Safety
予防安全(アイサイト)
どこまでも“人”を考え抜いた安全テクノロジー。
“ 交通事故ゼロ” という
究極の目標に向かって
アイサイトは、次のステージへ。
アイサイトがさらなる進化を遂げました。高速道路などでの疲れやストレスを大幅に軽減する先進機能「ツーリングアシスト」を全グレードに搭載するとともに、安全運転の支援や視界の拡張を目指したアイサイトセイフティプラスもご用意。万一の自動(衝突被害軽減)ブレーキだけでなく、また、単に移動するだけの自動運転でもなく。あらゆるシーンで総合的にドライバーをアシストすることで危険の芽を摘み、世の中から交通事故をなくしていく。そして、クルマのある人生の愉しさを深めていく。アイサイトはそんなシステムを目指して、たゆむことなく進化を続けます。
疲れを減らし、愉しさを深める先進機能
ツーリングアシストについてアイサイト コアテクノロジー
目で見て、頭で考え、全身を動かす。“人”と同じ基本メカニズム
アイサイトは、主な機能を「ステレオカメラ」による認識と制御によって実現しています。このカメラは常に前方を監視し、人の“目”と同じように距離を測ることが可能。さらにクルマや歩行者、白線などを識別できるほか、広い視野角と視認距離、カラー画像によるブレーキランプの認識など、高い認識性能を誇ります。その情報と走行状況をもとに、“頭脳”にあたるソフトウェアが必要な制御を判断し、状況に合わせてクルマの各ユニットを“手足”のように適切に制御します。SUBARUは、ステレオカメラのポテンシャルをベースにさまざまなセンサーを組み合わせ、あらゆるシーンでより高度な運転支援を実現しています。
第三者機関による予防安全性能評価(2019年度)で、最高ランクを獲得
国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が2019年度に行った安全性能評価試験「予防安全性能アセスメント」で、アイサイト搭載車*が最高ランクを獲得。アイサイトの優れた予防安全性能が高く評価され、「予防安全性能評価 ASV+++」を獲得しました。*試験車両はPremium[リヤビューカメラ(ディーラー装着オプション)およびアダプティブドライビングビーム(メーカー装着オプション)装着車]
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被害軽減ブレーキ試験(対車両):満点(32点満点)
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被害軽減ブレーキ試験(対歩行者):70.4点(80点満点)
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車線逸脱抑制試験:満点(16点満点)
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後方視界情報試験:満点(6点満点)
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高機能前照灯試験:満点(5点満点)
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ペダル踏み間違い時加速抑制試験:満点(2点満点)
84%減少しました。 公益財団法人・交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータを基に独自算出
*1:アイサイト(ver.2)搭載車
*2:2010年度から2014年度に日本国内で販売したSUBARU車のうち、アイサイト搭載可能モデル(アイサイト搭載車246,139台、非搭載車48,085台)の人身事故件数
疲れを減らし、愉しさを深める先進機能
ツーリングアシスト
高速道路における、長く単調な巡航と、ストレスのかかる渋滞。ツーリングアシストは、そんな疲れやイライラから、乗る人を解放することを目指した機能です。アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動的に制御することで、運転負荷を大幅に軽減。制御の正確さはもちろん、質感の領域にまでこだわった、新次元のアシストを実現しています。将来の自動運転につながる大きな進化、ツーリングアシスト。それは乗る人の愉しさを深める機能であり、交通事故のないクルマ社会に向けた確かな一歩なのです。
ツーリングアシストのメリット
疲れにくい
高速道路などでのすべての車速域*1で、運転の主要な操作をアシスト。
さまざまなシーンで疲れやストレスを大幅に軽減します。
安心して使える
機械的でぎこちない動きや急な制御が少なく、人の感覚に近い自然で滑らかな制御を実現。
人生にもっと愉しさを
移動がラクだから目的地で思い切り遊べる。次はもっと遠くまで行きたくなる。
乗る人にそう思っていただける性能を目指しました。
ツーリングアシストの機能
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アクセル、ブレーキ制御
[全車速追従機能付クルーズコントロール*2]
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ステアリング制御
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区画線認識
[車線中央維持]
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先行車認識
[先行車追従操舵]
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ツーリングアシスト
0km/h〜約120km/hの幅広い車速域*1で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシスト。区画線と先行車の両方を認識することで、渋滞から高速巡航まで、
さまざまなシーンで運転負荷を大幅に軽減します。
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0
km/h -
