編集機能は、カット・連結、音声入れ替え、ノイズ除去、色調補正など基本的なものです。作者やユーザー有志が公開しているプラグインを追加することで機能を追加できることが特徴です。プラグインには、他の映像との重ね合わせや、ゴーストの除去、各種ノイズフィルター、アニメーション編集など、市販ソフトに負けないものが多数あります。ただし、これらのプラグインを一つひとつ導入するのが面倒という人は、多数の機能が標準搭載された類似ソフトであるCrystel Engineをおすすめします。
AviUtlは、高画質な動画ファイルを作成することができますが、圧縮やファイル変換などで動画ファイルをコンパクトにまとめる機能を持っていません。そのため、作成される動画ファイルの容量が数百MBに及ぶことが珍しくありません。ディスクの空き容量を十分確保して作業することをお勧めします。
動画編集の基本機能を押さえつつ、拡張性にも優れた動画編集ソフトです。AVIファイルの結合にも対応しています。
ユーザーレビュー
真改 井上による
高機能だけど陳腐化している。
高機能だという点は各種のアドオン$861;加によって様々な機能拡張ができるという点。フリーソフトの中でカメラ制御までできるソフトはこいつくらいじゃないかな?一方陳腐化しているというのは、AVIUTL本体の開発が2006年でストップしている点についてだ。32bit版しかないからメモリは最大でも4GBまでしか使えず、編集が非常に重い。有料ソフトだがこれと同等の機能を持つパワーディレクターと比較すると、重さが段違い。10分の動画を編集するのにAVIUTLが30分かかるとすると、パワーディレクターなら5分くらいでできる。本当に、それくらいこのソフトは重い。そしてマシンパワーを上げてもあまり解決にはならないのが悲しいところ。あとはアドオンの追加や設定がすごい面倒。AVIUTL本体はAVIファイルを読み込んで編集する機能しかなく、アドオンを追加することで他の動画編集ソフトに劣らない機能を持つことができる。このアドオンはただ追加すればいいってもんでもなく、追加した後設定を自分でいじらないと正常に動作しないものもある。さらに使う環境によってエラーが起こるからそれを設定いじってあげたりアドオンをさらに追加、ということが必須。いい勉強になるのは確かなんだが、何か環境が変わるたびにこれをやるのは苦痛。アドオンを追加した状態の機能が本当に豊富で高度な編集ができるだけに、本体の陳腐化が非常に惜しまれるソフト。 もっと