ミャンマー国軍、ソロス財団の口座凍結
【ヤンゴン=共同】ミャンマー国軍の指揮下にあるミャンマー中央銀行は16日までに、米著名投資家ジョージ・ソロス氏のオープン・ソサエティー財団のミャンマー国内の銀行口座を凍結した。外国為替や資金洗浄の関連法に違反した疑いと説明。国軍は、財団が全土で広がる不服従運動に資金支援したとして捜査を始めた。国営紙などが報じた。
国軍はアウン・サン・スー・チー氏が関わる財団も捜査しており、資金面で反国軍の動きを弱体化させる狙いがあるとみられる。
国軍は既にソロス氏の財団幹部1人を拘束したほか、11人を指名手配。2018年に財団が地場銀行と許可なく外国為替取引を行った容疑に加え、財団幹部がクーデター後に不服従運動に対して資金を供与した疑いがあるとしている。
ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。