約120
km/h
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渋滞時
車間距離が狭い渋滞時など、区画線が見えない状況でも、先行車を認識して操舵を支援します。
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混雑時
区画線が見えにくい混雑時や、カーブなどでも、区画線と先行車の情報を組み合わせて安定した制御を行います。
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高速巡航時
先行車がいない場合でも、区画線を認識することで車線内中央付近を維持します。
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SUBARUならではの、
確かな性能と安心感SUBARUが運転支援システムの研究開発を始めたのは1989年。「交通事故ゼロ」という究極の目標を掲げ、その性能を着実に進化させてきました。
SUBARUがこだわっているのは、テストコースではなく実際にお客様が走るリアルワールドで、いかに安心して使えるシステムにするかということ。そのために地道な走り込みと検証を行い、作動の正確性や安定性を高めるとともに、ストレスや気持ち良さといった“人の感覚”を徹底的に考え抜いた開発を行っています。
ツーリングアシストの揺るぎない安心感。それは長い歳月の間に培われた技術と経験、そして安全への果てしない想いに、しっかりと支えられているのです。
あらゆるシーンで
ドライバーの安全運転を支援する
アイサイトの多彩な機能
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ブレーキ制御で衝突回避をサポートする
プリクラッシュブレーキ
衝突の危険があるとシステムが判断した場合、ドライバーに注意を喚起。回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止します。前方車両との速度差が約50km/h以下なら衝突回避、または被害を軽減します*3。
- プリクラッシュブレーキによる停止後は停止状態を保持*4。
- ブレーキによる回避操作があった場合、「プリクラッシュブレーキアシスト」によって強い制動力を速やかに発生。
- 広い視野角と視認距離の拡大により、横断歩行者や自転車を早い段階で認識。
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バックの時の衝突回避をサポートする
後退時ブレーキアシスト*5
後退時、車体後部に装着されたソナーセンサーが障害物を検知。衝突の可能性がある場合は、警報音と警告表示で、段階的に注意を喚起します。回避操作がない場合は自動的にブレーキをかけ、衝突回避または被害を軽減します。
- 後方障害物警報機能
障害物までの距離に応じた4段階の警告表示と警報音でドライバーに注意を喚起します。警告表示はマルチファンクションディスプレイなどに分かりやすく表示します。 - 後退時ブレーキアシスト機能
衝突の危険があるとシステムが判断した場合、エンジン出力を抑えるとともにブレーキ制御を行い、衝突回避または被害を軽減します。
RAB=Reverse Automatic Braking
- 後方障害物警報機能
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誤操作による急な飛び出しを防ぐ
AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御*5*6
駐車スペースから出る時などの、シフトレバーやペダルの誤操作による急な飛び出しを抑制。
「発進」だけでなく「後進」への対応も実現しています。- AT誤発進抑制制御
前方の壁や生け垣などの障害物が検知*7され、誤発進とシステムが判断した場合、警報音と警告表示で注意を喚起。同時にエンジン出力を抑え、発進をゆるやかにします。 - AT誤後進抑制制御*5*6
Rレンジの状態でアクセルの急な踏み込みを検知し、誤後進とシステムが判断した場合、警報音と警告表示で注意を喚起。エンジン出力を抑え、後退の飛び出しを抑制します。また、後退時の制限速度を設定できる「後退速度リミッター」も備えています。
- AT誤発進抑制制御
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前のクルマについていくをサポートする
全車速追従機能付クルーズコントロール
高速道路や自動車専用道路で、0km/h〜約120km/hの幅広い車速域*8で先行車に追従走行。高速巡航からノロノロ運転が続く渋滞時まで、アクセルとブレーキ操作のわずらわしさを軽減し、快適で安全なロングドライブを提供します。
- 先行車がいない時はセット車速に応じた速度で定速走行。先行車を検知すると、一定の車間距離*9を保って追従走行。
- 先行車が停止するとブレーキ制御で減速、停止し、停止状態を保持*4。
- 先行車が再発進したら、スイッチかアクセルペダルで再び追従。
- 早いタイミングでの認識・制御により、スムーズで安心感のある加減速を提供します。
- 追従走行時の加速モードを4段階から選択可能。好みに合った加速フィールを提供します。
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車線からはみ出しにくくする
車線逸脱抑制*10
ステレオカメラで走行車線両側の区画線を認識。自動車専用道路などを約60km/h以上で走行している場合、車線からはみ出しそうになるとステアリング操作のアシストを行い、車線からの逸脱を抑制。安全運転をアシストします。
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“うっかり”を注意してくれる
警報&お知らせ機能
自車のふらつき(高速走行時・約60km/h以上)や車線逸脱(約40km/h以上)を検知した場合、警報音と警告表示でドライバーに注意を促します。また、先行車の発進に気づかず停止状態のままでいる場合には、音と表示でお知らせします。